映画「バイオハザード:デスアイランド」に登場するマリア・ゴメスは、前作「ヴェンデッタ」から続投した因縁深い敵キャラクターです。
父の仇であるレオンへの復讐に燃える姿、圧倒的な戦闘能力、そして壮絶な最期まで、多くのファンの心を掴んだ存在といえるでしょう。
一方で、「復讐の動機がわかりにくい」「出番が少なすぎる」といった声も少なくありません。
この記事では、マリア・ゴメスの経歴や設定、映画版・漫画版・小説版での描写の違い、公式設定資料集で明かされたデザインの秘密、ファンの評価、そして根強く語られる生存説まで、あらゆる情報を網羅的に整理しました。
デスアイランドをより深く楽しむための完全ガイドとして、ぜひ最後までご覧ください。
マリア・ゴメスとはどんなキャラクターなのか
マリア・ゴメスは、バイオハザードのフルCG映画シリーズに登場するオリジナルの敵キャラクターです。
ゲーム本編には登場しない、映画限定のヴィランとして生み出されました。
英語版の声優はクリスティーナ・ヴァレンズエラ、日本語吹き替え版では大原さやかが担当しています。
金髪でスレンダーな外見と、セクシーなレザースーツが特徴的な女性キャラクターで、見た目の華やかさとは裏腹に、冷徹な暗殺者としての顔を持っています。
初登場作品ヴェンデッタから続く復讐の物語
マリアが初めて登場したのは、2017年公開のCG映画「バイオハザード:ヴェンデッタ」です。
この作品では、闇の武器商人グレン・アリアスの側近として暗躍し、Aウイルスを使ったバイオテロ計画に深く関与しました。
レベッカ・チェンバースの研究室を襲撃してワクチン開発を妨害したり、レベッカ本人を拉致したりと、主人公たちを苦しめる存在として描かれています。
物語の終盤でアリアスと父ディエゴが命を落としたにもかかわらず、マリアだけは生き延びました。
ラストシーンで父の遺品であるマスクを見つめ、静かに復讐を誓う姿が印象的で、続編への伏線として強烈なインパクトを残しています。
爆撃で右目を失い強化人間となった壮絶な過去
マリアの過去は、悲劇的なものです。
もともとは普通の人間であり、元CIA工作員の武器商人グレン・アリアスの友人でした。
アリアスの結婚式の日、米国政府がスマート爆弾を投下し、花嫁サラをはじめとする多くの出席者が命を落としています。
マリアもこの爆撃に巻き込まれ、右目の視力を失いました。
父ディエゴはさらに重傷を負い、Aウイルスの投与と大規模な外科手術によって、アンブレラのタイラントに似た肉体へと変貌しています。
この事件をきっかけに、マリアは父やアリアスとともに世界への復讐を誓い、自らも肉体改造を受けて強化人間となりました。
改造の詳細は公式にも明かされていませんが、超人的な身体能力を獲得したことは劇中の描写から明らかです。
父ディエゴ・ゴメスとの親子の絆と感情の変化
肉体改造の影響で人間的な感情が薄れたマリアですが、唯一、父ディエゴに対してだけは感情を見せる描写があります。
ヴェンデッタの劇中では、任務に出発する前に父の手をそっと握り、「幸運を祈って」と穏やかに語りかけるシーンが印象に残ります。
アリアスの結婚式の写真には、改造前のマリアとディエゴが穏やかな笑顔を浮かべている姿も確認できます。
かつては笑顔も感情も豊かな女性だったことがうかがえるでしょう。
しかし肉体改造を経た現在では、常に無表情で、背後で爆風が起こっても眉一つ動かさない「ロボットのような存在」に変わっています。
父の死後に復讐心だけが残されたマリアの姿は、タイトル「ヴェンデッタ(復讐)」のテーマを体現する存在ともいえます。
デスアイランドでマリアが果たした役割と活躍シーン
2023年公開の「バイオハザード:デスアイランド」では、マリアはサブヴィランとして再登場を果たしました。
本作の製作当初の仮タイトルが「ヴェンデッタ2」だったことからもわかるように、マリアとの決着は企画段階から本作の重要な要素として位置づけられていたのです。
ディラン・ブレイクと手を組んだ経緯と目的の一致
デスアイランドでマリアが手を組む相手は、本作のメインヴィランであるディラン・ブレイクです。
