リトルナイトメアシリーズをプレイしていると、ふとした瞬間に画面の隅に佇む黒い影に気づくことがあります。
主人公シックスが食事をするたびに現れる、あの不気味な存在。
それが「ダークシックス」と呼ばれるキャラクターです。
闇シックス、シャドウシックスなど複数の呼び名で親しまれているこの存在は、シリーズ全体を貫く最大級の謎のひとつとして、多くのプレイヤーの好奇心を刺激し続けています。
なぜシックスが何かを食べるときだけ姿を現すのか。
シックスの腹の虫のように襲いかかる異常な飢餓と、どんな因果関係があるのか。
シン・マンに捕らわれてファントムのような異形と化したシックスとは、いったい何が違うのか。
この記事では、ダークシックスの基本情報から各作品での登場シーン、ファンの間で語られる主要な考察、さらには最新作リトルナイトメア3との関わりまで、あらゆる角度から掘り下げていきます。
シリーズの時系列や開発会社の変更が与えた影響にも触れながら、ダークシックスという存在の全貌を明らかにしていきましょう。
ダークシックスとは何者か?基本情報と登場シーン一覧
ダークシックスは、リトルナイトメアシリーズに登場する謎めいたキャラクターです。
主人公シックスと全く同じレインコート姿でありながら、全身が闇そのもののように真っ黒なシルエットで描かれている点が最大の特徴といえます。
ゲーム内のデータファイルでは正式に「Dark Six」と命名されており、ファンの間では「闇シックス」や「シャドウシックス」といった呼び名でも広く知られています。
公式からダークシックスの正体や目的について明確な説明がなされたことは一度もなく、だからこそシリーズ最大のミステリーとして考察が絶えない存在となっているのです。
ダークシックスの外見的特徴と呼び名の違い
ダークシックスの外見は、膝上丈のレインコートにボタンと二つのポケット、菱形のフードという、シックスそのままのデザインです。
ただし本体のシックスとは異なり、全身が漆黒の影のような質感で構成されています。
作品によって描写のニュアンスには若干の違いがあり、リトルナイトメア1では比較的「固体的」で実在感のあるシルエットとして描かれる一方、リトルナイトメア2ではグリッチ(電子的なノイズ)を帯びた半透明の姿で登場する場面もあります。
名称についても統一されているわけではありません。
英語圏のファンコミュニティでは「Dark Six」が主流ですが、「Shadow Six」と呼ぶ人も多く、日本語圏では「ダークシックス」「闇シックス」「黒シックス」「影シックス」など複数の呼び方が混在しています。
いずれも同一の存在を指しており、公式のゲームファイルに基づく正式名称は「Dark Six」です。
リトルナイトメア1で食事のたびに現れる闇シックスの出現場所
リトルナイトメア1では、シックスが何かを口にするすべてのシーンでダークシックスが確認できます。
監獄チャプターでは、別の子どもからパンを恵んでもらって食べる場面で、画面右奥の箱の上にダークシックスが立っています。
隠れ家チャプターでは、管理人が仕掛けた罠の肉をシックスが食べる際に、天井近くのパイプラインの上に腰かけているのが見えます。
厨房チャプターでは、ネズミ捕りにかかったネズミをシックスが生きたまま食らう横で、近くのカートの上に座っています。
ゲストエリアチャプターでは、シックスがノームを捕食する場面で、テーブルの上から見下ろすように姿を現します。
そしてレディの居間チャプターでは、シックスがレディの首筋に噛みつく最終場面で、レディの横の背景にうっすらと佇んでいるのが確認できます。
いずれも画面の片隅にひっそりと映り込む演出のため、意識して探さないと見逃してしまうほどです。
この「食事のたびに現れる」という法則性が、ダークシックスの正体を巡る考察の重要な手がかりとなっています。
リトルナイトメア2でモノを導いた行動と隠しエンディングでの役割
リトルナイトメア2では、ダークシックスはより能動的な存在として描かれます。
ペイルシティチャプターにおいて、シン・マンがシックスを連れ去った直後、その場にダークシックスと同じ姿をした黒いシルエットが残されます。
さらに物語の終盤、列車が衝突して負傷したモノの前にダークシックスが現れ、遊ぶような仕草を見せながらトンネルの出口へと導く場面があります。
