リトルナイトメアシリーズをプレイしたことがある方なら、最終ステージで対峙するあの不気味な女性の存在が忘れられないのではないでしょうか。
白い仮面で顔を隠し、巨大船舶モウを支配する謎の存在、レディ。
彼女の素顔には何が隠されているのか、主人公シックスとはどんな関係にあるのか、そしてあの鏡を使った戦いにはどんな意味が込められているのか。
気になるポイントは多いものの、開発元が意図的に明言を避けているため、真相にたどり着くのは容易ではありません。
この記事では、ゲーム内の描写や公式情報、コミュニティで支持されている考察をもとに、レディにまつわるあらゆる謎を整理して解説していきます。
素顔の秘密から部屋に散りばめられた伏線、シンマンとの意外な繋がりまで、レディの全貌を紐解く手がかりがきっと見つかるはずです。
リトルナイトメアのレディとは何者なのか
レディは、2017年に発売されたリトルナイトメア第1作およびDLC「Secrets of the Maw」におけるメインアンタゴニスト、つまり最終ボスにあたるキャラクターです。
巨大船舶モウの全てを司るオーナーであり、モウを稼働させ続ける魔法の呪文を唱える存在として描かれています。
シリーズの中でも最も象徴的かつミステリアスなヴィランとして、発売から数年が経過した現在も多くのファンを魅了し続けています。
巨大船舶モウを支配する謎の女性の基本プロフィール
レディは、毎年同じ時期に異なる場所へ出現する巨大船舶モウのオーナーです。
公式サイトの説明によれば、「優雅で控えめな態度で、モウのエンジンを動かし続ける催眠的な呪文を唱えている」とされています。
外の世界を「混沌」と見なし、モウだけが意味をなす場所だと考えている節があり、逃げ出した子供の噂がモウの秩序を脅かすことを決して許しません。
ゲストたちに食事を提供し続けるモウのサイクルを維持することが、レディにとっての最優先事項なのです。
開発元Tarsier StudiosはPlayStationの公式インタビューで「レディはモウに長い間いました。
滞在中にあらゆる不快なことを学んでいます。
表面を引っ掻かない方がいいでしょう」と語っており、レディの過去には相当に暗い背景があることが示唆されています。
芸者風デザインと能面の仮面に込められた意味
レディのビジュアルで最も印象的なのは、日本の芸者を思わせるデザインです。
長い黒髪を大きな髷に結い上げ、濃い茶色の着物をまとい、白い磁器製の能面のような仮面で常に顔を覆っています。
仮面の奥からは生気のない二つの黒い目が覗き、その姿は美しさと恐ろしさが同居した独特の雰囲気を放っています。
この和風デザインには明確な理由が公式に説明されていませんが、開発者自身がジブリ映画「千と千尋の神隠し」からインスピレーションを受けたことを認めています。
ゲストエリア全体が和風の間取りで統一されている点も、レディの趣味や世界観を反映したものと考えられるでしょう。
なお、レディの居室にはマネキンが複数体置かれており、レディが着用しているのはかつらである可能性も指摘されています。
伝統的に芸者はかつらを着用することが多く、こうした細部のリアリティにも開発チームのこだわりが感じられます。
レディが持つ超自然的な能力の一覧と特徴
レディは、リトルナイトメアの世界において極めて強力な超自然的能力を持っています。
主な能力を整理すると、以下の通りです。
| 能力名 | 内容 |
|---|---|
| 瞬間移動 | 黒い煙とともに消失し、任意の場所に再出現できる |
| 念動力 | 視線と手の動きで人や物体を浮遊させる。自身も浮遊移動が可能 |
| 闇への同化 | 周囲の影に完全に溶け込み、姿を消すことができる |
| 生命力の吸収 | 他者の生命力を奪う能力。シックスが捕食後に獲得した |
| 破壊的な叫び声 | 照明を消し、鏡を粉砕するほどの超音波的な絶叫 |
| ノーム変換 | 子供の体を魔法で変質させ、小人ノームに変えてしまう |
| 呪術 | モウ全体を稼働させ続ける魔法の呪文を維持している |
これらの能力は、レディがモウに長期間滞在する中で習得したものとされています。
特に注目すべきは、レディの存在そのものが周囲に死の寒さをもたらす点です。
シックスやランナウェイ・キッドがレディの近くにいるとき、彼らの吐く息が白く曇る演出が確認できます。
レディの素顔の正体とは|仮面の下に隠された真実
