仁王3のストーリーを徹底解説!全時代のあらすじと結末まとめ

2026年2月6日に発売されたダーク戦国アクションRPG「仁王3」は、シリーズ初のオープンフィールドを採用し、発売からわずか2週間で全世界100万本を突破する大ヒットを記録しました。

本作の物語は、徳川家康の孫である竹千代が弟・国松の裏切りをきっかけに複数の時代を旅するという、壮大なタイムスリップ譚です。

戦国、平安、古代、幕末と日本史のさまざまな時代を駆け巡るスケール感は、シリーズ過去作を大きく上回っています。

一方で「ストーリーの展開がわかりにくい」「前作との類似が気になる」といった声も見られ、評価が分かれている側面もあります。

この記事では、仁王3のストーリーについて、世界観の基本設定から各時代のあらすじ、エンディング分岐の詳細、登場人物の情報、そしてユーザーの評価傾向まで、網羅的に解説していきます。

ネタバレを含む箇所がありますので、未クリアの方はご注意ください。

目次

仁王3のストーリーが描く世界観と基本設定

仁王3の物語を理解するうえで欠かせないのが、本作独自の世界観です。

日本史をベースにしながらも、妖怪や霊的な力が実在する独自のダークファンタジー設定が組み込まれています。

ここでは、物語の起点となる時代背景と、ストーリーの根幹をなす重要な設定について整理していきます。

物語の起点は元和8年(1622年)の江戸城

仁王3のストーリーは、元和8年(1622年)の江戸城から幕を開けます。

主人公の徳川竹千代は、江戸幕府を開いた徳川家康の孫であり、歴史上の三代将軍・徳川家光にあたる人物です。

次期将軍への就任を間近に控えていた竹千代でしたが、弟の徳川国松が突如として謀反を起こします。

国松は禍々しい闇の力を身に宿し、妖怪の大群を率いて江戸城を襲撃しました。

泰平の世は一瞬にして地獄と化し、竹千代は絶体絶命の窮地に追い込まれます。

この冒頭の事件が、物語全体を貫く「兄弟の因縁」というテーマの出発点となっています。

霊石と地獄が支配する世界の仕組みとは

仁王3の世界観を理解するうえで重要なのが「霊石」と「地獄」という2つの概念です。

霊石とは、この世界に存在する不思議な石のことで、「荒ぶる破壊の力」と「あらゆるものを再生する力」という二面性を持っています。

一方、地獄とは悪意や害意など、人を苛む思念から生まれる強い陰の気に満ちた領域を指します。

地獄は内部に取り込まれた者を蝕み続け、大量の霊石を生み出す危険な異界です。

地獄を浄化するには、発生源である「地獄楔」を破壊しなければなりません。

ゲーム内では各時代のフィールド上に地獄化したエリアが出現し、高難度ダンジョンとしてプレイヤーの前に立ちはだかります。

また、幕末の京都では地獄化を食い止める「霊樹」の存在も語られており、志士たちが幕府から霊樹を守るという設定が物語に深みを加えています。

守護霊「草薙」によるタイムスリップの設定

本作のストーリー上で最も大きな仕掛けとなっているのが、タイムスリップの要素です。

国松の襲撃によって窮地に陥った竹千代は、守護霊「草薙」の不思議な力によって時空を超えることになります。

草薙は竹千代に特別な才能を見出しており、各時代へ飛ばされた竹千代は、行く先々で歴史上の人物と出会い、地獄を祓いながら力を蓄えていきます。

物語の中では「八咫鏡」「草薙剣」「八尺瓊勾玉」という三種の神器も登場し、竹千代に力を与える重要なアイテムとして機能しています。