ここではダークシックスが独立した意思を持ち、モノに対して友好的に振る舞っていることが明確に描写されています。
そして最も重要なのが、全てのグリッチング・リメインを収集すると解放される隠しエンディングです。
シグナルタワーから一人で脱出したシックスの前にダークシックスが出現し、床に落ちているモウのポスターを静かに見下ろした後、風の中に消えていきます。
ダークシックスが消えた直後、シックスに激しい空腹感が襲いかかるところで画面は暗転します。
この一連の流れは、ダークシックスの消失とシックスの飢餓の発生が直結していることを強く暗示しており、シリーズ全体の物語を読み解くうえで欠かせないシーンとなっています。
ダークシックスの正体は?ファンが支持する主要考察まとめ
ダークシックスの正体については公式から一切明かされていません。
しかしゲーム内の描写やファイルデータを手がかりに、ファンコミュニティではいくつかの有力な説が長年にわたって議論されています。
ここではとくに支持を集めている代表的な考察を整理していきます。
シン・マンによって引き裂かれた魂の一部という説
最も広く支持されている説は、ダークシックスがシックスの魂の一部であり、シン・マン(細い男)との遭遇によって本体から引き裂かれたというものです。
リトルナイトメア2の時系列上、シン・マンがシックスを捕らえた瞬間にダークシックスのようなシルエットが残されます。
この描写から、シン・マンの超常的な力がシックスの存在を二つに分裂させたと解釈するファンが非常に多く見られます。
分離後のシックスは、リトルナイトメア2の終盤でモノの手を離すなど、冷酷で感情の乏しい行動を見せるようになります。
リトルナイトメア1でも、生きたネズミやノーム、さらにはレディまでも躊躇なく捕食する姿が描かれており、本来の人間性が失われている印象を受けます。
このような変化が「自己の一部を喪失した結果」として説明できる点が、この説の大きな説得力となっています。
闇シックスはシックスの善の心か悪の本能か?二つの解釈
ダークシックスがシックスの「どの部分」にあたるのかという問いは、ファンの間で最も意見が分かれるポイントです。
一つ目は「善の部分」説で、ダークシックスこそがシックスの良心や共感能力の化身であるという解釈です。
この説では、善性が分離したことでシックスから思いやりや情が失われ、結果として冷酷な行動に走るようになったと考えます。
リトルナイトメア2でダークシックスがモノを出口へ導く友好的な振る舞いを見せていたことが、この解釈を裏づける材料となっています。
二つ目は「悪の部分」説で、ダークシックスはシックスの暴食や捕食本能といった暗い衝動の象徴であるという解釈です。
食事のたびに出現するという法則性がこの説の根拠であり、シックスの中にある「闇」が具現化したものと捉えます。
どちらの説にも根拠があり、現時点で決定的な結論は出ていません。
第三の立場として、善悪ではなく「自己の断片」そのものであり、再統合を志向する中立的な存在だと考える人もいます。
レディを食らった後にシックスと融合した根拠とゲームファイルの証拠
リトルナイトメア1のクライマックスで、シックスはモウの支配者であるレディの首筋に噛みつき、その力を吸収します。
レディの超常的な能力を得たシックスは、周囲の闇を吸い込むようにゲストたちの生命力を奪いながらモウの外へと歩き去っていきます。
この最終場面について、ゲーム内のデータファイルからきわめて興味深い事実が判明しています。
レディを倒した後のシックスの歩行アニメーションが、ファイル上で「Dark Six」と命名されているのです。
通常のシックスのアニメーションとは別のラベルが付けられているこの事実は、レディの力を取り込んだ時点でシックスとダークシックスが一つの存在に融合したことを示唆していると、多くのファンに解釈されています。
もしこの融合説が正しいとすれば、シリーズの時系列において、ダークシックスの物語はリトルナイトメア1のエンディングで完結しているという見方もできるでしょう。
ダークシックスがモウのポスターを見つめた意味とは
リトルナイトメア2の隠しエンディングにおいて、ダークシックスがモウのポスターをじっと見下ろすシーンは、シリーズ全体の鍵を握る場面として注目されています。
このシーンについて最も有力な解釈は、ダークシックスがモウにある「何か」の存在をあらかじめ知っていたというものです。