ディランは、かつてアンブレラの下請けの民間軍事会社に所属していた人物で、1998年のラクーン事件で友人を自らの手で殺さなければならなかった過去を持ちます。
権力者のみが優遇される世界の構造に絶望し、バイオテロによる既存の利権構造の破壊を計画していました。
マリアとディランは「レオンやクリスへの復讐」という共通の目的を持っていたため、利害が一致して協力関係を結びます。
アリアスの犯罪組織A-GUA社の資源を引き継ぎ、アルカトラズ島の地下にある旧軍事施設を拠点として、改良型Tウイルスとモスキート・バイオドローンの開発を進めました。
バイクチェイスでレオンを圧倒した冒頭の名シーン
映画の序盤、DSOエージェントのレオンがDARPA研究員アントニオ・テイラーの拉致事件を追跡する場面で、マリアが登場します。
マリアは自らのバイクでレオンのバイクに激突し、さらにレオンのバイクに飛び乗ってハンドブレーキを引くという離れ業を見せました。
レオンはバイクごと前方に投げ出されて大破し、マリアは通過するトラックに飛び移って悠々と逃走しています。
このハイウェイチェイスシーンは、CG映画シリーズの中でも屈指のアクションシーンとして高く評価されており、2025年9月には公式YouTubeチャンネルから本編切り出し映像としても公開されました。
アルカトラズ島でクリスやジルを追い詰めた作戦行動
舞台がアルカトラズ島に移った後、マリアはディランとともに主人公たちを追い詰めていきます。
島内でバイオハザードが発生し、クリスとクレアが改良型Tウイルスに感染させられた状態で捕獲される場面では、マリアが実質的な捕縛の実行者として動いています。
レオンとジルが合流した直後にも、ディランとともに姿を現し、レオンにバイオドローンを刺して感染させた上で格闘で制圧しました。
ジルに対しても、一瞬の隙を突いて組み伏せるなど、複数の主要キャラクターを同時に追い詰める実力を見せています。
レオンとの最終決戦と壮絶な最期の結末
物語の終盤、レベッカが開発したワクチンで治癒したレオンが、バイオドローンの放出を阻止しようとする場面で、マリアとの最終決戦が始まります。
「ウイルスで死ななくてよかった。あなたを殺すのは私だから」というセリフとともに、マリアは憎悪を剥き出しにしてレオンに襲いかかりました。
治癒直後で本調子ではないレオンに対し、マリアは一方的に攻撃を繰り出します。
何度もガラスの壁を突き破るほどの打撃を浴びせ、レオンを追い詰めていきました。
しかし徐々に体力を取り戻したレオンが反撃に転じ、マリアを蹴り飛ばした際に、瓦礫から突き出ていた鋭利な鉄骨がマリアの胸を貫通します。
自力で鉄骨から体を引き抜いたものの、出血多量により崩れ落ち、父の仇を討てなかったことを悔いながら命を落としました。
マリアの戦闘能力はどれほど強いのか
マリアの戦闘能力は、バイオハザードCG映画シリーズの敵キャラクターの中でも上位に位置するとされています。
肉体改造による超人的な身体能力に加え、暗殺者としての訓練も受けており、ステルスから格闘まで幅広い戦闘スタイルを使いこなします。
片手でレオンを持ち上げる超人的な筋力の秘密
デスアイランドの劇中で最も印象的な描写の一つが、マリアが片手でレオンを喉ごと持ち上げるシーンです。
歴戦のエージェントであるレオンの体重を片腕で支えるだけの筋力は、通常の人間では到底不可能なレベルでしょう。
このほかにも、金属を素手で曲げたり、コンクリートの柱を拳で砕いたりする描写が確認できます。
ヴェンデッタでも、気絶したレベッカを片方の肩に乗せて軽々と運ぶシーンがあり、疲労の色を一切見せていませんでした。
こうした超人的な筋力の源は、爆撃後に受けた肉体改造にあるとされていますが、改造の詳細な内容は公式にも明かされていません。
ステルス技術と格闘術を兼ね備えた暗殺者としてのスキル
マリアは正面からの戦闘だけでなく、隠密行動にも長けています。
ヴェンデッタでは、バーの化粧室でレベッカに背後から忍び寄り、気づかれることなく絞め落としました。
