仁王3で初めてシリーズに登場した幕末ステージは、1864年の京都を舞台に、近代兵器と妖怪が入り乱れる独自の世界観が話題を集めています。
高杉晋作や沖田総司といった歴史上の人物がボスとして立ちはだかり、新選組隊士がガトリング砲で攻撃を仕掛けてくるなど、従来の仁王シリーズにはなかった体験が待ち受けています。
一方で、落下死の多さやマップ設計に対する不満の声も少なくありません。
この記事では、幕末ステージの世界観やキャラクター情報から、ボスの具体的な攻略法、ユーザーの評判、さらにはRise of the Roninとの比較まで、仁王3の幕末に関するあらゆる情報を網羅的にお届けします。
仁王3の幕末とは?舞台設定とストーリーの全体像
仁王3における幕末は、シリーズの歴史上初めて追加された新しい時代設定です。
これまで江戸や戦国といった時代を舞台にしてきた仁王シリーズにとって、幕末という選択は大きな挑戦であり、同時にファンの期待を大いに高めるものとなりました。
ここでは、幕末ステージがどのような設定で描かれているのかを詳しく解説していきます。
1864年の京都が舞台となった背景と世界観
幕末ステージの舞台は、1864年の京都です。
現実の歴史では、この年は池田屋事件や禁門の変が起きた激動の時期にあたります。
仁王3では、この京都が「地獄」に呑まれかけた異形の世界として描かれており、清水寺や本能寺、壬生寺といった実在の名所がダークファンタジーの舞台へと変貌を遂げています。
霊樹を擁する京の地だけが辛うじて地獄化を免れており、志士たちが幕府の支配に対して決死の抵抗を続けているという設定になっています。
近代兵器が登場し始めた幕末という時代背景を活かし、刀と銃が交錯する独特の戦闘が楽しめる点が大きな特徴です。
闇に落ちた国松と地獄化した日本という物語の構造
仁王3のストーリーの核心にあるのは、主人公・徳川竹千代と弟・国松の確執です。
闇に落ちた国松が「永遠の将軍」となったことで日本の歴史が大きく歪められ、江戸を始めとする日本のほぼ全土が地獄に呑み込まれてしまいます。
幕末の京都は、この歪められた未来の姿として登場します。
つまり、プレイヤーが体験する幕末は、正しい歴史の延長線上ではなく、国松の暴走によって生まれた「もしもの世界」です。
この設定によって、歴史上の人物たちが本来とは異なる立場で登場したり、妖怪と共存する異常な京都が成立したりする説得力が生まれています。
江戸・戦国・平安との時代横断がもたらす体験の違い
仁王3では、江戸・戦国・平安・幕末という4つの時代を、主人公が守護霊の力を使って行き来します。
各時代にはそれぞれ固有の景観、敵、そしてボスが用意されており、同じゲームでありながら全く異なるプレイ体験が得られる仕組みです。
戦国では武田軍との合戦、平安では氷雪に閉ざされた京の都、そして幕末では近代兵器を持つ新選組との戦いと、時代ごとの色が明確に打ち出されています。
特に幕末は、他の時代と比べて敵の攻撃パターンが現代的で、銃撃による遠距離攻撃や立体的な奇襲が加わるため、戦い方そのものを変える必要がある点がプレイヤーに新鮮な驚きを与えています。
幕末に登場するキャラクターと敵の一覧
幕末ステージの魅力を語るうえで欠かせないのが、個性豊かなキャラクターたちの存在です。
歴史上の有名な人物がダークファンタジーとして再解釈され、強力なボスや味方として物語に深みを与えています。
高杉晋作の人物像と戦闘スタイルの特徴
高杉晋作は、長州出身の志士として幕末ステージに登場します。
声優は前野智昭さんが担当しており、「動けば雷電のごとく、発すれば風雨のごとし」と称されるほどの行動力を持つ人物として描かれています。
戦闘面では、最新式の拳銃と柳生新陰流の剣術を使いこなす二刀流スタイルが特徴です。
逆手持ちの刀で舞うように斬りかかり、距離を取ると拳銃で牽制してくるため、近距離・遠距離のどちらでも油断ができません。