具体的には、モウの支配者であるレディが持つ超常の力を取り込むことで、分離した自分自身とシックスが再び一体化できることを察知していたのではないかと考えられています。
ダークシックスがリトルナイトメア1を通じて常にシックスのそばにいたのも、食事のたびに姿を見せていたのも、すべてはモウでの最終的な融合に向けた「見守り」だったという解釈は、物語の構造と矛盾なく成立します。
もちろんこれもファンの推測の域を出ませんが、時系列を踏まえた筋の通った考察として広く支持されています。
シックスの飢餓(腹の虫)とダークシックスの深い関係
シックスを語るうえで避けて通れないのが、あの異常なまでの飢餓です。
まるで腹の虫が止まらないかのように、シックスは物語の中で何度も空腹に苛まれ、最終的にはノームやレディすらも捕食するに至ります。
この飢餓とダークシックスの間には、密接な関連があると考えられています。
リトルナイトメア2で飢餓が描かれない理由と分離のタイミング
シックスの飢餓に関して見逃せない事実があります。
リトルナイトメア2の本編では、シックスが空腹に苦しむ描写が一切存在しないのです。
モノと共にペイルシティを冒険する間、シックスは飢えて動けなくなるような場面を一度も迎えません。
この点は、リトルナイトメア1でステージごとに飢餓イベントが発生していたことと対照的です。
時系列上、リトルナイトメア2はリトルナイトメア1の前の出来事にあたります。
つまりダークシックスとの分離がまだ起きていない段階のシックスには、異常な飢餓が存在しなかったということになります。
この事実は、飢餓の原因がダークシックスとの分離にあるという説を支える最も有力な根拠の一つです。
隠しエンディング直後に襲う空腹感が示す因果関係
リトルナイトメア2の隠しエンディングでは、シグナルタワーから脱出したシックスの前にダークシックスが現れます。
ダークシックスがモウのポスターを見つめた後に風の中へ消えていくと、その直後にシックスの腹が鳴り、激しい空腹に襲われる描写が入ります。
このタイミングの一致は偶然とは考えにくいものです。
ダークシックスという「自己の一部」が近くにいる間は飢餓が抑えられていたが、その存在が離れた瞬間に身体が「欠落」を感じ、それが飢えという形で現れた。
多くのファンがこの因果関係を指摘しており、ダークシックスとの分離こそがシックスの飢餓を引き起こしたトリガーであるという説は、現在最も広く受け入れられている解釈といえます。
パンからノーム・レディへとエスカレートする捕食行動の意味
リトルナイトメア1におけるシックスの食事は、段階的にエスカレートしていきます。
最初は他の子どもから分けてもらったパンの欠片を口にするだけでした。
次に管理人が仕掛けた罠の肉を食べ、やがてネズミ捕りにかかった生きたネズミを丸ごと食らうようになります。
さらにゲストエリアでは、ソーセージを差し出してくれた友好的なノームを無視して、そのノーム自体を捕食してしまいます。
最終局面ではモウの支配者レディに噛みつき、その力を奪い取ります。
この段階的なエスカレーションは、ダークシックスとの分離によって生まれた「内なる空洞」が、通常の食べ物では決して満たされなかったことを物語っています。
パンや肉といった一般的な食物では足りず、生命そのものを取り込むことでしか欠落を埋められなかった。
こうした解釈が成り立つからこそ、シックスの飢餓は単なる空腹ではなく、魂の欠損に起因する根源的な渇望だったのではないかと考えられているのです。
ファントム化したシックスとダークシックスは同じ存在なのか
リトルナイトメアシリーズには、ダークシックスと混同されやすい別の存在がいくつか登場します。
とりわけシン・マンに捕らわれて異形と化した「ファントムのようなシックス」や、ペイルシティに残された「グリッチング・リメイン」との違いは、正確に整理しておく必要があります。
グリッチング・リメインとダークシックスの外見的な違い
リトルナイトメア2に登場するグリッチング・リメインは、電子的なノイズやちらつきを帯びた半透明の残像として描かれます。
ペイルシティの各所で見つけることができ、かつてそこにいた子どもたちの痕跡とされています。
シン・マンがシックスを連れ去った際にも、同様のグリッチング・リメインがその場に残されます。