レディの素顔は、シリーズの中でも最大級のミステリーの一つです。
DLC「Secrets of the Maw」の最終章「The Residence」で初めてその一端が明かされましたが、そこで描かれた光景は多くのプレイヤーに衝撃を与えました。
仮面の下には、単なる顔の傷やコンプレックスではなく、レディという存在の本質そのものが隠されていたのです。
DLCで明かされたレディの素顔と鏡に映る醜い老婆の姿
DLC「The Residence」では、ランナウェイ・キッドがレディの私室に忍び込む場面があります。
そこでキッドが目にしたのは、仮面を外して全身鏡の前に佇むレディの姿でした。
仮面を外したレディは、若く美しい顔立ちをしています。
しかし鏡に映る姿は全く異なり、白髪で皮膚が溶けたように垂れ下がった醜い老婆の姿が映し出されていました。
この反射像は、同じゲーム内に登場するワックスベルマンやグラニーと似た身体的特徴を持っており、レディの「真の姿」が老婆であることを強く示唆しています。
キッドが鏡越しにレディの存在に気づかれると、レディは超音波のような叫びを放って鏡を粉砕し、直後にキッドをノームへと変えてしまいます。
若く美しい外見と醜い反射が示す二面性の意味
注目すべきは、この全身鏡がレディに対して害を及ぼさない点です。
本編でシックスがレディとの戦闘に使用した鏡は、反射を見せるたびにレディに苦痛を与えました。
一方、私室にある全身鏡は、レディが自ら進んで覗き込んでも痛みが生じていません。
この違いについては、シックスが使用した鏡にはモウ自体が持つ巨大な肉の目が発する強烈な光が組み合わさっていたからだとする説が有力です。
つまりレディにダメージを与えたのは鏡そのものではなく、鏡と特殊な光源の組み合わせだった可能性が高いのです。
いずれにせよ、美しい外見と醜い鏡像という二面性は、レディが魔法によって若さと美貌を維持していることを物語っています。
仮面をつける理由と外見への異常な執着
レディは自身の外見に対して、病的なまでの執着を見せています。
居室には自分を模した大量の肖像画や彫像が飾られている一方で、他者が写った写真の顔はわざわざぼかされています。
割れた鏡の前で髪を整えながら不気味なメロディを口ずさむ姿は、プレイヤーに強烈な印象を残す名場面の一つです。
仮面はレディの地位を象徴するアイテムであると同時に、老いゆく素顔を隠すための防壁でもあります。
公式サイトに「モウは毎年同じ時期にやってくる」という記述がありますが、これは年月の経過、つまり老いの象徴と解釈されることもあります。
レディにとってモウの運営は、自らの若さと力を維持するための手段でもあったのかもしれません。
レディの部屋に隠された秘密と環境演出
リトルナイトメアの大きな魅力の一つは、環境に散りばめられた無数の伏線です。
レディの部屋は特にその密度が高く、注意深く観察することで物語の核心に迫る手がかりが数多く見つかります。
単なる背景美術ではなく、レディの人格や過去、モウの仕組みを理解するための重要な情報源なのです。
和風の間取りと肖像画が語るレディの人物像
レディの居室およびゲストエリアは、畳や障子を思わせる和風の内装で統一されています。
この空間にはレディ自身を描いた肖像画が多数飾られており、彼女のナルシシズムを如実に物語っています。
特に目を引くのは、4人の芸者風の女性がレディを囲むように立っている集合写真です。
この絵画は「レディという地位が代々受け継がれてきた」とする世襲説の重要な根拠となっており、レディの前にも複数の先代がいた可能性を示唆しています。
また、首を落とされた少女の彫像も複数確認でき、先代レディが倒されて力を奪われたことの暗示ではないかと考察されています。
割れた鏡台・人形・オルゴールなど部屋に散りばめられた伏線
レディの部屋には割れた鏡台があり、レディはこの前で髪を整えながら「Lure of the Maw」というメロディを口ずさんでいます。
鏡が割られている理由は、自分の醜い反射を見ないためだと一般的に解釈されています。
しかし前述の通り、私室には無傷の全身鏡も存在しており、レディは完全に鏡を避けているわけではありません。
人前では見せられない素顔を、一人きりの空間でだけ確認しているのでしょう。
さらにレディは人形の頭を撫でながらオルゴールの音色に耳を傾ける場面も描かれています。
この行動が何を意味するのかは明かされていませんが、かつて子供だった頃の記憶や、失った何かへの執着と結びつける考察が多く見られます。
