魔女の家の漫画は読むべき?全巻情報から評判・入手方法まで完全ガイド

フリーホラーゲームとして2012年に公開され、動画サイトを中心に爆発的な人気を獲得した「魔女の家」。

謎解きの面白さと衝撃的なストーリー展開が高く評価され、小説化やコミカライズといったメディアミックスへと発展しました。

なかでも漫画版「魔女の家 エレンの日記」は、ゲームでは断片的にしか語られなかったエレンの過去を描いた前日譚として、多くのファンから支持されています。

ただ「漫画版はゲームを知らなくても楽しめるのか」「小説版との違いは何か」「どこで読めるのか」といった疑問を抱える方も少なくありません。

この記事では、漫画版の基本情報から読む順番、評判、電子書籍での入手方法まで、知りたい情報を網羅的にまとめています。

目次

魔女の家とは?原作ゲームの概要を解説

「魔女の家」は、ふみー氏が制作したRPGツクールVX製のフリーホラーアドベンチャーゲームです。

2012年10月3日にフリーウェアとして公開され、フリーゲーム配信サイト「ふりーむ!」の累計ダウンロードランキングで1位を獲得した実績があります。

プレイヤーは13歳の少女ヴィオラを操作し、森の奥に佇む不気味な館からの脱出を目指します。

行動や選択を誤ると即死してしまう緊張感のある謎解きと、仕掛けごとに用意された独自の死亡グラフィックがこのゲームの大きな特徴です。

ニコニコ動画やYouTubeでのゲーム実況を通じて話題が広がり、「ゆめにっき」「青鬼」「Ib」と並ぶRPGツクール製フリーホラーゲームの代表作として広く認知されるようになりました。

エンディングはノーマルエンドとトゥルーエンドの2種類が存在し、特にトゥルーエンドで明かされる真相は「それまでのプレイ体験すべての意味を変えてしまう」と評されています。

2018年にはRPGツクールMVで全グラフィックを作り直したリマスター版「魔女の家MV」がSteamで発売されました。

2022年10月にはNintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One版も発売され、現在も幅広いプラットフォームでプレイできる環境が整っています。

漫画版「魔女の家 エレンの日記」の基本情報

タイトル・作者・出版社などの書誌データ

漫画版の正式タイトルは「魔女の家 エレンの日記」です。

原作はゲーム制作者のふみー氏が担当し、作画は「かりん(英題:Chibi Vampire)」などの代表作で知られる漫画家の影崎由那氏が手がけています。

出版社はKADOKAWAで、レーベルはドラゴンコミックスエイジです。

掲載誌は月刊ドラゴンエイジで、2017年6月9日発売の7月号から連載がスタートしました。

全9話で構成され、単行本は全2巻で完結しています。

第1巻は2017年12月9日に発売され、最終巻となる第2巻は2018年5月9日に刊行されました。

英語版はYen Pressから出版されており、翻訳はCaleb Cook氏が担当しています。

海外のファンにも手に取りやすい環境が整っている点は注目に値します。

項目 内容
タイトル 魔女の家 エレンの日記
原作 ふみー
作画 影崎由那
出版社 KADOKAWA
レーベル ドラゴンコミックスエイジ
掲載誌 月刊ドラゴンエイジ
巻数 全2巻(完結)
話数 全9話
第1巻発売日 2017年12月9日
第2巻発売日 2018年5月9日
英語版出版社 Yen Press