こうしたタイムスリップと神器の収集を軸に、竹千代が将軍としての器を証明していく成長譚が展開されるわけです。

仁王3の舞台となる全時代を時系列で解説

仁王3の大きな特徴は、ストーリーの進行に合わせて複数の時代を行き来する点にあります。

江戸時代を起点に、戦国、平安、古代、幕末と、日本史の幅広い時代が舞台として登場します。

各時代には固有のマップ、敵、ボス、そして歴史上の人物が配置されており、それぞれ異なる雰囲気を楽しめる構成です。

戦国時代の舞台と武田軍との死闘

タイムスリップ後、竹千代が最初に降り立つのが1572年頃の戦国時代・遠江国です。

この時代では武田軍と妖怪が手を結び、徳川家を追い詰めているという状況が描かれます。

舞台となるのは浜松城周辺から三方ヶ原にかけてのエリアで、史実の「三方ヶ原の戦い」をモチーフにした展開が繰り広げられます。

山県昌景や馬場信春といった武田四天王がボスとして立ちはだかり、最終的には武田信玄との激闘が待ち受けています。

この時代で竹千代は井伊直虎や本多忠勝と出会い、共に戦う仲間を得ていきます。

戦国時代のマップは比較的広大で、オープンフィールドの探索を本格的に体験できる最初のエリアとなっています。

平安時代の舞台で源氏の英傑と交わる展開

戦国時代を経て竹千代が次に訪れるのは、平安時代です。

京都の六波羅や八条、鞍馬周辺がフィールドとして登場し、源平合戦を背景にした物語が描かれます。

この時代では源義経や源頼朝、梶原景時といった源氏の英傑たちが登場人物として姿を見せます。

源義経のCVを花江夏樹さん、源頼朝のCVを小西克幸さんが担当しており、豪華なキャスティングも話題を集めました。

平安時代のエリアでは「常世散らし」など新たな戦闘スキルが解放され、アクション面でも新しい楽しみが加わります。

歴史の教科書でおなじみの人物たちが妖怪と絡み合う独自の展開は、仁王シリーズならではの魅力といえるでしょう。

古代・弥生時代の舞台と卑弥呼の謎

物語の第4章では、さらに時をさかのぼり古代・弥生時代へと突入します。

ここでは邪馬台国の女王・卑弥呼が重要な登場人物として現れます。

卑弥呼のCVは土屋太鳳さんが担当しており、完成発表会でも大きな注目を集めたキャラクターです。

卑弥呼は生まれながらに鬼道の才を持ち、民を導いたとされる神秘的な存在として描かれています。

この時代ではストーリー上の黒幕である「比留呼」が初めてボスとして姿を現し、物語が大きく動き出します。

古代の舞台は他の時代と比較して独特の雰囲気を持っており、日本神話的な要素が色濃く反映されたエリアです。

幕末の舞台は地獄に呑まれた京都

第6章の舞台となるのは、1864年の幕末・京都です。

この時代では日本の大半が拡大した地獄に呑まれており、妖怪が跋扈する荒廃した世界が広がっています。

地獄化を食い止める霊樹を志士たちが守っているという設定のもと、高杉晋作や沖田総司、徳川慶喜といった幕末の著名人が登場します。

高杉晋作のCVは前野智昭さん、沖田総司のCVは小林千晃さんが務めており、新選組との激しい戦いが描かれます。

幕末は物語の終盤に位置するエリアであるため、敵の強さも大幅に上がっています。

江戸時代初期を起点とした物語が、日本史における侍の最後の時代である幕末にまで到達するという構成は、将軍という存在の意味を問いかけるテーマ性とも深く結びついています。

