『リトルナイトメア2』をプレイしていて、ペイルシティの不気味な世界観に引き込まれた方は多いのではないでしょうか。
街中に散乱するテレビ、電波塔から発信される怪電波、洗脳された住人たち、そして建物全体が歪んだ異様な都市景観。
ペイルシティには、一度プレイしただけでは理解しきれない謎や伏線が数多く仕込まれています。
この記事では、ペイルシティの世界観や考察から攻略情報、収集要素の場所、シリーズ全体との繋がりまで、あらゆる情報を網羅的に解説していきます。
初見プレイで行き詰まっている方も、クリア後に考察を深めたい方も、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
ペイルシティとは?リトルナイトメア2の舞台を徹底解説
ペイルシティの基本情報と物語上の位置づけ
ペイルシティ(The Pale City)は、『リトルナイトメア2』のゲームプレイ全体が展開される主要舞台です。
2021年2月に発売された本作は、スウェーデンのTarsier Studiosが開発し、バンダイナムコエンターテインメントが販売を手がけました。
ジャンルはサスペンスアドベンチャー兼サバイバルホラーで、CERO C(15才以上対象)に指定されています。
物語の中で主人公モノは、黄色いレインコートの少女シックスとともにペイルシティを横断し、街の中心にそびえる電波塔「シグナルタワー」の謎に迫っていきます。
ゲーム全体のクリア時間は約4〜5時間で、チャプター1の荒野から始まり、学校、病院を経て、チャプター4でペイルシティの市街地に到達するという構成になっています。
Metacriticではメタスコア82(PS4版)を獲得しており、批評家からも高い評価を受けた作品です。
荒廃した沿岸都市の構造とエリア一覧
ペイルシティは暗く陰鬱な沿岸都市で、無数の高層建物が枯れた植物のように傾き歪んでいる点が最大の特徴です。
街全体がまるで生気を失ったかのようにくすんでおり、ゴミが散乱する路上、板で塞がれた窓やドア、雨に晒されたまま放置された洗濯物が異様な雰囲気を醸し出しています。
唯一まっすぐ立っている建造物がシグナルタワーであり、都市の中心に圧倒的な存在感を放っています。
ゲーム内のエリア構成は以下のとおりです。
| チャプター | エリア名 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| チャプター1 | 荒野(The Wilderness) | ハンターとの追跡劇 |
| チャプター2 | 学校(The School) | 先生やいじめっこが徘徊 |
| チャプター3 | 病院(The Hospital) | 天井を這うドクターと患者 |
| チャプター4 | ペイルシティ市街(The Pale City) | テレビワープとノッポ男 |
| チャプター5 | シグナルタワー内部(The Transmission) | 最終決戦とエンディング |
街にはアパートや郵便局、食料品店、玩具店など、通常の都市生活に必要な施設が配置されており、かつて普通の生活が営まれていたことを匂わせる設計になっています。
ノーウェアの中でペイルシティが果たす役割とは
リトルナイトメアシリーズの世界は「ノーウェア(Nowhere)」と呼ばれる歪んだ異世界に内包されています。
1作目の舞台「モウ」、2作目の「ペイルシティ」、3作目の「スパイラル」は、いずれもノーウェアの一部として存在しています。
ペイルシティはノーウェアの中でも特異な位置づけにあり、シグナルタワーという支配装置を中心に、テレビを通じた住人への洗脳と都市全体の歪みが進行している場所です。
一部の考察では、ペイルシティは「テクノロジーによる支配と人間性の喪失」を象徴する空間として解釈されています。
現実世界におけるメディア依存や情報操作のメタファーとして読み解くファンも少なくありません。
ペイルシティを支配する電波塔とテレビの恐怖
シグナルタワーから発信される怪電波の仕組み
ペイルシティの中心に位置するシグナルタワーは、街全体に怪電波を発信し続けている謎の建造物です。
この電波塔は単なる通信施設ではなく、ノーウェアの世界を維持・拡張するための「支配装置」として機能していると考えられています。
タワーから発信される電波はテレビを媒介として住人たちに届けられ、彼らの意識と身体を徐々に蝕んでいきます。
ゲーム後半でモノがシグナルタワー内部に到達すると、建物の内部が有機的な肉の壁のような異形の空間に変貌していることが明らかになります。