一方、リトルナイトメア1で食事シーンに登場するダークシックスは、グリッチのような電子的なノイズを伴わず、よりくっきりとした漆黒のシルエットとして描かれています。
外見上の違いは明らかですが、リトルナイトメアWikiでは「作品間のアニメーション表現の変化によるもの」とする見方も紹介されています。
同一の存在が作品ごとに異なる見え方をしている可能性も否定できず、断定は難しいのが現状です。
シン・マンに捕らわれ異形と化したファントムシックスとの区別
リトルナイトメア2の終盤で、シン・マンに捕らわれたシックスは巨大な異形の姿に変容します。
長く歪んだ腕を持つこの姿は一般的に「モンスターシックス」と呼ばれ、ファントムのように元の姿とはかけ離れた存在に変わってしまいます。
この異形化したシックスとダークシックスは、明確に別の存在として扱われています。
ファントム化したシックスはシン・マンの力によって物理的に変容させられた「本体」であり、モノがオルゴールを破壊することで元の姿を取り戻しました。
対してダークシックスは、シックスの本体とは分離した独立の存在として、本体のそばに「もう一人」として現れるキャラクターです。
両者を混同しないことが、シリーズの物語を正しく理解するうえで重要なポイントとなります。
ゲーム内データが示す「Dark Six」アニメーション名の意味
前述の通り、リトルナイトメア1のゲームファイルにおいて、レディを倒した直後のシックスの歩行アニメーションには「Dark Six」というラベルが付けられています。
この事実は、通常のシックスのアニメーションとは別に分類されていることを意味しており、レディの力を取り込んだ後のシックスが「もはや元のシックスではない」ことを開発者が意識していた可能性を示しています。
データマイニングによって発見されたこの情報は、ダークシックスとシックスの融合説を支持するうえで最も具体的な物的証拠として、考察コミュニティで繰り返し引用されています。
ただし、あくまでもファイル名称という間接的な手がかりであり、開発者が意図的に物語上の意味を込めたのか、単なる開発上の便宜なのかは判断が分かれるところです。
シックスがモノの手を離した理由にダークシックスは関係するのか
リトルナイトメア2で最も衝撃的かつ議論を呼んだ場面が、崩壊するシグナルタワーからの脱出中にシックスがモノの手を離す瞬間です。
なぜシックスは自分を助けに来てくれた相棒を見捨てたのか。
この問いに対して、ダークシックスとの分離が深く関わっているという見方が有力視されています。
自己の欠損が引き起こした感情の変化と冷酷な判断
ダークシックスという自己の一部を失った状態のシックスは、共感や信頼といった感情が著しく損なわれていた可能性があります。
リトルナイトメア2の物語中盤以降、シックスの行動にはじわじわと不穏な変化が見られます。
いじめっ子の人形を一人で破壊する、焼却炉で燃えるドクターのそばで暖を取るなど、残酷さや冷淡さを感じさせる描写が増えていきます。
これらの行動は、自己の一部が欠けたことによる人格の変容として解釈することができます。
崩壊の中でモノの手を掴みながらも、それを離すという判断は、かつての彼女ならしなかったかもしれません。
ダークシックスとの分離が、シックスの心から「大切な人を守る」という感情を奪い去っていたのだとすれば、あの裏切りにも一つの論理的な説明がつくのです。
モノの素顔にシン・マンの影を見たという説の根拠
もう一つの有力な説は、シックスがモノの素顔を見た際にシン・マンとの類似性を感じ取ったというものです。
リトルナイトメア2の物語上、モノはシン・マンの過去の姿であることが示唆されています。
病院チャプターでモノがテレビの力を使った後、シックスがモノを怖がるような仕草を見せる場面があり、この時点からシックスはモノの「正体」に薄々気づき始めていたのではないかと考えられています。
崩壊するシグナルタワーの中、手を伸ばすモノの素顔を間近で見たシックスが、かつて自分を連れ去ったシン・マンの面影をそこに認めたとしたら、手を離す判断にも一定の合理性が生まれます。
恐怖と警戒心が、かつての友情を上回った瞬間だったのかもしれません。
手を離した直後に涙を拭うモーションが意味すること
見落とされがちですが、モノの手を離した後のシックスの動きにはひとつの重要なディテールがあります。