隠し部屋には目の模様が描かれた花瓶があり、壊すと中から灰が舞い散ります。
「Ashes to Ashes(灰は灰に)」という実績が解除されることから、誰かの遺灰が収められていたことが確実ですが、その人物が誰であるかは不明のままです。
黄色いレインコートの少女の絵が意味するもの
レディの寝室には、長い黒髪の少女を描いた2枚の肖像画があります。
1枚は壁に掛けられたドレス姿の少女、もう1枚は床に置かれた黄色いレインコート姿の少女です。
床に置かれた方の絵は目が黒い物質で塗り潰されており、愛情と憎悪が入り混じった複雑な感情が読み取れます。
黄色いレインコートといえばシックスのトレードマークですから、この絵がレディとシックスの関係性を暗示している可能性は極めて高いでしょう。
大切に飾りながらも目を塗り潰すという矛盾した行為は、親しい存在でありながら何らかの理由で憎むようになった感情の表れと解釈できます。
レディとシックスの関係は親子か姉妹か|主要考察を整理
リトルナイトメア最大の謎の一つが、レディとシックスの関係性です。
開発元は明確な回答を避けていますが、ゲーム内の描写から両者の間に深い繋がりがあることはほぼ間違いないと考えられています。
ここでは、コミュニティで広く議論されている主要な説を整理して紹介します。
冒頭の夢と共通するメロディが示す血縁の可能性
ゲーム冒頭で、シックスはレディの夢を見て目を覚まします。
暗い霧の中にレディが佇み、ゆっくりと振り向く場面は、両者の間に超自然的な繋がりがあることを強く印象づけるオープニングです。
さらに注目すべきは音楽面での一致です。
シックスが空腹に襲われて何かを食べるシーンで流れるメロディと、レディが割れた鏡台の前で口ずさむメロディは同一の楽曲です。
この偶然とは思えない一致は、シックスとレディが何らかの血縁関係にある可能性を示す有力な手がかりとされています。
母親説・姉妹説・同一人物説それぞれの根拠と矛盾点
コミュニティで支持されている主要な説は以下の通りです。
母親説は、レディの部屋に飾られた少女の肖像画を根拠としています。
愛情と憎悪が混在する描写は親子関係特有の複雑さを表しているとする見方です。
ただし、レディの生殖相手に関する手がかりがゲーム内に乏しく、矛盾点も指摘されています。
姉妹説は、4人の芸者女性が描かれた集合写真をもとに「レディは5人姉妹の長女だった」とする説です。
シックスの名前「Six(6番目)」が序列を示すのではないかという推測もありますが、やや根拠が薄いとされています。
同一人物の時間ループ説は、シックスがレディの力を得てモウを去った後、時間の経過とともに自らレディになるというものです。
リトルナイトメア2でモノがシンマンになるという時間ループが確定したことで、この説の支持者は増加傾向にあります。
一方で、シックスとレディは完全に無関係だとする説も存在し、肖像画の少女はシックスではなく別の子供だと主張しています。
シックスがレディを捕食した結末が意味するもの
ゲームのクライマックスで、弱体化したレディをシックスが捕食するシーンは、シリーズ屈指の衝撃的な場面です。
シックスはレディの首に噛みつき、生きたまま肉を食らいます。
この行為によってレディの超自然的な力がシックスに移行し、黒い霧に包まれたシックスはゲストたちの生命力を吸収しながらモウから脱出します。
この結末を世襲説の文脈で読むと「先代レディを倒した者が次のレディとなる」というサイクルの一環として解釈できます。
また母親説に基づけば「娘が母を食らう」という神話的な象徴として受け取ることも可能です。
いずれの説でも、シックスが無邪気な少女ではなく、レディと同質の闇を内に秘めた存在であることが、この結末によって明確に示されています。
レディ戦での鏡の使い方と攻略のコツ
レディとの戦闘は、リトルナイトメア本編における唯一の直接的なボス戦です。
通常の敵とは異なり、ステルスや逃走ではなく「鏡」という特殊なアイテムを使って反撃する独特のゲームプレイが展開されます。
ここでは具体的な攻略手順と、つまずきやすいポイントを整理して解説します。
壊れていない鏡の入手場所と戦闘開始の流れ
レディの居室を探索していくと、朽ちかけた木板で塞がれた隠し部屋を発見できます。
木板を引き剥がして奥に入ると、壊れていない小さな鏡が置かれています。
これがレディとの戦闘で唯一使える武器です。