これはタワー自体が生きた存在であり、街全体を「消化」しているかのような不気味さを演出しています。
テレビによる住人の洗脳はなぜ起きたのか
ペイルシティの住人がテレビに釘付けになっている理由は、シグナルタワーからの怪電波による洗脳です。
公式設定によると、ペイルシティには約5万人の住人がいるとされ、彼らは全員がテレビの前に座り込み、一種の催眠状態に陥っています。
テレビが点いている間、住人たちは無害な存在ですが、テレビが消えると途端に凶暴化し、モノとシックスに襲いかかってきます。
この設定には、画面に依存することで自我を失っていく現代人の姿が投影されているとも解釈されています。
テレビという身近なメディアが恐怖の象徴として機能している点は、リトルナイトメア2の世界観を特徴づける要素のひとつです。
街中に散乱する衣服の謎とテレビに吸い込まれた住人たち
ペイルシティを探索していると、至る所に衣服だけが残されている不気味な光景に出くわします。
椅子の上に座った姿勢のまま残された服、窓から垂れ下がるコート、路上に散らばった靴など、着用者がそのまま消失したかのような状態で放置されています。
この謎に対する答えは、公式のコンセプトアートで明らかにされています。
住人たちはテレビに物理的に吸い込まれ、皮膚や肉体がテレビの中に引きずり込まれた結果、衣服だけが現実世界に取り残されたのです。
つまり、ペイルシティに残された衣服の数だけ、テレビに吸い込まれて消滅した住人がいたということになります。
この設定は、ゲーム中に直接語られることはなく、環境描写とコンセプトアートから読み解く必要がある隠された物語のひとつです。
電源なしで動くテレビが示す超常的な歪み
ペイルシティの街中には無数のテレビが散乱しています。
アパートの室内はもちろん、路上、浜辺、ゴミ箱の中、さらには建物の外壁からぶら下がっているものまであります。
注目すべきは、これらのテレビの大多数がコンセントに接続されていないにもかかわらず正常に動作しているという点です。
一部のテレビは電源コードが途切れたまま宙に浮いていたり、砂浜の真ん中で電力源もないまま点灯していたりします。
この超常的な現象は、シグナルタワーの力がペイルシティの物理法則そのものを歪めていることを示唆しています。
テレビが電源なしで機能するという事実は、シグナルタワーの影響が単なる電波の発信にとどまらず、現実世界の法則を根本から書き換えるほどの力を持っていることの証左といえるでしょう。
ペイルシティに登場するキャラクターと敵の正体
主人公モノの特殊能力とノッポ男の衝撃的な関係
モノは紙袋を頭に被った少年で、『リトルナイトメア2』のプレイヤーキャラクターです。
モノにはテレビに向かって集中することで別のテレビへ瞬間移動できる「テレビワープ」という特殊能力が備わっています。
この能力はゲームプレイ上の重要なメカニクスであると同時に、物語の核心にも深く関わっています。
ゲームのエンディングでは、シグナルタワーに取り残されたモノが長い時間をかけて成長し、やがてペイルシティの恐怖の象徴であるノッポ男(Thin Man)になることが暗示されます。
つまり、モノとノッポ男は同一人物の過去と未来の姿なのです。
ノッポ男は帽子を被ったスーツ姿の痩身の男性で、推定身長は約2メートル。
チャプター4でモノとシックスを執拗に追跡してくる恐ろしい存在ですが、実はかつてのモノ自身がたどり着いた悲劇的な結末の姿でもあります。
シックスがモノの手を離した理由に迫る考察
シリーズファンの間で最も議論されているテーマのひとつが、エンディングでシックスがモノの手を離した理由です。
クライマックスの場面で、崩壊するシグナルタワーの中、モノはシックスの手を掴んで救おうとします。
しかしシックスはモノの手を一度掴みながらも、自ら手を離してモノをシグナルタワーの中に落としてしまいます。
最も有力な説として支持されているのは、シックスがモノの正体に気付いたからだという解釈です。
病院のステージでモノがテレビの周波数を調整した際、シックスがモノを怖がるような仕草を見せる場面があります。
この時点でシックスはモノの中に潜むノッポ男の本質を感じ取り、最終的に恐怖から手を離す決断をしたと考えられています。
ただし公式は明確な正解を提示しておらず、プレイヤーの解釈に委ねる形をとっています。
シックス自身の利己的な本質が表出したとする説や、シグナルタワーの歪みがシックスの精神に影響を与えたとする説も根強く存在しています。