研究所への潜入やテロ実行時の裏方的な活動も多く、暗殺者としての訓練を受けていることがうかがえます。
デスアイランドではアクロバティックな身のこなしも披露しており、バイクからバイクへの飛び移り、走行中のトラックへの跳躍など、高度な運動能力も兼ね備えています。
小説版では、ムエタイを駆使した格闘やサバイバルナイフを使った近接戦闘も描かれており、武器の有無を問わず戦える万能型の戦闘者です。
Aウイルスワクチンによる感染クリーチャーへの耐性
マリアが持つもう一つの大きな強みは、Aウイルスのワクチン株を投与されていることです。
これにより、Aウイルスによって生み出されたクリーチャーからは攻撃対象として認識されません。
ヴェンデッタでは、周囲にゾンビが大量発生している中でもマリアだけは一切襲われることなく行動しています。
アリアスや父ディエゴも同様のワクチンを投与されていたとされており、アリアス一味がバイオテロを安全に遂行するための重要な技術的基盤でした。
デスアイランドでは改良型Tウイルスが使用されているため、この耐性が有効かどうかは明示されていません。
ただし、島内のゾンビやリッカーからマリアが攻撃される描写は確認されておらず、何らかの感染耐性を保持していた可能性は高いでしょう。
マリアはなぜクリスではなくレオンを仇として狙うのか
デスアイランドにおけるマリアの行動で、多くのファンが疑問を抱くのが「なぜクリスではなくレオンを主な標的にしているのか」という点です。
実際にヴェンデッタでアリアスとディエゴの融合体にとどめを刺したのは、主にクリスとその仲間であり、レオンの関与は限定的でした。
この不自然さは、映画の内外でさまざまに議論されています。
映画版だけでは説明不足とされる復讐の動機
映画版のみを視聴した場合、マリアがレオンに執着する理由は十分に説明されていません。
ヴェンデッタの映画版では、マリアとレオンは直接対決すらしておらず、マリアの活動はレベッカの拉致やバイオテロの裏方が中心でした。
父ディエゴを倒した立役者はクリスであり、ナディアのヘリコプターからの掃射が決定打となっています。
にもかかわらず、デスアイランドではマリアがレオンだけを「父親の仇」として付け狙い、クリスに対しては特段の敵意を見せない構成になっています。
多くのファンがこの点を「脚本上の矛盾」として指摘しており、ファンコミュニティでは繰り返し議論の対象となっています。
小説版ヴェンデッタで描かれたレオンとの直接対決の因縁
映画版では描かれなかったマリアとレオンの因縁が、小説版ヴェンデッタには存在します。
脚本を手がけた深見真によるノベライズ版では、マリアがムエタイを駆使してレオンと直接対決するシーンが追加されています。
さらに、小説版ではマリアがシルバーダガーのメンバーであるダミアンを狙撃で射殺するなど、より攻撃的で能動的な活動が描かれました。
つまり、小説版の設定を前提にすれば、マリアとレオンの間にはすでに個人的な因縁が成立しています。
しかし映画版だけを視聴した観客にとっては、この背景がまったく伝わらないため、復讐の動機に違和感が生じてしまうのです。
公式パンフレットで脚本家が語った真意とは
劇場公開時に販売された公式パンフレットでは、脚本家の深見真がマリアの動機について補足しています。
それによると、マリアの復讐対象は「クリスとレオンの両方」であり、どちらか一方だけを狙っているわけではないとされています。
ただし、レオンについては「最後の介入がディエゴの死に直結したとマリアが認識している」ために、特に強い恨みを抱いているという説明がなされました。
また、パンフレットには「マリアはクリスとレオンへの復讐を達成できていたら、ディランも用済みにしていたかもしれない」という記述もあり、マリアの復讐心がディランとの協力関係を上回るものであったことが示唆されています。
ヴェンデッタとデスアイランドでマリアはどう変わったか
マリアは2作品にまたがって登場するキャラクターですが、ヴェンデッタとデスアイランドでは外見も内面も大きく変化しています。
制作スタッフの意図と公式設定資料集の情報をもとに、具体的な変更点を整理します。