鏡を持ったまま広いマネキンの部屋に戻ると、レディが背を向けて佇んでおり、近づくと姿を消して戦闘が始まります。
部屋は暗闇に包まれ、いくつかの場所にだけ不規則に光のスポットが出現します。
光のスポットに立って鏡を反射させる基本戦術
戦闘の基本は、光のスポットの中央にシックスを立たせ、闇の中から近づいてくるレディに向けて鏡を掲げることです。
レディは闇に溶け込みながらシックスの周囲を旋回し、隙を見て接近してきます。
鏡を正しい方向に向けると、レディは自身の反射を見て苦痛の叫びをあげ、後退します。
この反射攻撃を合計6回命中させると、鏡が粉砕されると同時にレディも力を失います。
なお、光のスポットから外れた状態では鏡の効果が発動しないため、必ずスポット内に立ち続けることが重要です。
3回目以降のフェイント対策と背後からの掴み回避法
この戦闘で多くのプレイヤーが苦戦するのは、3回目の反射を命中させた以降のフェイントです。
レディは出現位置を不規則に変え、正面から現れると見せかけて背後から掴みかかるパターンを使い始めます。
対策としては、レディの気配を感じたら素早く振り向いて鏡を構えることが有効です。
レディが出現する際にはわずかに物音がするため、音に集中することでフェイントへの対応がしやすくなります。
また、レディが攻撃後に一度消える間隔を利用して、次の光のスポットへ移動する判断も必要になるでしょう。
初見では苦戦しやすいものの、パターンを把握すれば比較的短時間で撃破可能な戦闘です。
レディとシンマンの関係性|手紙と写真が語る切ない物語
リトルナイトメア2の発売によって、レディの物語にさらなる奥行きが加わりました。
ペイルシティの各所に残されたアイテムから、レディとシンマン(ノッポ男)の間に親密な関係があったことが浮かび上がっています。
この二人の関係性は、シリーズ全体のストーリーを理解する上で見逃せない要素です。
首吊り男の足元に落ちた手紙とレディの部屋との一致
第1作に登場する首吊り男のそばには、数枚の手紙が落ちています。
この手紙は、レディの部屋に置かれている手紙と同じデザインであることが確認されています。
第2作でモノの正体がシンマンであると判明したことで、首吊り男もまたシンマンと関連する存在だと結びつけられるようになりました。
レディと首吊り男を繋ぐ手紙の存在は、両者が文通によって何らかの連絡を取り合っていたことを示す物的証拠と言えるでしょう。
ペイルシティに残されたレディの写真と文通の痕跡
第2作のペイルシティ内には、シンマンが生活していたと思われる部屋が存在します。
部屋の棚にはレディの小さな肖像画が飾られ、ソファの正面にはレディと思しき女性の写真が置かれています。
さらにレディのガラス製の像(第1作のモウ内で多数見られたものと同型)も確認でき、大量の手紙が散乱していることから、二人が頻繁にやり取りしていたことがうかがえます。
この部屋の存在は、シンマンがレディを深く慕っていたことを物語る重要な証拠です。
モノ=シンマン・シックス=レディ対応説の根拠
第2作のエンディングでモノがシンマンへと成長する時間ループが確定したことで、「シックスもまたレディになる」という対応説が大きな注目を集めています。
この説を支持する根拠は複数あります。
まず、シックスとレディがともに黒髪の女性である点。
次に、シックスがレディの力を獲得してモウを去ったという事実。
そして、モノとシックスの関係がシンマンとレディの関係に酷似している構造的な対称性です。
もしこの説が正しければ、シンマンとレディは「かつて共に冒険した幼なじみが、時間の流れの中で孤独な怪物へと変貌した姿」ということになります。
手紙はかつての絆の名残であり、二人の間に流れる切なさが物語全体の悲劇性を一層深めているのです。
七つの大罪や千と千尋との関連|レディが象徴するテーマ
レディというキャラクターは、単なるゲームの敵キャラクターに留まらない深い象徴性を持っています。
キリスト教的なモチーフやジブリ作品からの影響など、複数のテーマが重層的に織り込まれており、考察の幅を大きく広げています。
レディは虚栄か傲慢か|七つの大罪モチーフの考察
リトルナイトメアの各キャラクターがキリスト教の七つの大罪を象徴しているという考察は、コミュニティで広く議論されています。
ゲスト=暴食については描写からほぼ確実と見なされていますが、レディについては意見が分かれています。