ボス戦では最初に対峙する相手となるケースが多く、幕末ステージの洗礼として多くのプレイヤーの記憶に残る存在となっています。
沖田総司はなぜ最強格のボスと言われるのか
沖田総司は、新選組一番隊組長として登場し、幕末ステージで最も手強いボスの一人と広く認識されています。
声優は小林千晃さんが担当しており、無類の天才剣士として志士たちから恐れられているという設定です。
沖田が最強格と言われる理由は複数あります。
まず、開幕から固定パターンの高速突進攻撃を繰り出してくるため、準備不足だと戦闘開始直後に倒されてしまいます。
さらに、HPが5割を切ると覚醒状態に移行し、攻撃の演出とパターンが大きく変化するため、前半と後半で全く異なる対策が必要になるのです。
加えて、妖怪を使役するという設定も厄介で、純粋な剣術だけでなく妖怪由来の攻撃にも対処しなければなりません。
メインルートでは徳川慶喜との連戦が待ち受けているため、沖田戦で消耗しすぎると次の戦いが非常に苦しくなるという構造的な難しさも評価に拍車をかけています。
新選組隊士が使う銃やガトリングなど近代兵器の脅威
幕末ステージで通常の敵として登場する新選組隊士たちは、刀だけでなく銃やガトリング砲といった近代兵器を装備しています。
これは仁王シリーズにおいて初めての試みであり、遠距離から正確な射撃を受けたり、高所から一方的に撃ち下ろされたりする場面が頻繁に発生します。
特にガトリング砲を持つ隊士は、連射による継続ダメージが非常に高く、遮蔽物を利用しながら接近するか、忍者スタイルの機動力で素早く距離を詰める戦法が求められます。
従来のシリーズでは刀や槍を振るう敵が中心だったため、この近代兵器の存在が幕末ステージ全体の難易度を押し上げる要因の一つになっています。
徳川慶喜との連戦ルートと回避する方法
幕末ステージの終盤にある地獄御所では、沖田総司と徳川慶喜が連続で登場する連戦ルートが待ち構えています。
HPや回復アイテムが限られた状態で2体のボスを連続撃破しなければならず、多くのプレイヤーにとって大きな壁となっています。
しかし、この連戦は回避する方法が存在します。
まず本能寺の地獄をクリアし、高杉晋作の奇譚「無二の刀」を受注します。
次にサイドミッション「孤剣」をクリアして壬生寺の鍵を入手し、壬生寺で沖田を先に討伐しておくと、地獄御所の慶喜戦直前に沖田が出現しなくなるのです。
この手順を踏むかどうかで難易度が大きく変わるため、攻略において非常に重要なポイントと言えるでしょう。
幕末マップの構造と主要ランドマークの攻略
幕末の京都マップは、実在する名所をモチーフにした広大なオープンフィールドで構成されています。
ただし、すべてのエリアが最初から開放されているわけではなく、特定の条件を満たすことで新たなエリアへ進めるようになります。
清水寺・本能寺・壬生寺など京都の名所と探索順
幕末マップには、清水寺、本能寺、壬生寺、京都御所といった京都の象徴的な名所が配置されています。
まず序盤で訪れることになるのは、道なりに進んで社を解放していくメインルート上にあるエリアです。
本能寺は地獄化したメインミッションの舞台となっており、ストーリー進行上必ず攻略する必要があります。
壬生寺は新選組の拠点として異変とともに出現しますが、すぐには入ることができず、特定のサイドクエストを進めてから鍵を入手する必要があります。
探索順としては、メインストーリーを優先しつつ、社の解放を怠らないことが安全なプレイに直結します。
七条奈落の大砲エリアを安全に突破するコツ
七条奈落は、幕末ステージの中でも特に多くのプレイヤーを苦しめているエリアです。
高所に設置された大砲が定期的に砲撃を行い、狭い足場を移動中に直撃を受けると即死に近いダメージを受けてしまいます。
安全に突破するためには、まず大砲の発射タイミングをよく観察することが重要です。