立ち去るシックスをよく観察すると、涙を拭うようなモーションが含まれていることが確認できます。
もしシックスが完全に冷酷で感情を持たない存在になっていたのなら、涙を流す理由はないはずです。
この涙は、ダークシックスとの分離によって大部分の共感は失われていたものの、モノへの友情が完全には消え去っていなかったことを示唆しているのかもしれません。
あるいは、自分がこれからしようとしていることの残酷さを自覚しながらも、自己防衛のために手を離さざるを得なかったという葛藤の表れとも読み取れます。
いずれにしても、この涙のモーションは「シックスは単純な悪ではない」というメッセージを暗に伝えており、物語に奥行きを与える繊細な演出だといえるでしょう。
リトルナイトメア3にダークシックスは登場する?最新情報
2025年10月10日に発売されたリトルナイトメア3では、主人公がロゥとアローンという新キャラクターに交代しました。
ダークシックスやシックスのファンにとって、最新作における彼女たちの扱いは気になるところでしょう。
ここでは本編での言及状況と、関連するDLCの情報を整理します。
本編におけるシックスの肖像画と間接的な言及
リトルナイトメア3の本編において、ダークシックスがストーリー上のキャラクターとして直接登場するシーンは確認されていません。
ただし、研究所(Institute)チャプターの背景に、リトルナイトメア2時代のシックスの姿を描いた肖像画が飾られていることが発見されています。
これはシリーズの世界観が地続きであることを示す小さなイースターエッグであり、シックスやダークシックスの物語が完全に途絶えたわけではないことを暗示しているとも解釈できます。
とはいえ、リトルナイトメア3はあくまでロゥとアローンの物語であり、ダークシックスの謎に直接的な進展をもたらす内容ではありません。
ダークシックス コスチュームセットの内容と入手方法
リトルナイトメア3には、ダークシックスをモチーフにしたDLC「ダークシックス コスチュームセット」が用意されています。
このDLCでは、モウを脱出した少女の影身のようなダークシックスのイメージを再現したコスチュームが、ロゥとアローンの両キャラクターに着用できます。
入手方法は主に二つあります。
一つ目はパッケージ版の早期購入特典、またはダウンロード版の予約購入特典として受け取る方法です。
パッケージ版の場合は初回生産分に特典コードが封入されています。
二つ目は、各デジタルストアで単体DLCとして個別に購入する方法です。
早期購入のタイミングを逃してしまった場合でも、後から入手できるため焦る必要はありません。
ただし、中古のパッケージ版を購入する際はコードが使用済みの可能性があるため注意が必要です。
単体DLCの価格と早期購入特典との違い
ダークシックス コスチュームセットを単体DLCとして購入する場合の価格は以下の通りです。
| プラットフォーム | 価格 |
|---|---|
| Steam | $2.99(約450円相当) |
| PlayStation Store | 同等価格帯 |
| Xbox Store | 同等価格帯 |
| Nintendo eShop | 同等価格帯 |
早期購入特典として入手した場合と、単体DLCとして購入した場合の内容に違いはありません。
どちらもロゥ用とアローン用のダークシックス風コスチュームが含まれており、ゲームプレイへの影響は一切ない外見変更のみのアイテムです。
SteamではDLC単体に対して23件のレビューが集まっており、「好評」の判定を受けています。
エディションの選択においては、ダークシックスDLCの有無だけでなく、エキスパンションパス「Secrets of The Spiral」の必要性なども考慮するとよいでしょう。
シリーズの時系列から見るダークシックス誕生の流れ
ダークシックスの正体を深く理解するためには、シリーズの時系列を正しく把握することが不可欠です。
リトルナイトメアシリーズは発売順と物語内の時間軸が一致していないため、この点を整理しておかないと考察が混乱しかねません。
発売順と物語の時系列が逆転している理由
リトルナイトメアシリーズの最大の特徴の一つが、発売順と物語の時系列の逆転です。
2017年に発売されたリトルナイトメア1が時系列上では後の出来事であり、2021年発売のリトルナイトメア2が前日譚にあたります。