虚栄(Vanity)とする説は、自身の肖像画を大量に飾り、他者の顔をぼかし、仮面で素顔を隠すという外見への異常な執着を根拠としています。
傲慢(Pride)とする説は、モウの支配者として君臨し、子供やゲストに対して一切の共感を示さない姿勢に着目したものです。
さらに色欲(Lust)に該当するという見方もあり、レディが実際に何を「欲望」としているかによって解釈が変わります。
ただし、開発元が七つの大罪モチーフを公式に認めた記録はなく、全キャラクターが綺麗に対応するわけでもないため、あくまでファン考察の域に留まっている点は留意すべきでしょう。
千と千尋の神隠しの湯婆婆との類似点と開発者の証言
開発者自身が「千と千尋の神隠し」からインスピレーションを受けたことを公言しており、両作品の類似点は偶然ではありません。
レディと湯婆婆の比較を見てみましょう。
| 要素 | レディ | 湯婆婆 |
|---|---|---|
| 役割 | モウの支配者 | 油屋の経営者 |
| 子供との関係 | 子供を囚え、支配下に置く | 千尋の名前を奪い、労働させる |
| 能力 | 魔法による変身・支配 | 魔法による変身・契約 |
| 外見 | 芸者風の和装 | 西洋と東洋が混在した装い |
| 施設 | 暴食のゲストが集う巨大船舶 | 神々が訪れる巨大な湯屋 |
コミュニティでは「レディは湯婆婆とハウルの動く城のキャラクターを融合させたデザイン」とする見方が広く共有されています。
ただしリトルナイトメアは千と千尋よりもはるかにダークで残酷な世界観であり、単なるオマージュではなく独自の解釈を加えている点がシリーズの独創性に繋がっています。
権力・支配・老いへの恐怖というレディの物語的テーマ
レディの物語を俯瞰すると、浮かび上がるのは「権力者が自らの衰退を恐れる姿」です。
モウという閉鎖空間の頂点に立ちながら、鏡に映る自身の老いた姿に怯え、仮面で素顔を隠し続ける。
ゲストから力を吸い上げるシステムを維持することで自らの存在を保っている構図は、権力の維持に執着する者の姿として読むことができます。
しかし最終的に、自分よりもはるかに小さく弱いはずの子供に敗北し、捕食されるという結末は、どれほど強大な権力も永遠には続かないというメッセージを含んでいるのかもしれません。
シリーズ全体を「権力社会における支配と個性の剥奪」というテーマで読み解く考察もあり、レディはまさにそのテーマの中心に位置するキャラクターなのです。
リトルナイトメア3でのレディ関連要素と今後の展望
2025年10月10日に発売されたリトルナイトメア3では、開発元がTarsier StudiosからSupermassive Gamesに変更されました。
新主人公ロゥとアローンの物語が展開される中、レディ自身は直接登場しないものの、旧作を想起させる要素が随所に確認されています。
第3作に登場するレディの人形とモウを想起させるオブジェクト
第3作の複数のステージには、レディを模した人形や、モウの世界観を彷彿とさせるオブジェクトが配置されています。
これらの小道具は純粋なイースターエッグの可能性もありますが、ロゥが精神病院に到達するまでの過程でモウやレディと関連する何かに接触していた可能性を示唆するものとして注目されています。
また、第3作のゲーム冒頭が前作同様に主人公の悪夢から始まるという構造は、シリーズを通じたレディやシンマンのような存在と主人公との超自然的な繋がりを想起させるものです。
DLC「Secrets of The Spiral」でレディの物語は掘り下げられるのか
第3作のエキスパンションパス「Secrets of The Spiral」が発表されており、追加チャプター第1弾は2026年4月から6月、第2弾は2026年10月から12月に配信される予定です。
DLCの詳細な内容はまだ公表されていませんが、タイトルに含まれる「Spiral(螺旋)」は新たな場所の名称であり、レディやモウの物語がどこまで掘り下げられるかは現時点では不明です。
第1作のDLC「Secrets of the Maw」がレディの素顔やランナウェイ・キッドの運命を明かしたように、今回のDLCでもシリーズの謎に迫る新情報が提供されることをファンは強く期待しています。
開発元変更がレディを含む旧作キャラの扱いに与える影響
開発元がTarsier StudiosからSupermassive Gamesに変わったことで、旧作キャラクターの扱いに対するファンの懸念は少なくありません。