視聴者(ビューワーズ)5万人の行動パターンと対処法
ペイルシティの住人たちは「視聴者(The Viewers)」と呼ばれ、約5万人が存在するとされています。
テレビが点灯している間は画面に釘付けで無害ですが、テレビが消えると一斉に凶暴化してモノに襲いかかってきます。
ゲームプレイにおける対処法は明快で、付近のテレビを点けることで視聴者を引き付け、その隙に通過するという方法が基本になります。
逆にテレビを消すことで視聴者を特定の方向に移動させ、通路を開けるパズル要素もあります。
視聴者はガラスを突き破って追いかけてくる場面もあるため、テレビの位置と視聴者の配置を事前に把握しておくことが攻略のカギです。
モノがノッポ男になる時間ループの全容
『リトルナイトメア2』の物語構造には時間ループが組み込まれています。
ゲームの冒頭でモノが見る長い廊下と扉の映像は、エンディングでモノがシグナルタワーに取り残されるシーンと完全に一致します。
シグナルタワーに捕らわれたモノは、長い年月をかけて成長しノッポ男となります。
そしてノッポ男は、テレビを通じて過去の自分(幼少期のモノ)の前に現れ、追跡を開始します。
この構造は、モノの運命が永遠に繰り返される閉じたループであることを示唆しています。
ループが永続するのか、それともいつか断ち切られる可能性があるのかは、シリーズ最大の謎のひとつとして残されたままです。
隠しエンディングではシックスの影が前作の舞台「モウ」のチラシを見つめるシーンが描かれ、時系列上『リトルナイトメア2』が前作の前日譚であることも暗示されています。
チャプター4ペイルシティの攻略と難所ガイド
テレビワープの操作方法と成功のコツ
チャプター4で初めて本格的に使用するテレビワープは、モノがテレビに向かって集中し、別のテレビへ瞬間移動するメカニクスです。
操作方法はテレビの前に立ち、インタラクトボタンを長押しすることで発動します。
成功のコツは、ワープ先のテレビが必ず「オン」の状態になっていることを事前に確認する点にあります。
ワープ先のテレビがオフのままだとワープは失敗するため、事前にテレビのオンオフを切り替えておく手順が重要です。
また、テレビワープ中はモノが無防備になるため、視聴者の位置を把握した上で安全なタイミングで発動することも忘れてはなりません。
エレベーターパズルの正しい解き方と手順
チャプター4の中盤に登場するエレベーターパズルは、多くのプレイヤーが詰まるポイントとして知られています。
解き方の手順を整理すると、まずエレベーターをいったん下の階に降ろし、シックスの協力を得て廊下のレバーを引きます。
上がってきたエレベーターの天井に乗ることで、歯車が見える上階の部屋にアクセスできる仕組みです。
別のエレベーターパズルでは、上の階にあるテレビとエレベーター内のテレビの両方をオンにし、エレベーターを動かした直後にテレビワープでエレベーターの上に乗るという、タイミングが要求される場面もあります。
焦らず手順を一つずつ確認しながら進めることが攻略の近道です。
ノッポ男の追跡シーンを切り抜ける攻略法
ノッポ男がモノを追跡するチェイスシーンは、ゲーム全体でも屈指の緊張感を誇る場面です。
ノッポ男が出現するとモノの動きがスローモーションになる特殊演出が入るため、通常の操作感覚とは異なる点に注意が必要です。
追跡シーンでの基本的な攻略法は以下のとおりです。
まず、廊下でノッポ男が現れたら即座に方向転換し、シックスが逃げ込む右側の部屋のベッド下に潜り込みます。
ノッポ男が通り過ぎるまで動かずに待機し、安全を確認してから次のエリアへ移動するのが定石です。
廃列車を切り離してノッポ男から逃れるシーンでは、列車の連結部分に到達するタイミングが非常にシビアなため、何度かリトライすることを想定しておくとよいでしょう。
最終的にモノはリモコンの力を覚醒させてノッポ男と対峙し、撃退に成功します。
郵便局エリアの荷車配置とワープの組み合わせ
チャプター4後半の郵便局エリアは、荷車の配置とテレビワープを組み合わせたパズルが特徴的です。
まず、ダクトを抜けて郵便局内に降りた後、封筒が山積みになっている場所の左側にある隠し通路に帽子が配置されています。
パズルの核心部分では、荷車を所定の位置まで押して配置し、テレビをオンにしてからワープで移動するという手順を踏みます。
荷車は横向きに設置する必要がある場面があるため、配置の向きを間違えると進行できなくなります。