無口な側近から憎悪を剥き出しにする敵への変貌
ヴェンデッタでのマリアは、極端に寡黙な人物として描かれていました。
アリアスの指示に従って任務を遂行する場面がほとんどで、自発的に言葉を発することはほぼありません。
感情を表に出すのは父ディエゴに対してだけであり、それ以外の場面では完全に無表情のまま行動しています。
一方、デスアイランドでは口数が格段に増えています。
レオンに対して「父親を殺した報いを受けさせる」と怨みの言葉をぶつけるなど、復讐心を剥き出しにした感情的な姿が目立ちます。
前作の冷徹な「機械のような存在」から、憎悪に突き動かされる復讐者へと変貌を遂げたといえるでしょう。
レザースーツが黒から紫に変更された外見の違い
外見上の最も分かりやすい変化は、衣装の色です。
ヴェンデッタでは胸元と背中が大きく開いた黒のレザースーツを着用していましたが、デスアイランドでは紫色のバトルスーツに変更されています。
この衣装の変更は、作品間でのキャラクターの立場の変化を視覚的に示す演出と考えられます。
アリアスの側近としての黒から、独自に復讐を遂行する者としての紫への移行は、マリアの内面の変化を反映しているといえるでしょう。
公式設定資料集が明かした髪型やデザイン変更の理由
プレミアムエディションに付属する設定資料集「BIOHAZARD DEATH ISLAND Character Design Works」では、CGディレクターの清水智弘がマリアのデザインについてコメントしています。
それによると、当初はライダースーツ案も検討されていましたが、登場時にすぐマリアだと認識できるよう、あえてバトルスーツと兼用のデザインが採用されました。
髪型については、デスアイランドではアクションシーンを考慮してヴェンデッタの時より短く整えられています。
戦闘場面が増えることを想定した、実用的な判断に基づく変更だったことがわかります。
映画版と漫画版でマリアの描写はどう違うのか
デスアイランドは2024年に漫画版が単行本として発売されており、映画と同じストーリーを漫画形式で楽しむことができます。
基本的な流れは映画版と共通ですが、マリアに関してはいくつかの注目すべき違いが存在します。
漫画版で追加されたヒールで目を狙う攻撃的な戦闘描写
漫画版のレオンとの最終戦闘では、映画版にはないオリジナルの攻撃描写が追加されています。
中でも印象的なのは、マリアがハイヒールの先端でレオンの目を刺そうとするシーンです。
映画版の戦闘が比較的オーソドックスな格闘中心であったのに対し、漫画版ではより残忍で容赦のない攻撃スタイルが強調されています。
また、レオン側も銃をより多用して距離を取る描写が追加されており、戦闘全体のテンポや展開が映画版とは異なるものになっています。
映画にはないレオンがマリアを抱きしめて看取るシーン
漫画版における最大の独自要素は、マリアの死に際の描写です。
映画版ではマリアが鉄骨に刺さった後、一人で倒れて息絶える形で終わっています。
しかし漫画版では、倒れたマリアのもとにレオンが歩み寄り、抱きしめながら看取るという感動的なシーンが追加されました。
マリアが最期に父の復讐を果たせなかったことを悔やむ中、敵であるはずのレオンが彼女の死を悼む構図は、多くの読者から「映画版にも欲しかった」と好意的に受け止められています。
冒頭バイクチェイス削除など漫画版で省略された場面
漫画版は単行本1巻で完結する構成のため、映画版と比較して一部のシーンが省略されています。
マリアに関連する最も大きな変更点は、冒頭のバイクチェイスシーンがカットされていることです。
映画版ではマリアの圧倒的な戦闘力を最初に印象づける重要な場面でしたが、漫画版では代わりにレオンとライオン型BOWの戦闘シーンが追加されました。
また、ディランの過去の回想シーンも大幅に短縮されているほか、各場面の台詞やアクション描写が全体的に圧縮されています。
漫画としてのテンポを重視した結果の判断と考えられますが、マリアの存在感は映画版よりもさらに限定的になっている面があります。
小説版で明かされたマリアの知られざる設定