第3作のSteamレビューでは「開発チームが変わりシリーズの良さが薄れた」「レディやシンマンのように序盤から存在感を匂わせる深いヴィランがいない」といった指摘が一定数見られます。
一方で、新しいキャラクターであるキンや催眠術師に好意的な反応を示すプレイヤーも存在し、評価は分かれています。
レディのような「シリーズを貫く象徴的な存在」を新開発チームがどのように引き継ぎ、発展させていくのかは、DLCの内容次第で大きく評価が変わるでしょう。
レディの人気と関連グッズ|ファンからの評価まとめ
レディは発売から約9年が経過した現在も、リトルナイトメアシリーズで最も人気の高いキャラクターの一人として位置づけられています。
その魅力はゲーム内に留まらず、フィギュアやコラボグッズなど幅広い商品展開にも反映されています。
シリーズ最も象徴的なヴィランとしての高い人気の理由
レディが長く愛され続けている理由は、優雅さと恐ろしさを兼ね備えた唯一無二のキャラクター造形にあります。
能面のような白い仮面、揺れる着物の裾、浮遊しながら近づいてくる不気味な移動。
こうしたビジュアル要素が強烈な印象を残す一方で、素顔やシックスとの関係、モウの支配者としての来歴など、謎が多いからこそ何年にもわたって考察が途切れないのです。
コミュニティの人気投票では、レディとシンマンがシリーズの二大ヴィランとして常に上位を占めています。
Gecco製ミニフィギュアなど主要グッズの種類と入手方法
レディは複数のメーカーから立体化されており、コレクター需要が高いキャラクターです。
特にGecco製の「ミニフィギュアコレクション レディ」は手のひらサイズながら、仮面の陰影や着物の質感が精密に再現されており、高い評価を得ています。
2025年にはGeccoから「ミニフィギュアコレクションボックス -Original Color Ver.-」が発売され、レディも含まれています。
バンプレストからもシリーズキャラクターのフィギュアラインナップが展開されており、レディはシックスに次ぐ頻度で商品化されています。
人気商品は発売後に入手困難になるケースがあるため、購入を検討している場合は予約を利用するのが確実です。
ECサイトではAmazon、楽天市場、あみあみなどで取り扱われていることが多いでしょう。
レディ戦の演出がシリーズ最高と評価される理由
レディ戦は、多くのプレイヤーから「シリーズで最も印象に残る場面」として評価されています。
暗闇の中、光のスポットだけが頼りとなる緊張感。
闇に溶け込んで姿を消すレディの不気味さ。
鏡を反射させるたびに響く苦悶の叫び。
そしてレディを倒した直後、空腹に駆られたシックスが瀕死のレディに噛みつくという、救いのない衝撃のエンディング。
この一連の流れは、ホラーゲームとしての恐怖演出とストーリーテリングが完璧に融合した名場面として一般的に高く評価されています。
第3作のボス戦と比較して「レディ戦のような静かで心理的な恐怖が足りない」という意見も見られ、レディ戦がシリーズのハードルを上げた側面もあると言えるでしょう。
まとめ:リトルナイトメアのレディが残した謎と魅力
- レディは第1作およびDLC「Secrets of the Maw」のメインアンタゴニストであり、巨大船舶モウのオーナーである
- 芸者風のデザインは「千と千尋の神隠し」からのインスピレーションが開発者により認められている
- レディの素顔はDLCで初公開され、若い外見とは裏腹に鏡には醜い老婆の姿が映る
- 仮面は地位の象徴であると同時に、老いゆく素顔を隠すためのものと広く解釈されている
- レディの部屋には肖像画・手紙・壊れた鏡など物語の核心に迫る伏線が多数存在する
- シックスとの関係は母親説・姉妹説・同一人物説など複数あり、公式には明言されていない
- レディ戦は鏡の反射を6回当てる独自のボス戦であり、シリーズ最高の演出と評価されている
- シンマンとの間には手紙や写真による親密な関係の痕跡がペイルシティで確認されている
- 第3作ではレディ本人は未登場だが、人形やオブジェクトなど関連要素が散りばめられている
- DLC「Secrets of The Spiral」の配信が2026年中に予定されており、新たな情報に期待が集まっている

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