あらすじとストーリーの特徴

漫画版は、ゲーム本編の「前日譚」にあたる物語を描いています。

主人公は魔女エレンです。

皮膚が爛れ、関節が変形する原因不明の難病を抱えた7歳の少女エレンは、母親に見捨てられ、父親からも愛されない孤独な日々を送っていました。

やがて悲劇的な事件を経て、エレンは痩せ細った黒猫の死骸に宿る「悪魔」と出会い、「人を喰らう館」の主である魔女となります。

館の中でだけ健康な身体を手に入れたエレンは、病を根本から治す魔法を求め、森に迷い込んだ人々を館に招き寄せていきます。

愛されることだけを望んだ純粋な少女が、次第に残酷な行為へと手を染めていく過程が丹念に描かれているのが最大の見どころです。

物語の終盤では、ゲームの主人公であるヴィオラとの出会いが描かれ、ゲーム本編で起こる惨劇への導線が示されます。

「愛とは何か」「人間の弱さ」といった普遍的なテーマが根底に流れており、単なるホラー作品にとどまらない深みを持った作品として評価されています。

漫画版の評判と読者からの評価

Amazonやレビューサイトでの評価傾向

漫画版「魔女の家 エレンの日記」はAmazon.co.jpにおいて、157件のレビューで5つ星中4.7という極めて高い評価を獲得しています。

英語版もGoodreadsで概ね3.7〜4.0前後の評価を得ており、国内外ともに好意的な反応が大半を占めています。

多くのユーザーが評価しているのは、影崎由那氏の画力による表情描写の巧みさです。

特にエレンが闇に染まっていく過程で見せる不気味な笑みや恍惚とした表情は、「ひぐらしのなく頃に」シリーズを彷彿とさせると指摘されることが少なくありません。

ゲームファンからは「原作の世界観がしっかり補完されている」という声が多く寄せられています。

ゲーム本編では断片的にしか明かされなかったエレンの過去や動機が視覚的に描かれることで、作品全体への理解がより深まると支持されています。

注意すべきデメリットや課題点

一方で、いくつかの課題も指摘されています。

まず挙げられるのは、全2巻という短さです。

月刊誌連載の都合上、小説版にあるエピソードが省略・圧縮されており、テンポが速いと感じる読者もいます。

小説版を未読の場合、感情移入しにくい場面があるという意見も一定数見られます。

たとえば、悪魔がエレンに語りかけるシーンの描写が漫画版では曖昧に見える箇所があり、小説版の知識があるかどうかで受け取り方が変わるとの指摘があります。

加えて、暴力表現やゴア描写が強い作品であるため、ホラーが苦手な方にはハードルが高い内容です。

ゲーム版の推奨年齢が12歳以上、リマスター版のESRBレーティングがT(13歳以上)であることを考慮すると、漫画版も同等以上の注意が必要でしょう。

漫画・小説・ゲームの違いと読む順番

3つのメディアの内容比較

「魔女の家」シリーズには、ゲーム・小説・漫画という3つのメディアが存在します。

それぞれ描いている視点と内容が異なるため、違いを把握しておくことで作品をより深く楽しめます。

項目 ゲーム 小説 漫画
視点 ヴィオラ視点 エレン視点 エレン視点
内容 館からの脱出 エレンの前日譚(詳細) エレンの前日譚(圧縮版)
ボリューム プレイ時間2〜3時間 344ページ 全2巻・全9話
独自要素 即死演出・謎解き体験 黒猫のモノローグ(Kindle版特典) 影崎由那による視覚表現
英語版 Steam/コンソール版 Yen Press刊行済み Yen Press全2巻刊行済み