つまりダークシックスは「発売的には1で初めて登場」しましたが、「物語の時間軸では2で誕生した」ということになります。
この構造は、プレイヤーに対して「答え」を先に見せてから「理由」を後から明かすという演出手法であり、シリーズを通してプレイすることで初めて全体像が浮かび上がるようにデザインされているのです。
Very Little Nightmaresから1までを正しい時間軸で追う全体像
物語の時系列に沿って並べると、以下の順序になります。
まずモバイルタイトル「Very Little Nightmares」がシリーズの出発点で、崖の上の屋敷を舞台にした物語が展開されます。
次にリトルナイトメア2で、モノとシックスがペイルシティを冒険し、シン・マンとの対峙を経てダークシックスが誕生します。
その後、DLC「Secrets of the Maw」のランナウェイ・キッド編がモウを舞台に進行します。
そしてリトルナイトメア1で、シックスがモウから脱出する物語が描かれ、ダークシックスが食事のたびに姿を見せ、最終的にレディの力を取り込むことで融合が示唆されます。
リトルナイトメア3はシックスの物語とは独立した新章として位置づけられています。
この時系列を把握していれば、ダークシックスが「なぜ存在し」「なぜ食事のたびに現れ」「最後にどうなったのか」という一連の流れが、鮮やかにつながって見えてくるはずです。
ダークシックスを深く理解するためのおすすめプレイ順
ダークシックスの考察を最大限に楽しむためのプレイ順は、一般的に「発売順」が推奨されています。
具体的には、リトルナイトメア1、DLC「Secrets of the Maw」、リトルナイトメア2、そしてリトルナイトメア3の順です。
時系列順にプレイする方法もありますが、開発者が意図した「謎の提示→後から明かされる真相」という体験を味わうには発売順が最適です。
リトルナイトメア1でダークシックスの存在を「謎」として認識し、リトルナイトメア2で「なるほど、あの存在はこうして生まれたのか」と理解する。
この順番でこそ、ダークシックスにまつわる衝撃と感動を最大限に味わえるでしょう。
なお、2025年10月10日には初代のリマスター版「リトルナイトメア Enhanced Edition」がPS5やNintendo Switch 2などで同時発売されており、ダークシックスの登場シーンをより高画質で体験することも可能です。
開発会社の変更はダークシックスの物語にどう影響したか
リトルナイトメアシリーズは、第3作目で開発会社が交代するという大きな転換点を迎えました。
この変更がシリーズの方向性やダークシックスの物語にどのような影響を与えたのか、整理していきます。
Tarsier StudiosからSupermassive Gamesへ交代した経緯
リトルナイトメア1と2を開発したのは、スウェーデンのTarsier Studiosです。
しかしTarsierは親会社であるEmbracer Group傘下に入った後、リトルナイトメアのシリーズから離れることを選択しました。
一方、リトルナイトメアという知的財産(IP)はパブリッシャーであるバンダイナムコエンターテインメントが保有しています。
そのためバンダイナムコは、「Until Dawn」シリーズなどで知られるイギリスのSupermassive Gamesに第3作目の開発を委託しました。
開発会社の交代はシリーズの継続にとって必要な判断でしたが、前2作が培ってきた独特の雰囲気やストーリーテリングのスタイルに変化が生じることは避けられませんでした。
リトルナイトメア3の評価が賛否両論となった背景
リトルナイトメア3は、MetacriticでPS5版72点、PC版69点という、前2作(83点、82点)と比較すると控えめなスコアとなりました。
Steamのユーザーレビューも好評率47パーセントの「賛否両論」にとどまっています。
多くのユーザーから挙げられている評価のポイントを整理すると、美術デザイン、音楽、世界観の構築については引き続き高い水準であるという声が多い一方、シリーズ特有の「孤独感」や「無力感」を生み出していた恐怖演出が薄まったという指摘が目立ちます。
2人協力プレイの導入により一人で悪夢に立ち向かう緊張感が軽減されたこと、AIパートナーの挙動にストレスを感じるという意見、全体的なテンポの遅さなどが、賛否の分かれ目となったようです。