手順を正しく踏めばスムーズに進行できるものの、ワープのタイミングと荷車の位置関係を同時に管理する必要があるため、初見では手こずるプレイヤーが多い区間です。
ペイルシティの収集要素と隠しエンディングの条件
チャプター4の帽子2種類の入手場所
チャプター4には収集要素として2種類の帽子が隠されています。
1つ目は郵便局エリアで入手できます。
封筒が山積みになった場所に降りた後、左方向に進むと隠し通路があり、奥に帽子が置かれています。
2つ目はチャプター4の後半エリアに配置されています。
どちらも一度取得すればセーブされるため、チャプター選択からやり直して回収することも可能です。
帽子はモノの外見を変更するコスメティックアイテムですが、全12種類をコンプリートすることで達成感を得られる収集要素として設計されています。
ファントム4体の出現ポイントと見つけ方
ファントム(残響する子どもたち)はゲーム全体に18体散在しており、チャプター4には4体が配置されています。
ファントムは半透明の子供の姿で出現し、近づくと消えてしまうのが特徴です。
チャプター4の4体は、開始直後のエリア付近に1体、テレビワープエリア内に2体、後半の市街地に1体という配分です。
見逃しやすいポイントとして、暗い路地裏や棚の陰に隠れているケースがあるため、各エリアを丁寧に探索することが重要になります。
取り逃した場合でもチャプター選択で該当チャプターをやり直せば再回収が可能です。
全18体コンプリートで解放される隠しエンディングの内容
ゲーム全体に散在する18体のファントムをすべて回収した状態でチャプター5をクリアすると、通常のエンディングに加えて隠しエンディングが再生されます。
隠しエンディングでは、テレビから脱出したシックスの横に「影のシックス」が出現します。
影のシックスは前作『リトルナイトメア』の舞台である巨大船モウのチラシを見つめ、物語は幕を閉じます。
このシーンにより、『リトルナイトメア2』の出来事が時系列上は前作よりも前に起きた「前日譚」であることが強く示唆されています。
シックスがモウへ向かう動機が、ペイルシティでの体験に根差していたという解釈が成り立つため、シリーズ全体の理解が深まる重要な追加シーンです。
トロフィーと実績の達成条件一覧
チャプター4に関連する主なトロフィーと実績は以下のとおりです。
| トロフィー/実績名 | 達成条件 |
|---|---|
| ファントムの消失 | 全18体のファントムを発見する |
| 帽子関連の実績 | 各チャプターの帽子をすべて回収する |
| チャプター4固有の実績 | 特定のアクション達成で解除(詳細はネタバレ防止のため割愛) |
トロフィーのコンプリート難易度はそこまで高くないと一般的に評価されていますが、各チャプターでしか入手できない条件付きのトロフィーが多いため、チャプター選択での周回が前提となります。
プラチナトロフィーの取得を目指す場合は、ファントムと帽子の全回収に加え、チャプターごとの固有条件を事前にチェックしておくことをおすすめします。
ペイルシティの評判とユーザーから支持される理由
シリーズ最恐と評されるペイルシティの演出力
ペイルシティはリトルナイトメアシリーズの全ステージの中でも「最も恐ろしい」と評価されることの多いエリアです。
テレビに支配された住人たちの無機質な動き、突如暴走する視聴者の追跡、そしてノッポ男の圧倒的な存在感が、プレイヤーに強烈な恐怖体験を与えています。
特に評価が高いのは、街の奥に進むほど不気味さが段階的に増していく演出構成です。
最初は比較的穏やかだった市街地が、ノッポ男の出現以降は一気に緊張感を高め、シグナルタワーに近づくにつれて都市全体の歪みが加速していきます。
この「じわじわと追い詰められる」感覚は、多くのプレイヤーにとって忘れがたい体験として記憶に残っています。
『リトルナイトメア3』との比較においても、「ペイルシティの恐怖感がシリーズの頂点であった」とする声がファンコミュニティでは多数見受けられます。
多くのプレイヤーが指摘する操作性と初見殺しの注意点
ペイルシティの高い評価の一方で、操作性に関する不満も一定数報告されています。
特にジャンプや掴みの判定が甘いという指摘は発売当初から継続して見られる意見です。
ノッポ男のチェイスシーンや視聴者から逃げる場面では、操作のレスポンスが一瞬遅れることで死亡してしまうケースが少なくありません。
また、チャプター4は初見殺しの要素が集中しているステージでもあります。