江戸決戦で描かれるストーリーの最終局面

すべての時代を巡り力を蓄えた竹千代は、最終章「江戸決戦」で元の時代に帰還します。

ここでは冒頭で地獄と化した江戸が舞台となり、黒幕・比留呼との最終決戦が待ち受けています。

比留呼を倒した後には弟・国松の処遇を決める重大な選択肢が提示され、プレイヤーの判断によってエンディングが分岐します。

物語全体を通じて竹千代が各時代で経験を積み、将軍としてふさわしい器へと成長していく姿が描かれるわけです。

最終章は物語の集大成であると同時に、高難度のボスラッシュが続くため、戦闘面でも大きな山場となっています。

仁王3のあらすじを章ごとにネタバレ解説

ここからは、仁王3のメインストーリーのあらすじをより具体的に解説していきます。

物語の核心に触れる内容を含みますので、ネタバレを避けたい方は次のセクションまで読み飛ばしてください。

プロローグで語られる兄弟の因縁と国松の裏切り

物語は、元和8年の江戸城で竹千代と国松が道場で模擬戦を行う場面から始まります。

竹千代は幼い頃から守護霊の姿が見え、絵を描くことに夢中だったため、周囲からは将軍の器として疑問視されていました。

一方の国松は幼少期から優秀で、両親の寵愛を受けていたものの、祖父・家康が「長幼の序」を明確にしたことで将軍への道を閉ざされます。

この積年の怒りと嫉妬が国松を闇に落とし、妖怪の力を借りた大規模な謀反へとつながりました。

竹千代は国松との戦闘で敗北しますが、守護霊・草薙の力が発動し、過去の時代へと飛ばされることになります。

この冒頭で提示される「なぜ国松は裏切ったのか」「竹千代はなぜ過去へ飛ばされたのか」という2つの謎が、ストーリー全体を牽引していきます。

各時代で竹千代が集める三種の神器の役割

竹千代が各時代を旅する目的の一つが、三種の神器を集めることにあります。

八咫鏡、草薙剣、八尺瓊勾玉はそれぞれ異なる力を竹千代に授け、最終決戦に向けた力の源となります。

各神器は特定の時代のストーリーをクリアすることで入手でき、ゲームプレイの面ではアクションや能力の幅が広がっていく仕組みです。

神器を手にするたびに竹千代の守護霊との結びつきが強まり、より強力な「九十九化身」や「守護霊技」が使えるようになります。

物語上は、神器の力を結集することでのみ、比留呼が生み出した巨大な地獄を打ち破れるという設定になっています。

黒幕「比留呼」の正体と物語の核心

仁王3のストーリーにおける真の黒幕は、「比留呼(ひるこ)」という存在です。

比留呼のCVは子安武人さんが担当しており、古代の弥生時代に初めて姿を見せます。

比留呼こそが国松を闇に落とした張本人であり、各時代に地獄をもたらしている元凶でもあります。

戦闘面では火と水の属性を巧みに切り替えて攻撃してくる強敵で、HPが50%を下回ると妖怪の姿に変貌する二段階の構成です。

物語の核心は、比留呼の野望を打ち砕き、国松との因縁に決着をつけるという点にあります。

竹千代が各時代で出会った仲間たちの想いを背負い、最後の戦いに臨む展開は、本作のストーリーにおけるクライマックスです。

ラスボス戦後に待つ最終選択の内容

比留呼を撃破した後、物語は最後の局面を迎えます。

倒された国松の前で、竹千代は「斬る」か「救う」かの選択を迫られます。

この選択は将軍としての竹千代の在り方を象徴するものであり、プレイヤー自身が「将軍とは何か」を考えさせられる演出となっています。

どちらを選んでもゲームクリアとなり、エンディングムービーが流れた後は「久遠の狭間」に戻ります。

選択による違いについては次のセクションで詳しく解説しますが、どちらのルートもセーブデータを分ければ両方確認可能です。

仁王3のエンディング分岐はどう変わる?