また、シックスやモノ、ダークシックスといった前作のキャラクターの物語に直接的な進展がなかった点を惜しむ声も見受けられます。
旧開発元の新作REANIMALとの比較で浮かぶシリーズの方向性
リトルナイトメア1と2を手がけたTarsier Studiosは、シリーズを離れた後に新作「REANIMAL(リアニマル)」を開発し、2026年2月13日に発売しました。
REANIMALはMetacriticでPC版79点、PS5版80点前後を獲得しており、リトルナイトメア3を上回る評価を受けています。
ファンコミュニティでは「リトルナイトメアの真の後継はREANIMALか3か」という議論が活発に行われています。
REANIMALは2.5Dから完全3Dへの進化や、より立体的なカメラワーク、フレンドパス対応の2人協力プレイなど、リトルナイトメアの方法論を受け継ぎつつ新たな方向へ発展させた作品です。
ダークシックスのような「影の存在」が新シリーズにも登場するかどうかは現時点では不明ですが、Tarsierが得意とする「言葉を使わずにキャラクターの内面を描写する手法」は健在だと評されています。
なお、Tarsier Studiosは自社の公式Discord内でリトルナイトメア3に対するネガティブな議論を制限し、「自分たちが関与していない作品への批判をここで行わないでほしい」という声明を出しています。
これはシリーズの分岐がファンの間に複雑な感情を生んでいることの表れといえるでしょう。
七つの大罪とシックスの名前に隠された数字の秘密
リトルナイトメアシリーズは、その名前やモチーフにキリスト教の「七つの大罪」との関連が指摘されています。
シックスという名前が持つ数字「6」の意味は、ダークシックスの存在を紐解くうえでも興味深い手がかりを提供してくれます。
シックス=6番目の大罪「暴食」を示すという説の真偽
シックスの名前が数字の「6」を意味していることから、七つの大罪の6番目である「暴食(Gluttony)」を象徴しているという説が広く知られています。
実際にシックスは作中で激しい飢餓に苛まれ、生きた存在を次々と捕食していくことから、暴食との結びつきは直感的に納得しやすいものです。
ただし注意が必要なのは、七つの大罪に「公式に決まった順番」は存在しないという点です。
暴食は文献によって4番目にも5番目にも6番目にも位置づけられます。
したがって「6番目=暴食」という対応づけはあくまでファンの解釈であり、開発者が明確にこの意図を持っていたかどうかは不明です。
とはいえ、シックスの異常な食欲とダークシックスの出現が食事シーンに限られている事実は、暴食というテーマと強い親和性を持っていることは間違いないでしょう。
モノ(1)+シックス(6)=7が意味する象徴
リトルナイトメア2の主人公モノの名前は「Mono」、すなわち「1」を意味します。
モノ(1)とシックス(6)を足すと7になり、これは七つの大罪そのものを完成させる数字であるという説があります。
数字の7は多くの文化圏で「完全性」や「聖数」として扱われてきた背景があり、聖書においても神が6日間で世界を創造し7日目に休んだという記述から、完成や網羅を象徴するとされています。
この数秘術的な解釈に基づけば、モノとシックスの出会いはシリーズの物語を「完結」へと導くために必要な組み合わせだったということになります。
もちろんこれも確定的な解釈ではありませんが、開発者がキャラクター名に込めた意図の深さを感じさせる考察として、多くのファンの想像力を刺激しています。
レディとの鏡・オルゴールに刻まれた「6回」の一致
シリーズの中で数字「6」が象徴的に使われている場面は、キャラクター名だけにとどまりません。
リトルナイトメア1でシックスがレディを倒す際、鏡を掲げてレディに向ける回数は6回です。
リトルナイトメア2でモノがシックスのオルゴールを破壊するために斧を振り下ろす回数も、やはり6回とされています。
この一致が単なる偶然なのか、開発者による意図的な設計なのかは明言されていません。
しかし、シリーズ全体にわたって「6」という数字が繰り返し強調されている事実は、シックスとダークシックスという存在が物語の核心に深く結びついていることを改めて印象づけるものです。