砲撃には一定の間隔があるため、発射直後の安全な時間帯を見計らって次の遮蔽物まで一気に移動しましょう。
忍者スタイルの素早い回避動作を活用するのも有効な手段です。
無理に敵と戦わず、大砲の射線から外れた位置で雑魚敵を処理してから前進するという堅実な立ち回りが、結果的に最も効率よく突破できる方法と言えます。
島原や京都御所へ行くための開放条件と手順
島原と京都御所は、幕末マップ内でもストーリー後半に開放されるエリアです。
島原に関しては、本能寺の地獄クリア後に発生するサイドクエストを進めることでアクセスが可能になります。
京都御所は、幕末ステージのメインストーリーにおける最終決戦の地となっており、一定の条件を満たした後に「地獄御所」として出現します。
いずれのエリアも、メインミッションとサイドミッションを並行して進めることが開放の鍵を握っています。
攻略サイトのマップ情報などを参照しながら、取りこぼしがないよう計画的に進めるのがおすすめです。
幕末のボス攻略ガイド|倒し方と立ち回り
幕末ステージのボス戦は、仁王3全体の中でも屈指の難易度を誇ります。
ここでは、主要なボスである高杉晋作と沖田総司の具体的な攻略法を紹介します。
高杉晋作戦で有効な攻撃の差し込みタイミング
高杉晋作は、逆手持ちの刀と拳銃を駆使するトリッキーなボスです。
攻略のポイントは、高杉の攻撃モーションの合間を狙って素早い攻撃を差し込むことにあります。
高杉は攻撃と攻撃の隙間にプレイヤーの攻撃で怯むタイミングが存在するため、大技を欲張らず、手数の多い武器で細かくダメージを蓄積させる戦法が効果的です。
特に背面を取ってからの連続攻撃は大きなダメージソースとなります。
忍者スタイルでは背後からの攻撃にダメージボーナスが付くため、回避で側面や背面に回り込みながら戦うのが理想的な立ち回りでしょう。
拳銃による遠距離攻撃は、横方向への移動で比較的容易に回避できるため、無理にガードするよりも移動で対処するのが安全です。
沖田総司の開幕突進と覚醒後の攻撃パターン対策
沖田総司戦で最初に注意すべきは、開幕直後に繰り出される固定の突進突き攻撃です。
ロード画面が終わった直後に攻撃が来るため、戦闘開始と同時に前方向へジャンプして回避する準備をしておきましょう。
前半戦では、高速の剣技を中心とした攻撃が主体となります。
ガードだけに頼ると気力を大幅に削られるため、回避と防御を使い分けることが重要です。
HPが5割を下回ると覚醒状態へ移行し、攻撃の演出が派手になるだけでなく、一部の攻撃パターンが変化します。
覚醒後は攻撃の速度と範囲が増すため、無理に攻めず、安全な一撃を確実に入れていく堅実な姿勢が求められます。
妖怪を使役した範囲攻撃も追加されるため、距離を取りすぎるのも危険です。
中距離を維持しながら隙を見て攻撃する、という意識を持つと安定しやすくなります。
壬生寺で沖田を先に倒すメリットと攻略ルート
前述の通り、壬生寺で沖田を先に倒しておくことで、地獄御所における慶喜との連戦を回避できます。
これは幕末ステージ攻略における最大の時短かつ難易度緩和テクニックです。
壬生寺へ行くためのルートは、本能寺の地獄をクリアした後、高杉晋作の奇譚「無二の刀」を受注し、サイドミッション「孤剣」をクリアするという流れになります。
壬生寺での沖田戦は、地獄御所での戦いと基本的に同じ攻撃パターンですが、連戦ではないためHP回復の余裕があり、精神的にも余裕を持って戦えます。
メインストーリーを急ぎたい気持ちがあっても、このサイドルートを先に消化することを強くおすすめします。
幕末ステージの評判は?ユーザーの声から見る長所と短所
発売から約2週間が経過した2026年2月20日現在、幕末ステージに対するユーザーの評価は長所と短所がはっきりと分かれています。
全体としては好評が多いものの、特定の要素に対する不満も目立つ状況です。
近代兵器と妖怪が交錯する戦闘への高い評価