ノッポ男が突然出現する場面や、視聴者がガラスを破って襲いかかってくる場面など、事前情報なしでは回避が困難なシチュエーションが複数存在します。
これらの死にゲー的な要素は「恐怖演出の一部として効果的」と捉える層と、「ストレスが溜まる」と感じる層に分かれる傾向があります。
Enhanced Editionで変わるペイルシティの映像美
2021年8月にリリースされたEnhanced Editionでは、ペイルシティの視覚的な体験が大きく向上しました。
Enhanced Editionには2つのグラフィックモードが用意されています。
パフォーマンスモードでは2160p/60fpsでの滑らかなプレイが可能で、ビューティモードでは4K解像度/30fpsにレイトレーシングが加わります。
レイトレーシングの効果が最も顕著に表れるのが、ペイルシティの雨のシーンです。
水たまりに映り込む建物の反射や、窓ガラスに降り注ぐ雨粒の光沢が、オリジナル版とは段違いのリアリティで描写されます。
PS4やXbox One版の所有者はPS5やXbox Series X/S版への無料アップグレードが可能なため、次世代機を所有している方はぜひEnhanced Editionで体験することをおすすめします。
モウ・ペイルシティ・スパイラルをシリーズ全体で比較
舞台の閉鎖性とテーマの違いを整理する
リトルナイトメアシリーズの3作品は、それぞれ異なる舞台と異なるテーマを持っています。
| 項目 | モウ(1作目) | ペイルシティ(2作目) | スパイラル(3作目) |
|---|---|---|---|
| 舞台の種類 | 巨大船舶 | 沿岸都市 | 不気味な場所の集合体 |
| 閉鎖性 | 船内で完結。極めて閉鎖的 | 都市全体に広がるが地割れで分断 | 複数ロケーションを横断 |
| 主人公 | シックス(単独) | モノとシックス(AI協力) | ロゥとアローン(オンラインCo-op) |
| 中心テーマ | 貪欲と飢餓 | メディア依存と情報支配 | 幻想と妄想 |
| プレイ時間 | 約3〜4時間 | 約4〜5時間 | 約6時間 |
| Metacriticスコア | 81〜83 | 82 | 72〜73 |
1作目のモウは船内という密閉空間での恐怖、2作目のペイルシティはテレビや電波塔が象徴するテクノロジーの恐怖、3作目のスパイラルは幻想に囚われる精神的な恐怖と、それぞれ異なるアプローチで「悪夢」を描いています。
閉鎖性という観点では、モウが最も圧迫感が強く、ペイルシティは広い都市でありながら地割れや崩壊した建物で移動が制限されるという独特の閉塞感を生み出しています。
開発会社の変更が世界観の歪みに与えた影響
1作目と2作目はスウェーデンのTarsier Studiosが開発しましたが、3作目の開発はSupermassive Gamesに変更されています。
Tarsier Studiosはリトルナイトメアの知的財産(IP)がバンダイナムコに帰属する中で、自社オリジナルの新作を手がける道を選びました。
2026年2月13日には新作『REANIMAL』をリリースしており、Metacritic約80の好評を得ています。
開発会社の変更は『リトルナイトメア3』の評価にも影響を与えました。
メタスコアは72〜73(PS5版)、Steam評価は発売直後「賛否両論」(好評率約47%)と、前2作と比較して苦戦しています。
多くのプレイヤーからは「雰囲気やグラフィックは高水準だが、恐怖感がペイルシティに比べて薄い」「パズルが簡単すぎる」「バグが目立つ」といった意見が寄せられています。
一方で「ストーリーと考察要素は楽しめる」「ビジュアルデザインは素晴らしい」という肯定的な評価も存在しており、開発会社の変更がプラスに働いた部分とマイナスに働いた部分の両面が見られます。
リトルナイトメア3との接点とシグナルタワーの伏線
『リトルナイトメア3』は前作と世界観を共有しつつも、ストーリーに直接的な繋がりはないと公式に説明されています。
しかし間接的な接続は確認されており、3作目の舞台「カルネヴァーレ」内にペイルシティのシグナルタワーのポスターが掲示されています。
これはノーウェアの各地域が相互に認知されている可能性を示す重要な伏線です。
さらに、シリーズ累計売上は2025年時点で2,000万本を突破しており、シリーズ全体の世界観を深掘りするファンの需要は高まり続けています。