レディの部屋にシックスのような少女の肖像画が飾られている点や、レディのテーマ曲とシックスの飢餓時のBGMが一致する点なども含め、数字の符合はシリーズの奥深い構造を垣間見せる手がかりのひとつです。
ダークシックスに関するよくある疑問をまとめて解決
最後に、ダークシックスについて多くの人が抱きがちな疑問をまとめて取り上げます。
これまでの解説と重複する部分もありますが、ここでは一問一答形式で簡潔に整理します。
闇シックスは公式に名前が付けられているのか
はい、ゲーム内のデータファイルにおいて「Dark Six」という正式な名称が確認されています。
これはデータマイニングによって発見されたもので、開発者が明確にこのキャラクターを「Dark Six」として管理していたことがわかります。
ファンの間では「闇シックス」「シャドウシックス」「黒シックス」といった呼び名も使われていますが、いずれも同一の存在を指しています。
公式のプレスリリースや製品説明では、リトルナイトメア3のDLC「ダークシックス コスチュームセット」の紹介文に「モウを脱出した少女の、影身のようなダークシックス」という表現が使われており、バンダイナムコの公式資料でもこの名称が採用されていることが確認できます。
ダークシックスの物語は今後のDLCで進展する可能性はあるか
2026年2月時点で、リトルナイトメア3のエキスパンションパス「Secrets of The Spiral」による追加2チャプターが予定されています。
ただし、このDLCがダークシックスやシックスの物語に直接的な進展をもたらすかどうかは公式には発表されていません。
リトルナイトメア3自体がロゥとアローンを中心とした独立した物語であるため、ダークシックスに関する新たな情報が追加される可能性は低いと一般的に見られています。
一方で、リトルナイトメアシリーズではストップモーション・アニメーション企画やコミック「Descent to Nowhere」などメディアミックス展開も進んでおり、ゲーム以外の媒体でシックスやダークシックスに関連する情報が明かされる可能性は残されています。
シリーズ未プレイでもダークシックスの考察は楽しめるか
動画配信プラットフォームなどでプレイ動画を視聴した経験があれば、考察の大枠を楽しむことは十分に可能です。
ただし、ダークシックスの出現シーンは画面の片隅にさりげなく映り込む演出が多く、実際にコントローラーを握って注意深く探す体験は、動画視聴だけでは得られない発見の喜びをもたらしてくれます。
また、リトルナイトメア2の隠しエンディングは全てのグリッチング・リメインを自力で収集しなければ解放されないため、自分でプレイすることの意義は大きいといえます。
2025年10月に発売されたリトルナイトメア Enhanced Editionを利用すれば、初代を最新のハードウェアで快適にプレイできるため、これからシリーズに触れる人にも敷居は低くなっています。
まとめ:リトルナイトメアのダークシックスが示す物語の深淵
- ダークシックスはシックスと同じ姿をした漆黒のシルエットで、ゲームファイル上の正式名称は「Dark Six」である
- リトルナイトメア1ではシックスの食事シーン全5箇所に出現し、画面の片隅からシックスを見守っている
- リトルナイトメア2ではモノを出口へ導き、隠しエンディングでモウのポスターを見つめて消える
- 最も広く支持される説は、シン・マンの力によってシックスから引き裂かれた魂の一部であるというものである
- ダークシックスとの分離がシックスの異常な飢餓の原因であるとする解釈が主流となっている
- レディを倒した後の歩行アニメーションに「Dark Six」のラベルが付いており、融合を示唆する根拠とされる
- ファントム化したモンスターシックスやグリッチング・リメインとは別の存在として区別する必要がある
- リトルナイトメア3ではストーリー上の直接登場はないが、DLC「ダークシックス コスチュームセット」として存在感を維持している
- シリーズの発売順と時系列が逆転しているため、ダークシックスの理解には両方の順序の把握が不可欠である
- 公式から正体や目的が明かされたことは一度もなく、今なおシリーズ最大の考察対象であり続けている

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