脚本家の深見真が手がけたノベライズ版「バイオハザード:ヴェンデッタ」には、映画版では描ききれなかったマリアの詳細な設定や追加エピソードが収録されています。
映画とは一部展開が異なる箇所もあり、マリアというキャラクターをより深く理解するための重要な資料です。
ムエタイとサバイバルナイフを駆使する戦闘スタイル
小説版では、マリアの格闘スタイルがムエタイであることが明確に記されています。
映画版ではマリアの戦闘は裏方的な活動が中心で、直接的な格闘描写は限られていました。
しかし小説版では、ムエタイの技術を活かした蹴り技やサバイバルナイフを用いた近接戦闘で、特殊部隊シルバーダガーの隊員たちを圧倒する場面が描かれています。
デスアイランドでのレオンとの格闘戦における強さの背景には、こうした訓練の積み重ねがあるといえるでしょう。
シルバーダガーのダミアンを狙撃で射殺した描写
映画版では描かれなかった衝撃的な場面として、マリアがシルバーダガーのメンバーであるダミアンを狙撃で射殺するエピソードがあります。
映画版のマリアは、あくまでもアリアスの指示に従って裏方として行動する存在でしたが、小説版ではスナイパーとしての能力も発揮しているのです。
遠距離射撃から近接格闘まで対応できる、真の意味での万能型戦闘者として描かれている点が、映画版との大きな違いといえます。
母親の存在と結婚式での死亡が記された小説版独自の情報
小説版には、マリアの家族構成に関する追加情報も含まれています。
映画版ではマリアの母親について一切言及されていませんが、小説版では「妻子」という記述があり、ディエゴの妻、つまりマリアの母親もアリアスの結婚式に参列していたことがわかります。
母親は爆撃で命を落としたと推測されており、マリアは父だけでなく母をも一度に失った可能性が高いのです。
この情報を踏まえると、マリアの復讐心の深さにはより説得力が生まれます。
家族をすべて奪われた怒りと悲しみが、彼女を「復讐のための機械」へと変えてしまったと考えれば、その冷徹さにも納得がいくのではないでしょうか。
マリアの右目に隠された公式設定の真実
マリアのビジュアル上の大きな特徴である「前髪で隠された右目」には、ファンの間でもさまざまな考察がなされてきました。
公式の設定資料集では、この右目に関する詳細な裏設定が明かされています。
強化人間として蘇生した際に再生された白濁した眼球
「BIOHAZARD DEATH ISLAND Character Design Works」に収録されたCGディレクター清水智弘のコメントによると、爆撃で失われたマリアの右目は、強化人間として蘇生される過程で再生されています。
ただし完全に元通りになったわけではなく、再生された眼球は白く濁った状態です。
前髪の下には、この白濁した眼球が大きな火傷の瘢痕とともに存在しているとのことです。
つまり、マリアが常に前髪で右目を隠しているのは、単なるデザイン上の演出ではなく、物語上の明確な理由に基づいています。
前髪の下に残る火傷の瘢痕とキャラクターデザインの意図
デザイン上の意図として、マリアの隠された右目は「美しさの裏にある傷跡」を象徴する要素として機能しています。
表面上はスレンダーで端正な容姿を持つマリアですが、前髪の下には爆撃の記憶が刻まれたままなのです。
この設定は作中で直接言及されることはないものの、マリアの過去の悲劇を視覚的に暗示する重要なデザイン要素といえます。
設定資料集がなければ知り得ない情報であり、コアなファンの間では特に関心の高いトピックの一つです。
ヴェンデッタのラストで赤く光った瞳の意味
ヴェンデッタのラストシーンで、マリアの瞳がウェスカーのように赤く不気味に光っていた点も、多くのファンの議論を呼んでいます。
アルバート・ウェスカーはウイルスの力で超人的な能力を得たキャラクターであり、赤い瞳はそのシンボルとして認知されています。
マリアの赤い瞳も、何らかのウイルスや強化処置の影響を示唆するものと考えられてきました。
しかし、デスアイランドではこの赤い瞳に関する明確な説明はなされていません。