仁王3にはラスボス戦後の選択肢によってエンディングが分岐する仕組みが用意されています。

どちらを選ぶかで入手できる報酬やムービーの内容が変わるため、事前に違いを把握しておくことをおすすめします。

国松を「斬る」場合の結末と入手報酬

国松を「斬る」を選択した場合、竹千代は弟を処断するという厳しい決断を下します。

この場合のエンディングムービーでは、エピローグにあたるCパートがカットされた簡潔な結末となります。

入手できる報酬は「処断の麗刀」という武器です。

物語のテーマとしては、将軍として非情な決断もいとわない覚悟を示す結末として位置づけられています。

ストーリーの余韻としてはやや短めですが、武器報酬を目当てに選ぶプレイヤーもいます。

国松を「救う」場合の結末と追加ムービー

一方、「救う」を選択すると、竹千代は弟を許し、生かす道を選びます。

この場合はエピローグとしてCパートの追加ムービーが再生され、兄弟のその後が描かれるより長い結末を楽しめます。

入手できる報酬は守護霊「叢雲」と「弟君の飾り刀」の2つです。

ストーリーをしっかり味わいたい方には「救う」ルートの方が満足度が高いとされており、多くのプレイヤーがまず「救う」を選ぶ傾向にあります。

追加ムービーの内容がDLCへの伏線を含んでいるとも考えられており、今後のストーリー展開とのつながりにも注目が集まっています。

どちらを選んでもクリア後に解放される要素

エンディング分岐による違いは報酬とムービーの有無に限られ、ゲームの進行に大きな差は生まれません。

どちらを選んでもクリア後には難易度「将軍の旅路」と呼ばれる2周目が解放されます。

2周目では敵の強さや配置が変化し、新たな装備やアイテムが入手可能です。

また、セーブデータの管理によって両方のエンディングを確認できるため、取り返しがつかない要素はありません。

まだ選んでいない方のルートを後から体験すれば、両方の報酬を揃えることも可能です。

仁王3の登場人物と各時代のキーキャラクター

仁王3には各時代を彩る歴史上の人物が数多く登場します。

豪華な声優陣が起用されている点も注目ポイントで、キャラクターの魅力がストーリーを大きく盛り上げています。

主人公・徳川竹千代はどんな人物なのか

主人公の徳川竹千代は、プレイヤーが自由に外見を設定できるキャラクタークリエイト対応のキャラクターです。

設定上は徳川家康の孫であり、歴史上の三代将軍・家光にあたります。

幼い頃から守護霊の姿が見え、その絵を描くことに没頭していたため、周囲からは「将軍の器ではないのでは」と見られていました。

しかし祖父・家康が長幼の序を示したことで正式に世継ぎとなり、物語を通じて将軍にふさわしい人物へと成長していきます。

絵の才能に秀でた穏やかな性格ながら、時代を超えた過酷な旅の中で強さと覚悟を身につけていく姿が、本作のストーリーの軸です。

敵対する弟・徳川国松の動機と闇落ちの経緯

弟の徳川国松は、CVを本郷奏多さんが務めるもう一人の主要キャラクターです。

幼い頃から文武両道に優れ、家臣たちの多くから次期将軍と目されていました。

しかし祖父・家康が兄の竹千代を世継ぎと明言したことで、国松の将軍への道は絶たれます。

この挫折と怒りにつけ込んだのが黒幕の比留呼であり、国松は闇の力を受け入れて謀反に至りました。

単なる悪役ではなく、兄への嫉妬や将軍になれなかった悲しみが丁寧に描かれている点が、多くのプレイヤーから評価されています。

最終的に竹千代との因縁にどう決着がつくかは、プレイヤーの選択に委ねられています。

卑弥呼が時空を超えて果たす重要な役割

卑弥呼は古代・弥生時代の登場人物でありながら、時空を超えてさまざまな姿で物語に関わる特異なキャラクターです。

CVを土屋太鳳さんが務め、完成発表会でも大きな話題となりました。

邪馬台国の女王として鬼道の力で民を導いた存在であり、中国の史書「魏志倭人伝」にも名が見られる歴史上の人物がモデルです。

ゲーム内では竹千代を導く存在として機能する一方で、比留呼との関係性にも謎が隠されています。

物語の根幹に深く関わるキャラクターのため、ストーリーを追ううえで卑弥呼の行動には注目しておく必要があるでしょう。

各時代で共闘する歴史上の武将たち一覧

仁王3には時代ごとに多彩な登場人物が配置されており、主要な声優キャストは以下の通りです。

キャラクター名 登場時代 声優
柳生宗矩 江戸 内田直哉
服部半蔵 江戸 森川智之
斎藤福 江戸 清水理沙
本多忠勝 戦国 玄田哲章
武田信玄 戦国 土師孝也
山県昌景 戦国 てらそままさき
源義経 平安 花江夏樹
源頼朝 平安 小西克幸
高杉晋作 幕末 前野智昭
沖田総司 幕末 小林千晃
卑弥呼 古代 土屋太鳳
徳川国松 全時代 本郷奏多

味方として共闘するキャラクターもいれば、ボスとして立ちはだかるキャラクターもおり、歴史上の人物がどのような形で物語に絡むのかを見るのも楽しみの一つです。

前作をプレイしていなくてもストーリーは楽しめる?