幕末ステージの戦闘は、銃やガトリングを使う新選組隊士と、妖怪が同時に登場するユニークな構成となっており、この点は多くのユーザーから高く評価されています。
従来の仁王シリーズでは、近接武器を持つ人間型の敵か妖怪のどちらかが主体でしたが、幕末では近代兵器と日本刀と妖怪が三つ巴で入り乱れる場面が生まれます。
「他の時代とは全く違う緊張感がある」「新選組との戦いが新鮮」といった声が多く、シリーズに新しい風を吹き込んだという評価が一般的です。
高杉や沖田といった幕末の人物がボスとして登場する演出も、歴史ファンを中心に好評を博しています。
落下死の多さとマップ設計に対する不満の傾向
一方で、幕末ステージで最も不満が集中しているのが、落下死の多さです。
幕末の京都は高低差のある地形が多く、狭い足場や崖際での戦闘が頻繁に発生します。
「死亡原因のうち大半が落下死と事故死だった」「敵に倒されるより地形に殺される方が多い」という声が、SNSやSteamレビューで数多く見られます。
仁王3ではシリーズ初のジャンプアクションが追加されましたが、このジャンプの存在がかえって落下リスクを高めているという指摘もあります。
仁王1の時点でも落下死の多さは批判されており、仁王2では平坦なフィールドが増えて改善されたにもかかわらず、仁王3の幕末で再び問題が浮上した形です。
地獄化した景観の単調さは気になるポイントか
幕末エリアの大部分は地獄に呑まれた状態で描かれており、禍々しい赤黒い色調が画面を支配します。
この演出は世界観の表現としては理にかなっているものの、長時間プレイすると視覚的な変化に乏しく感じるという声が一定数あります。
戦国エリアには緑豊かな風景があり、平安エリアには雪化粧の京都がありますが、幕末エリアはほぼ地獄一色のため、景観を楽しむ余裕が少ないと感じるユーザーもいるようです。
ただし、清水寺や本能寺といったランドマークのデザインは作り込まれており、個々のロケーションに目を向けると見どころは十分にあります。
仁王3は前作からどう進化した?仁王2との違いを比較
仁王3は、前作の仁王2から約6年ぶりのシリーズ新作として、多くの点で大幅な進化を遂げています。
ここでは、特に重要な変更点を3つに絞って解説します。
ステージ制からオープンフィールドへの変化で何が変わったか
仁王2まではミッション選択式のステージ制が採用されていましたが、仁王3ではシリーズ初のオープンフィールド形式へと移行しました。
この変更により、プレイヤーは一つのエリアを自由に探索できるようになり、強敵に遭遇した際にいったん引き返して別ルートを探るという選択肢が生まれています。
高密度なフィールド内には社、拠点、小地獄、サイドミッションの発生ポイントなどが点在しており、発見する楽しさが格段に増しました。
一方で、「壁や障害物が多くオープンな印象が薄い」という意見もあり、完全な自由度を求めるプレイヤーにはやや物足りなさを感じさせる面もあります。
サムライとニンジャの2スタイル切替は戦闘をどう広げたか
仁王3で導入されたサムライスタイルとニンジャスタイルの切替は、戦闘の幅を大きく広げた新要素です。
サムライスタイルは高火力の技で敵を押し込む重厚な戦闘が得意で、ニンジャスタイルは素早い回避動作や空中アクション、背面攻撃のダメージボーナスを活かした機動戦を展開できます。
この2つを瞬時に切り替えることで、状況に応じた柔軟な対応が可能になりました。
たとえば、ボスの大技をニンジャスタイルの機動力で回避してからサムライスタイルに切り替えて大ダメージを叩き込む、といった連携が楽しめます。
一般的には「ニンジャスタイルの方が総合的に優れている」と評されることが多いですが、サムライスタイルの火力も侮れず、プレイスタイルに応じた使い分けが推奨されています。
ハクスラ要素の出し惜しみがなくなった序盤設計の改善
仁王シリーズの大きな魅力であるハクスラ(ハック&スラッシュ)要素について、仁王3では序盤からの開放度が大きく向上しています。