ファンの間では「改造の副作用」「怒りの表現」「続編への伏線」など、さまざまな解釈がなされていますが、公式の見解は出ていないのが現状です。
マリアの扱いに対するファンの評価と賛否
マリア・ゴメスは、バイオハザードCG映画シリーズの中でも特に評価が分かれるキャラクターです。
魅力的なデザインと戦闘能力が高く評価される一方、デスアイランドでの扱いに対しては厳しい意見も少なくありません。
外見と戦闘シーンが高く評価されている点
マリアのビジュアルデザインについては、ファンから非常に高い評価を受けています。
「強くて美しい敵キャラ」として認知されており、CG映画シリーズの敵キャラの中でもとりわけ人気が高い存在です。
特に冒頭のバイクチェイスシーンとレオンとの格闘戦は、映画全体のハイライトとして挙げられることが多く、2025年に公式YouTubeで本編映像が切り出し公開された際にも大きな反響がありました。
ファンアートや二次創作も活発で、2025年から2026年にかけても継続的に作品が投稿されています。
復讐劇が短時間で処理され存在感が薄いという不満の声
一方で、デスアイランドにおけるマリアのスクリーンタイムの短さには、多くの不満の声が上がっています。
ファンコミュニティでは「復讐劇が約5分程度で処理された」「存在感がメインヴィランのディランに完全に食われている」という指摘が繰り返されています。
製作当初のタイトルが「ヴェンデッタ2」だったことを知るファンからは、「マリアとの決着が物語の中心になるはずだったのでは」という期待外れの声も聞かれます。
終盤の戦闘も「あっさり敗退した」という印象を持つ層が多く、ヴェンデッタから引き継がれた因縁に対して、やや物足りない決着だったと受け止められている傾向があります。
活かしきれなかったポテンシャルとして語られる理由
英語圏のファンコミュニティやレビューサイトでは、マリアに対して「wasted potential(活かしきれなかったポテンシャル)」という表現が複数確認されています。
この評価の背景には、ヴェンデッタのラストで強烈な印象を残して退場したにもかかわらず、デスアイランドではサブヴィランとしての限定的な役割に留まった点があります。
「マリアの復讐はもっと映画の中心に据えるべきだった」「レオンではなくクリスとの対決にすべきだった」「マリアとジルの女性同士の対決を見たかった」など、改善案を提案する声も多く見られます。
キャラクターとしての素材の良さが広く認められているからこそ、その扱いに対するファンの期待値は高かったといえるでしょう。
マリアは本当に死亡したのか生存説を検証
デスアイランドで鉄骨に胸を貫かれて命を落としたマリアですが、一部のファンの間では「実は生きているのではないか」という生存説が根強く存在します。
公式の情報と過去の前例をもとに、この説の信憑性を検証します。
映画版と漫画版で描かれた死亡シーンの詳細
映画版では、レオンに蹴り飛ばされたマリアが瓦礫から突き出た鉄骨に胸を貫かれます。
自力で鉄骨から体を引き抜いたものの、そのまま崩れ落ちて出血多量により死亡しました。
漫画版でも基本的な流れは同じですが、レオンがマリアを抱きしめて看取るシーンが追加されています。
いずれの媒体でも、マリアの死はかなり明確に描かれているといえるでしょう。
Resident Evil Wikiをはじめとする各種ファンサイトでも、マリアのステータスは「死亡」と記載されています。
ヴェンデッタでも死んだと思われたが生存していた前例
生存説を支持するファンが根拠として挙げるのは、ヴェンデッタでの前例です。
ヴェンデッタの終盤で、マリアはシルバーダガーのオスプレイからの爆撃に巻き込まれて負傷し、道路に倒れている状態で意識を失いました。
通常であれば致命的な状況ですが、マリアはラストシーンで何事もなかったかのように復活しています。
つまり、一度は「死亡した」と思われたにもかかわらず生存していた実績がすでにあるのです。
強化人間としての再生能力がどの程度のものかが明確にされていないため、「今回も生きている可能性はゼロではない」という見方が存在しています。