仁王3の購入を検討するにあたって「前作を遊んでいないと話がわからないのでは」という不安を持つ方は少なくありません。

結論から言えば、本作からプレイを始めても物語の理解に大きな支障はありません。

仁王1・仁王2との物語のつながりはあるのか

仁王3のストーリーは、前作・前々作との直接的な物語の繋がりを持っていません。

仁王1は西洋人のウィリアム・アダムス(三浦按針)が主人公で安土桃山〜江戸初期が舞台、仁王2は半妖の主人公による戦国時代の物語でした。

仁王3はそれらとは異なる主人公、異なる時代設定で独立した物語が展開されます。

ただし、同一の世界観を共有しているため、シリーズファンがニヤリとできる小ネタやオマージュは随所に散りばめられています。

過去作をプレイ済みであればより深く楽しめますが、必須ではないというのが一般的な見解です。

本作から始める人が知っておくべき前提知識

仁王3を楽しむために最低限知っておくと良い前提知識は、本作の世界観設定に関するものです。

具体的には「霊石」「地獄」「守護霊」という3つの要素を理解しておけば、ストーリーの流れはスムーズに追えます。

霊石は力の源となる石、地獄は陰の気から生まれる異界、守護霊は主人公を守る霊的存在という理解で問題ありません。

また、日本史の基礎知識、特に三方ヶ原の戦い、源平合戦、幕末の志士といった歴史的背景を知っていると、各時代のストーリーがより面白く感じられるでしょう。

歴史に詳しくない方でもゲーム内の会話やイベントで補足されるため、遊びながら学べる構成になっています。

メニューから確認できる過去作ストーリーダイジェスト

仁王3には、メニュー画面から仁王1と仁王2のストーリーダイジェストを閲覧できる機能が搭載されています。

前作をプレイしていない方でも、ここで過去の物語の概要を把握することが可能です。

世界観の共通設定や、シリーズを通じて登場する要素の背景を理解するのに役立ちます。

ストーリーの細かな繋がりやファンサービスをより楽しみたい場合は、このダイジェスト機能を活用してから本編に臨むのがおすすめです。

仁王3のストーリーに対する評価と賛否の傾向

仁王3はMetacriticでPS5版86点という高い評価を獲得しており、多くのメディアから「シリーズ最高傑作」と称されています。

しかし、ストーリーに限って見ると評価が分かれている面もあります。

ここでは、肯定的な意見と批判的な意見の双方を整理して紹介します。

成長譚として高く評価されているポイント

仁王3のストーリーが好意的に受け止められている理由の一つが、竹千代の成長譚としての完成度です。

守護霊の絵を描いてばかりだった内向的な青年が、各時代の英傑たちとの出会いと死闘を通じて、将軍にふさわしい存在へと変わっていく過程が丁寧に描かれています。

複数の時代を横断するスケール感もシリーズ過去作を大きく上回っており、「壮大な旅の果てに結末を迎える達成感がある」という声が多く見られます。

また、最終的に国松の処遇をプレイヤーに委ねるエンディング分岐も、将軍としての覚悟を問う演出として評価されています。

ストーリーがわかりにくいと言われる理由

一方で、「ストーリーの展開がわかりにくい」という指摘も少なくありません。

特にタイムスリップの理由や、各時代への移動がなぜ必要なのかという点について、ゲーム内での説明が不足していると感じるユーザーが一定数います。

仁王1ではウィリアムの「守護霊を取り戻す」という明確な目的があり、仁王2では半妖という出自が物語の軸として機能していました。

仁王3ではそうした明快な物語の推進力がやや弱く、各時代のエピソードが断片的に感じられるという声が上がっています。

Steamのユーザーレビューでも「説明不足感が強い」という意見が見られ、ストーリーを重視するプレイヤーにとっては物足りなさを感じる可能性があります。

前作と似た構図だという指摘の背景

仁王3のストーリーに対する批判の中で目立つのが、「仁王2と似た構図ではないか」という指摘です。

仁王2でも主人公の近しい人物が闇に堕ちるという展開があり、仁王3の「弟が闇落ちして主人公が止める」というプロットとの類似性が議論されています。

海外のコミュニティでは「仁王2の焼き直しで、しかも悪くなっている」という厳しい意見も見られました。