小説版はゲーム原作者であるふみー氏自身が執筆しており、フリーホラーゲーム史上初のゲーム原作者による書き下ろし小説として話題を集めました。

344ページにわたりエレンの心理描写が緻密に描かれており、情報量の面では漫画版を大きく上回ります。

さらにKindle電子書籍版には、紙書籍版に収録されていない掌編「黒猫のモノローグ」と原作者描き下ろしの表紙1点・挿絵35点が特典として追加されています。

漫画版は小説版の内容を全9話に凝縮したコミカライズであり、ビジュアル面での訴求力と手軽さが魅力です。

読書が苦手な方でも漫画版なら気軽に楽しめるという声も多く聞かれます。

おすすめの楽しみ方と順番

公式サイトでは「ゲームのネタバレを含むので、トゥルーエンドクリアまたは視聴後にお読みいただくことを推奨します」と明記されています。

この点を踏まえると、最も作品を深く味わえる順番は以下の通りです。

まずゲーム本編をプレイするか、実況動画でトゥルーエンドまで視聴します。

次に小説版を読んでエレンの背景を詳しく理解し、最後に漫画版でビジュアルとして追体験するという流れが理想的です。

ただし、ゲーム未プレイの状態でも漫画版は独立した物語として成立しています。

ゲームの知識がなくても十分に楽しめたという意見も少なくないため、漫画版から入って後からゲームに触れるという逆の楽しみ方も可能です。

漫画版を電子書籍で読む方法と購入ガイド

無料で試し読みできるサービス

漫画版「魔女の家 エレンの日記」は、複数の電子書籍サービスで試し読みに対応しています。

KADOKAWAの公式Web漫画ポータル「カドコミ(旧コミックウォーカー)」では、作品ページから一部エピソードを無料で閲覧できる場合があります。

このほか、コミックシーモアやブックライブでも無料の試し読みが提供されており、購入前に作品の雰囲気を確かめることが可能です。

BOOK☆WALKERでも試し読み機能が用意されていますので、まずは内容を確認してから購入を検討したい方はこれらのサービスを活用するとよいでしょう。

電子書籍の配信状況と各巻の価格

電子書籍版は各巻682円(税込)で販売されており、主要な配信プラットフォームのほぼすべてで取り扱いがあります。

サービス名 配信 試し読み
BOOK☆WALKER あり あり
Kindle あり あり
コミックシーモア あり あり
ブックライブ あり あり
Renta! あり あり
Apple Books あり あり
カドコミ あり あり

全2巻を電子書籍で揃えても合計1,364円(税込)と手頃な価格です。

紙書籍は発売から年数が経過しているため、書店での店頭在庫が少ない状況が報告されています。

確実に入手したい場合は、電子書籍版の利用が最も安定した選択肢といえるでしょう。

紙書籍・中古市場での入手方法

紙書籍にこだわりたい場合は、Amazon等のオンラインストアで新品または中古品を探す方法があります。

中古市場ではブックオフで1巻あたり275円前後、フリマアプリでは全2巻セットで1,500円前後で取引されているケースが確認されています。

ただし、出品状況は時期によって変動するため、見つけたタイミングで確保しておくことをおすすめします。

なお、ゲーム原作者ふみー氏が執筆した小説版は紙書籍の流通量がさらに少なく、中古市場で3,500円前後まで高騰しているケースもあります。

小説版を読みたい場合は、特典付きのKindle電子書籍版を選ぶ方がコスト面でも内容面でも有利です。

魔女の家シリーズの最新動向と関連作品

2026年時点のシリーズ最新情報

2026年2月時点で、漫画版の続編や新作連載に関する公式発表は確認されていません。

漫画版は2018年に全2巻で完結しており、現時点では追加エピソードの予定もないようです。

ゲーム本体についても、2022年のコンソール版発売以降、新作や続編のアナウンスは出ていない状況です。

ただし「魔女の家」というコンテンツ自体は現在も根強い人気を保っています。

2025年末時点でもゲーム実況動画や感想記事が継続的に投稿されており、公開から10年以上が経過した現在もなお新たなファンを獲得し続けているのが特徴的です。

検索時に注意すべき同名の別作品

「魔女の家 漫画」で検索すると、まったく別の作品である「セーデルホルムの魔女の家」が結果に表示されることがあります。

こちらは彩瀬あいり氏の小説を原作とし、山水みこ氏が作画を担当するファンタジー漫画で、2025年9月に一二三書房のラワーレコミックスから第1巻が発売された作品です。

ホラーゲーム「魔女の家」とは一切関係がないため、電子書籍の購入時には作者名や出版社を確認し、取り違えないよう注意してください。

まとめ:魔女の家の漫画を最大限に楽しむために

  • 漫画版「魔女の家 エレンの日記」は、人気フリーホラーゲームの前日譚を描いたコミカライズ作品である
  • 原作はゲーム制作者のふみー氏、作画は「かりん」で知られる影崎由那氏が担当している
  • 出版社はKADOKAWAで、ドラゴンコミックスエイジから全2巻(全9話)で完結済みである
  • Amazon.co.jpでは5つ星中4.7と高評価を獲得しており、国内外で好意的に受け入れられている
  • 公式はゲームのトゥルーエンドを見た後に読むことを推奨しているが、漫画単体でも物語として成立する
  • 小説版はより詳細な描写を含み、Kindle電子書籍版には独自特典「黒猫のモノローグ」が収録されている
  • 漫画版はビジュアルの訴求力と手軽さが強みだが、全2巻と短くテンポが速い点はデメリットといえる
  • 電子書籍は各巻682円で主要サービスのほぼすべてで配信されており、無料の試し読みにも対応している
  • 紙書籍は書店での在庫が少なく、確実に入手したい場合は電子書籍版が最も安定した選択肢である
  • 「セーデルホルムの魔女の家」という無関係の同名作品が検索結果に混在するため、購入時は作者名と出版社の確認が必須である
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