ファンコミュニティで根強く議論される生存の可能性
2026年2月時点でも、Redditの「r/residentevil」には「Maria Gomez is alive」と題したスレッドが投稿されるなど、生存説は現在進行形で議論されています。
「強化人間であれば胸の貫通傷からも回復できるのでは」「明確に遺体が処理されるシーンがない」「次回のCG映画で再登場する可能性がある」といった意見が見られます。
ただし、映画版・漫画版のいずれでもかなり決定的な死が描かれており、公式から生存を示唆する情報は2026年2月現在で発表されていません。
ヴェンデッタの時のような「死んだように見えて実は…」という展開が再び起こる可能性は否定できないものの、現時点では「死亡した」という解釈が最も妥当です。
デスアイランドを観る前に知っておくべき注意点
デスアイランドをこれから視聴する方にとって、マリア関連の描写を十分に楽しむためにはいくつかの事前知識が必要です。
事前に把握しておくと理解が深まるポイントを整理します。
前作ヴェンデッタの視聴がほぼ必須である理由
デスアイランドはヴェンデッタの直接的な続編であり、マリアというキャラクターの背景はヴェンデッタで描かれています。
デスアイランドの劇中では、マリアが何者で、なぜ復讐に燃えているのかについて最小限の説明しかありません。
ヴェンデッタを未視聴の状態でデスアイランドを観ると、「スタイル抜群だけど誰なのかわからない」という感想になりがちだと指摘されています。
マリアの物語を十分に楽しむためには、先にヴェンデッタを視聴しておくことを強くお勧めします。
マリアの出番はメインヴィランより少ないという事実
デスアイランドのメインヴィランはディラン・ブレイクであり、マリアはあくまでサブヴィランの位置づけです。
ディランの過去や動機には多くのスクリーンタイムが割かれる一方、マリアの復讐劇は映画終盤の短い時間で集中的に描かれます。
「マリア中心の復讐物語」を期待して視聴すると、期待とのギャップを感じる可能性があるでしょう。
マリアの出番は質こそ高いものの、量としては限定的であることを理解した上で視聴するのが良いかもしれません。
映画のみだと復讐の動機が伝わりにくい構造上の課題
前述の通り、マリアがレオンを父の仇として狙う動機は、映画版だけでは十分に伝わりにくい構成になっています。
小説版ヴェンデッタでのレオンとの直接対決が前提にあるとすれば、映画版のみの視聴者にとっては「なぜクリスではなくレオンなのか」が腑に落ちない可能性があります。
こうした構造上の課題は、映画の評価を左右する要因の一つになっています。
より深く楽しみたい場合は、小説版ヴェンデッタや公式パンフレットにも目を通しておくと、マリアの心情がより鮮明に理解できるでしょう。
デスアイランドの視聴方法と最新の入手先情報
デスアイランドは劇場公開後、さまざまな形式でリリースされています。
マリアの活躍を映像で確認したい方のために、2026年2月時点での入手方法を整理します。
スペシャルプライス版ブルーレイの発売日と価格
2025年2月5日に、手頃な価格の「スペシャル・プライス版」ブルーレイが発売されました。
価格は税込1,650円で、初回リリース版と比較して大幅に求めやすい設定となっています。
さらに、2025年12月から2026年1月にかけては家電量販店で期間限定セールが実施され、税込1,320円で販売されていた実績もあります。
本編ディスク1枚の構成で、日本語吹き替え版も収録されています。
初回発売時のブルーレイは2023年10月25日で、4K UHD版やプレミアムエディション(設定資料集付き)なども存在しますが、現在は入手困難な場合もあります。
デジタル配信で視聴できるプラットフォーム一覧
デジタル配信は2023年9月22日から開始されており、主要な動画配信プラットフォームで視聴可能です。
ソニー・ピクチャーズの公式サイトでは、各配信サービスへのリンクが案内されています。