ただし、戦闘やハクスラの面白さがストーリーの弱点を補って余りあるという評価が主流であり、総合的なゲーム体験としては非常に高く評価されています。

歴史好きが感じる脚本への違和感とは

仁王シリーズは日本史をベースにしたフィクションですが、過去作では歴史的事実をうまく活かした脚本が好評でした。

仁王3ではタイムスリップというSF的な要素が加わったことで、歴史との乖離が大きくなったと感じるユーザーもいます。

「将軍就任の日に弟が謀反を起こす」という冒頭の展開から完全にif(もしも)の歴史となるため、史実との整合性を楽しみにしていた歴史ファンからは違和感を覚えるという声が上がっています。

コーエーテクモゲームスは歴史シミュレーションの老舗メーカーでもあるため、歴史考証への期待値が高かったという背景もあるでしょう。

一方で「フィクションとして振り切った結果、自由な展開が楽しめる」という肯定的な捉え方をするプレイヤーもおり、評価は人によって大きく分かれています。

仁王3のストーリーに関するよくある疑問

最後に、仁王3のストーリーについてプレイヤーが特に気になりやすい疑問をまとめて解説します。

メインストーリーのクリアまで何時間かかる?

メインストーリーのクリアまでにかかる時間は、おおむね50〜60時間が目安です。

寄り道をしながらじっくり探索するプレイスタイルでは60〜80時間、100%コンプリートを目指す場合は90〜100時間以上かかると報告されています。

死にゲーというジャンルの特性上、ボス戦での試行回数によってクリア時間は大きく前後します。

シリーズ経験者であれば比較的スムーズに進められますが、初めて仁王をプレイする方はさらに時間がかかる可能性があるでしょう。

プレイスタイル 目安時間
メインストーリーのみ 50〜60時間
寄り道を含む標準プレイ 60〜80時間
100%コンプリート 90〜100時間以上

DLCでストーリーの続きは追加される?

仁王3には2つのDLCが予定されており、いずれも新しいストーリーが追加される見込みです。

DLC第1弾は2026年9月末日までに、DLC第2弾は2027年2月末日までに配信予定と発表されています。

シーズンパスとして2本セットで5,500円(税込)で購入可能です。

メインストーリーのエンディング後にDLCへの伏線と思われる要素が含まれていることから、物語のさらなる展開に期待するユーザーの声が多く上がっています。

過去作でもDLCで物語が大きく拡張されてきた実績があるため、今後のストーリー展開は引き続き注目に値します。

2周目でストーリーの内容は変化するのか

エンディング後に解放される2周目「将軍の旅路」では、ストーリーの大筋自体は1周目と同じです。

ただし、敵の強さや配置が変化し、新たな装備やアイテムが追加されるなど、ゲームプレイ面での変化は豊富に用意されています。

1周目で選ばなかったエンディングの選択肢をここで試すことも可能です。

ストーリーの内容そのものに大きな変化を求める場合は、今後配信されるDLCに期待するのが現実的でしょう。

2周目は主にハクスラ要素やビルド構築を楽しむためのコンテンツとして位置づけられています。

まとめ:仁王3のストーリーを理解するための完全ガイド

  • 物語の起点は元和8年(1622年)の江戸城で、弟・国松の謀反から始まる
  • 守護霊「草薙」の力でタイムスリップし、戦国・平安・古代・幕末の4つの時代を旅する
  • 世界観の根幹には「霊石」「地獄」「地獄楔」という独自の設定が存在する
  • 各時代で三種の神器を集め、竹千代が将軍としての器を証明していく成長譚である
  • 黒幕は「比留呼」で、国松を闇に落とした張本人として最終決戦で対峙する
  • ラスボス撃破後に国松を「斬る」か「救う」かの選択でエンディングが分岐する
  • 「救う」を選ぶとエピローグの追加ムービーが再生され、より長い結末を楽しめる
  • 仁王1・仁王2との直接的なストーリーの繋がりはなく、本作から始めても問題ない
  • ストーリーのわかりにくさや前作との類似構造に対しては賛否が分かれている
  • DLC第1弾が2026年9月、第2弾が2027年2月に配信予定で、物語のさらなる拡張が期待される
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