前作までは、属性武技や装備の揃え効果が本格的に楽しめるのは中盤以降でしたが、仁王3ではゲーム開始から比較的早い段階でこれらの要素にアクセスできるようになりました。
装備の組み合わせやビルドの試行錯誤を早期から楽しめるため、やり込み派のプレイヤーはもちろん、シリーズ初心者にとっても成長の実感が得やすい設計になっています。
「出し惜しみがなくなった」という評価が多くのメディアレビューで共通して指摘されている点です。
ローニンとの比較で見る幕末の描き方の違い
同じTeam NINJAが手がけた作品として、Rise of the Roninと仁王3の幕末はしばしば比較の対象となっています。
両作品は同じ時代を扱いながらも、全く異なるアプローチで幕末を描いているのが興味深い点です。
Rise of the Roninは歴史体験、仁王3はダークファンタジー
Rise of the Roninは2024年に発売されたオープンワールドアクションで、幕末の日本をリアルに体験することに主眼が置かれていました。
プレイヤーは浪人として幕末の世界に飛び込み、歴史上の人物たちとの交流や選択分岐を通じて自分だけの物語を紡いでいく作品です。
対する仁王3の幕末は、あくまでダーク戦国アクションRPGの一ステージとして、地獄化した京都をハイテンポなアクションで駆け抜ける体験に焦点が当たっています。
「歴史を味わうローニン、歴史を戦うゲームとして消費する仁王3」という表現が、両作品の違いを端的に示していると言えるでしょう。
坂本龍馬など幕末の偉人たちへの興味が両作品でつながる理由
Rise of the Roninでは、坂本龍馬をはじめとする数多くの幕末の偉人が登場し、彼らとの関係構築がゲームの核となっていました。
このゲームをプレイしたことで幕末の人物に親しみを持ったユーザーが、仁王3の幕末ステージで高杉や沖田と再会するような感覚を味わえるという声が広がっています。
仁王3では坂本龍馬の直接の登場は確認されていないものの、幕末という時代背景を共有することで、Rise of the Roninで培った歴史知識が仁王3の世界観理解に直結するのです。
両作品をプレイすることで幕末への理解と愛着が相乗的に深まるという点は、同じ開発元だからこそ実現した副次的な魅力と言えます。
幕末をもっと楽しみたい人はどちらを先にプレイすべきか
幕末という時代に興味を持ち、どちらの作品から始めるべきか迷っている方には、プレイの目的に応じた選び方があります。
歴史上の人物や時代背景をじっくり学びながら楽しみたいのであれば、Rise of the Roninから始めるのがおすすめです。
幕末の偉人たちの人物像や時代の流れを理解したうえで仁王3の幕末ステージに挑むと、ダークファンタジーとして再解釈されたキャラクターたちをより深く味わえます。
逆に、歯ごたえのあるアクションを求めるなら仁王3を先にプレイし、その後にRise of the Roninで幕末の余韻に浸るという順番も十分にありです。
いずれにしても、両作品は競合ではなく補完関係にあるため、幕末を堪能したい方は両方のプレイを視野に入れてみてください。
メタスコアと売上から見る仁王3全体の評価
仁王3は、批評家とユーザーの双方から高い評価を獲得し、商業的にも大きな成功を収めています。
ここでは、客観的な数値データに基づいて作品の評価を確認していきます。
PS5版86点・PC版84点が示すシリーズ内での立ち位置
レビュー集積サイトMetacriticにおける仁王3のメタスコアは、PS5版が86点(76件のレビュー)、PC版が84点(26件のレビュー)を記録しています。
シリーズの過去作と比較すると、仁王1が88点、仁王2が85点であるため、仁王3はシリーズの高水準を維持した評価と言えます。