レンタルと購入の両方の選択肢がある場合が多いため、視聴スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
公式YouTubeで公開されたマリア関連の本編映像
2025年9月には、公式チャンネルからマリアが関連する本編映像が複数公開されています。
9月3日に公開された「高速道路でのバイクチェイス」シーンと、9月15日に公開された「レオン vs マリア・ゴメスの死闘」シーンは、無料で視聴できる貴重な公式映像です。
映画を未視聴の方でもマリアの戦闘力の高さを確認できるため、購入前の判断材料としても活用できます。
バイオハザードシリーズの最新動向とマリアの今後
バイオハザードシリーズは2026年も活発な展開が続いています。
マリアの今後の登場可能性も含め、最新の動向を確認します。
バイオハザードレクイエムにマリアは登場するのか
2026年2月27日に発売予定のゲーム最新作「バイオハザード レクイエム(通称バイオ9)」は、Nintendo Switch 2、PS5、Xbox Series X/S、PCに対応しています。
マリア・ゴメスはあくまでCG映画シリーズのオリジナルキャラクターであり、これまでゲーム本編に登場した実績はありません。
2026年2月時点で、レクイエムにマリアが登場するという公式発表はなされていません。
ゲーム版にCG映画のキャラクターが登場する可能性は低いと考えられますが、世界観は共有されているため、今後の展開次第では完全には否定できないでしょう。
実写リブート版映画の公開予定とCGシリーズとの関係
2026年9月18日には、実写リブート版「バイオハザード」の全米公開が予定されています。
監督は映画「バーバリアン」で知られるザック・クレッガーが務め、原点回帰を掲げた内容になるとされています。
ただし、この実写リブート版はCG映画シリーズとは別の世界線であると考えられており、マリアをはじめとするCG映画オリジナルキャラクターが登場する可能性は現時点では極めて低いです。
CG映画シリーズと実写映画シリーズは、これまでも一貫して別の作品群として展開されてきた経緯があります。
次回CG映画の制作は発表されているのか
2026年2月時点で、デスアイランドの続編となるCG映画の制作は公式に発表されていません。
CG映画シリーズはディジェネレーション(2008年)、ダムネーション(2012年)、ヴェンデッタ(2017年)、デスアイランド(2023年)と、不定期に制作が続けられてきました。
過去のペースから推測すると、次回作が制作される可能性は十分にありますが、具体的な時期は不明です。
マリアの生存説がファンの間で議論され続けている背景には、「次回作で再登場してほしい」という期待も含まれているのかもしれません。
仮に次回CG映画が制作される場合、マリアの物語に何らかの決着がつくのか、それとも新たなキャラクターが中心になるのかは、今後の情報を待つ必要があります。
まとめ:バイオハザード デスアイランドのマリアが教えてくれること
- マリア・ゴメスはCG映画「ヴェンデッタ」「デスアイランド」の2作品に登場する映画オリジナルの敵キャラクターである
- アリアスの結婚式への爆撃で右目を失い、父とともに肉体改造を受けた壮絶な過去を持つ
- デスアイランドではディラン・ブレイクと手を組み、レオンへの復讐を主な目的として行動する
- 片手でレオンを持ち上げるほどの超人的筋力やステルス技術を備えた万能型の戦闘者である
- レオンだけを仇として狙う動機は映画版だけでは説明不足であり、小説版の因縁が前提になっている
- 公式設定資料集によると右目は再生されたが白濁しており、前髪の下には火傷の瘢痕が残る
- 漫画版ではレオンに看取られる独自シーンが追加され、映画版との描写の違いが注目されている
- ファンからは外見と戦闘力が高評価される一方、スクリーンタイムの短さに不満の声も多い
- 映画版・漫画版ともに死亡が描かれているが、ヴェンデッタでの復活前例から生存説が根強く残る
- 2026年2月時点で次回CG映画やゲームへの登場は未発表であり、今後の展開は不透明である

コメント