2026年にはDLC「Secrets of the Spiral」の追加チャプター第1弾が4〜6月に配信予定で、ペイルシティやモウとの新たな関連性が明かされるかどうかに注目が集まっています。
ペイルシティを深く楽しむための関連コンテンツ
公式デジタルコミック全6話が描く補完ストーリー
『リトルナイトメア2』の公式サイトでは、ペイルシティを舞台にした全6話のデジタルコミック「Little Nightmares Comics」が公開されています。
このコミックではモノと「黒い子供たち(The Black Children)」がペイルシティ内で行動する様子が描かれており、ゲーム本編では語られなかった裏側の物語を知ることができます。
特に注目すべきはエピソード6で、モノと黒い子供たちが内側から板で塞がれたアパート(The Burning Building)にいる場面が描かれている点です。
ゲーム本編ではペイルシティの一部のドアが外側から板で塞がれている謎がありましたが、コミックでは別の視点からその状況が補完されています。
ゲームだけでは把握しきれない世界観の奥行きを感じたい方にとって、必読のコンテンツといえるでしょう。
公式アートプリントやコレクターズグッズの情報
バンダイナムコの欧州公式ストアでは「LITTLE NIGHTMARES II – ART PRINT PALE CITY」が販売されています。
ペイルシティの荒廃した都市景観を描いた公式アートプリントで、ファンのコレクターズアイテムとして人気を集めています。
また、リトルナイトメアシリーズ全体としては、フィギュアやアパレル、ジオラマなどの公式グッズが展開されています。
『リトルナイトメア3』の発売に合わせて2026年1月にリリースされた「The Ride Begins Diorama」など、限定版アイテムも順次発売されています。
公式グッズは欧州ストアを中心に展開されているため、日本から購入する場合は海外発送に対応しているかを事前に確認することをおすすめします。
元開発Tarsier Studiosの新作REANIMALとの精神的つながり
リトルナイトメアの1作目と2作目を生み出したTarsier Studiosは、シリーズを離れた後、新作『REANIMAL』の開発に注力しました。
2026年2月13日にPS5、Xbox Series X/S、PC、Nintendo Switch 2向けに発売されたREANIMALは、協力プレイ対応のホラーアドベンチャーです。
パブリッシャーはTHQ Nordicで、Metacriticでは約80の好評価を獲得しています。
REANIMALはリトルナイトメアとは完全に異なる世界観を持つ作品ですが、小さなキャラクターが巨大で不気味な世界を探索するというゲームデザインの根幹には共通するものがあります。
リトルナイトメア、特にペイルシティの独特な恐怖演出や環境ストーリーテリングに惹かれた方であれば、REANIMALにも同質の魅力を感じられる可能性が高いでしょう。
ただし、ゲームの雰囲気やテーマは異なるため、リトルナイトメアの「続編」として期待するのではなく、Tarsier Studiosの新たな挑戦として楽しむ姿勢が大切です。
まとめ:リトルナイトメアのペイルシティの謎と魅力を総括
- ペイルシティは『リトルナイトメア2』全体のゲームプレイが展開される荒廃した沿岸都市である
- シグナルタワーから発信される怪電波がテレビを通じて住人を洗脳し、街全体に歪みをもたらしている
- 街中に散乱する衣服はテレビに物理的に吸い込まれた住人たちの痕跡である
- モノとノッポ男は同一人物であり、ゲーム全体に時間ループ構造が組み込まれている
- シックスがモノの手を離した理由は公式に明言されておらず、複数の有力な考察が存在する
- チャプター4はテレビワープやエレベーターパズルなど独自のギミックが集中する高難度エリアである
- ファントム全18体の収集が隠しエンディング解放の条件で、前作との時系列的な繋がりが示唆される
- Enhanced Editionではレイトレーシングにより、ペイルシティの雨の描写が劇的に向上している
- シリーズ3作品の舞台はすべてノーウェアの一部であり、ペイルシティはメディア依存のメタファーとして位置づけられる
- 公式コミックやDLC「Secrets of the Spiral」など、ペイルシティの世界観を補完するコンテンツが今後も展開予定である

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