特筆すべきは、PS5版の批評家レビュー70件中62件がポジティブ評価で、ネガティブ評価が0件という点です。
ポジティブ評価率は93%に達しており、作品の基本的なクオリティの高さが広く認められていることを示しています。
発売2週間で100万本突破というシリーズ最速記録の意味
2026年2月20日、コーエーテクモゲームスは仁王3の全世界累計販売本数がシリーズ最速で100万本を突破したと発表しました。
パッケージ出荷本数とダウンロード販売本数の合計で、発売からわずか約2週間での達成です。
発売1週間時点ではグローバル売上70万本超を記録しており、その後も順調にセールスを伸ばし続けています。
さらに、仁王シリーズ全体の累計販売本数も1,000万本を突破し、コーエーテクモゲームスを代表するIPとしての地位を確固たるものにしました。
海外レビューで「シリーズ最高傑作」と評された理由
海外メディアの多くが仁王3を「シリーズ最高傑作」と評しています。
その理由として最も多く挙げられているのが、やりがいのある探索、美しい景観、そしてスリリングなボス戦の3要素です。
オープンフィールドへの移行という大胆な構造変更が成功しており、探索の自由度と仁王らしい高難易度アクションの両立が高く評価されました。
ボス戦の調整が「芸術的」と表現されるケースもあり、強いが理不尽ではないというバランスが、繰り返し挑戦する楽しさを生み出しているとされています。
一部で敵の流用や景観の単調さが指摘されていますが、「些細な問題をほぼカバーしている」というのが批評家の大勢の見方です。
PC版の推奨スペックと購入前に知るべき注意点
仁王3をPC(Steam版)でプレイすることを検討している方にとって、動作環境やプラットフォーム選びは重要な判断材料となります。
快適プレイに必要なGPUとメモリの目安
PC版の動作環境は、Team NINJAの公式サイトで詳細が公開されています。
| 項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 | Windows 11 |
| CPU | Core i5-10400 / Ryzen 5 2600 | Core i5-10600K / Ryzen 5 5600X |
| メモリ | 16GB(マルチチャンネル推奨) | 16GB(マルチチャンネル推奨) |
| GPU | GTX 1060 6GB / RX 5600 XT | RTX 3060 Ti 8GB / RX 6700 XT 12GB |
| ストレージ | SSD必須 | NVMe SSD推奨 |
推奨スペックは「標準」グラフィック設定で1080p/60fps(アップスケール使用)を想定した数値です。
フルHDで快適にプレイしたい場合は、RTX 3060 Tiクラス以上のGPUと16GBのメモリが目安となります。
SSDは必須とされており、HDD環境ではロード時間が大幅に長くなる可能性がある点に注意が必要です。
発売直後のクラッシュ問題とパッチ対応の現状
PC版の仁王3は、発売直後にクラッシュの頻発が報告されていました。
一部のユーザーからは「1時間以内に4〜5回クラッシュする」という深刻な報告もあり、安定性に問題を抱えた状態でのスタートとなりました。
開発チームはこの問題に対して迅速にパッチ対応を行っています。
2026年2月14日配信のVer1.03.01でクラッシュの一部が改善され、2月19日配信のVer1.03.02では進行不能になる不具合の修正を含むさらなる安定化が図られました。
2026年2月20日時点では、発売直後と比べてクラッシュ頻度は大幅に減少していますが、完全に解消されたとは言い切れない状況です。
今後のアップデートでさらなる改善が期待されます。
PS5版とSteam版はどちらを選ぶべきか
PS5版とSteam版の選択は、プレイ環境や重視するポイントによって異なります。
PS5版は動作の安定性が比較的高く、発売直後のクラッシュ問題もPC版ほど深刻ではなかったと言われています。
コントローラーでの操作を前提とした設計のため、ゲームパッドでのプレイが最も快適に楽しめるのもPS5版の強みです。
Steam版は、高性能なPCを所有している場合にフレームレートや解像度の面で優位に立てる可能性がありますが、前述のクラッシュ問題や最適化の課題がまだ残っています。
安定性を重視するならPS5版、将来的なMOD対応やグラフィック設定の自由度を求めるならSteam版という選び方が一般的な判断基準となっています。
DLCと今後のアップデート情報まとめ
仁王3は本編だけでなく、今後配信予定のDLCによってさらにコンテンツが拡充される予定です。
シーズンパスの内容やこれまでのパッチ情報を整理してお伝えします。
第1弾は2026年9月・第2弾は2027年2月の配信予定
仁王3のDLCは全2弾構成で、第1弾が2026年9月末日までに、第2弾が2027年2月末日までに配信が予定されています。
いずれも新しいストーリー、新しい敵、妖怪、ボスキャラクター、そして新装備が追加される大型コンテンツとなる見込みです。
過去の仁王シリーズではDLCで新たな高難易度周回や新武器種が追加されてきた実績があるため、今回も本編クリア後のやり込みを大幅に拡張するような内容が期待されています。
シーズンパスの価格と収録される新コンテンツの内容
シーズンパスの価格は、DLC第1弾と第2弾のセットで5,500円(税込)です。
単品での購入も可能で、各DLCの単品価格は2,750円(税込)となっています。
Digital Deluxe Editionを購入済みの方は、シーズンパスが既に含まれています。
DLCの具体的な追加内容の詳細はまだ発表されていませんが、「新しいストーリー、敵、妖怪、ボス、新装備」が含まれることが公式にアナウンスされています。
新たな時代やエリアが追加される可能性もあり、今後の続報に注目が集まっています。
Ver1.03.02パッチまでの主な修正内容と今後の展望
発売からわずか2週間の間に、仁王3は複数のパッチが配信されています。
Ver1.03.01では、戦絵巻「鍛錬場」の改善やクラッシュの一部改善を含む多数の不具合修正が行われました。
Ver1.03.02では、「久遠の狭間」で猫又の台詞途中に他のメニューを操作すると進行不能になる不具合や、特定ミッション関連の問題が修正されています。
開発チームの対応スピードは全体的に好意的に受け止められており、コミュニティからは今後もバランス調整やパフォーマンス改善の継続が期待されています。
なお、一部で話題となっている特定ビルドの強さについては、現時点で修正が入っておらず、公式が意図した仕様である可能性が高いとユーザー間では推測されています。
まとめ:仁王3の幕末を楽しむために知っておきたい全知識
- 幕末は仁王シリーズ初の時代設定であり、1864年の京都が地獄化した世界として描かれている
- 高杉晋作は拳銃と剣術の二刀流ボスで、モーション合間の攻撃差し込みが攻略の鍵である
- 沖田総司は開幕突進とHP5割での覚醒が最大の脅威で、幕末最強格のボスとされる
- 壬生寺で沖田を先に倒すと地獄御所の連戦を回避でき、攻略難易度が大幅に下がる
- 新選組隊士は銃やガトリング砲を使い、シリーズにない近代兵器との戦闘が展開される
- 幕末ステージ最大の不満点は落下死の多さとマップの高低差による事故死である
- Rise of the Roninは歴史体験、仁王3はダークファンタジーと幕末の描き方が根本的に異なる
- メタスコアはPS5版86点・PC版84点で、批評家のポジティブ評価率は93%に達する
- 発売2週間で全世界100万本を突破し、シリーズ累計1,000万本の大台を達成した
- DLCは全2弾構成で、第1弾が2026年9月、第2弾が2027年2月に配信予定である

コメント