バイオハザードシリーズのCG映画を楽しもうとしたとき、「ダムネーションはゲームの時系列だとどこに位置するのか」と疑問を抱く方は多いでしょう。
シリーズには本編ナンバリングタイトルだけでなく、CG映画やCGドラマ、実写映画など膨大な作品が存在しており、時系列の把握が非常に難しくなっています。
とくにダムネーションは、前後のゲーム作品やCG映画との関連性が深く、どの順番で見ればストーリーを最大限楽しめるのか悩むポイントでもあります。
この記事では、バイオハザードダムネーションの時系列上の位置づけを軸に、作品の基本情報、他のCG映画やゲームとのつながり、おすすめの視聴順、さらに2026年最新のシリーズ動向までを網羅的に解説していきます。
ゲーム未プレイの方にも分かりやすいよう、専門用語の補足を交えながら進めますので、ぜひ最後までお付き合いください。
バイオハザードダムネーションとは|作品の基本情報
バイオハザードダムネーション(Resident Evil: Damnation)は、2012年10月27日に日本で劇場公開されたフルCG映画です。
カプコンの人気ゲーム「バイオハザード」シリーズを原作としており、2008年公開の「バイオハザードディジェネレーション」に続くCG映画の第2弾にあたります。
上映時間は約100分で、3Dと2Dの同時公開という形式で上映されました。
世界初公開はアメリカ・サンディエゴで開催された「コミコン・インターナショナル2012」で、同年7月12日から15日にかけて披露されています。
制作を担当したのはデジタル・フロンティアで、監督は前作から続投した神谷誠氏、脚本は菅正太郎氏が手がけました。
配給はソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが担い、製作総指揮にはカプコンの辻本春弘氏が名を連ねています。
前作「ディジェネレーション」のDVDとBlu-rayが全世界で160万枚以上を売り上げた実績が、本作の続編制作を後押ししたと公表されています。
CG制作には約450人のスタッフが参加し、デジタル・フロンティアからだけでも200人が携わりました。
モーションキャプチャ用のカメラは前作の50台から100台に倍増し、取り込み精度は前作の8倍に達しています。
データ量も前作の10倍以上となり、当時のデジタル・フロンティア史上最大規模のプロジェクトでした。
エンディングテーマには土屋アンナの「Carry On」が採用されています。
バイオハザードダムネーションの時系列はゲームのどこか
バイオハザードダムネーションの作中年代は2011年です。
ゲームの時系列で言えば、「バイオハザード5」(作中2009年3月)の後、「バイオハザード6」(作中2013年6月)の前に位置しています。
カプコンの公式サイト「振り返るバイオハザードの記録」でも、ダムネーションはバイオハザード5とバイオハザード6の間に明確に配置されています。
また、ゲーム「バイオハザードリベレーションズ2」の作中年代も同じ2011年であり、ダムネーションとほぼ同時期の出来事として扱われています。
ダムネーションのエンドクレジットでは、バイオハザード6のPV映像とタイトルが直接表示されます。
これによって、ダムネーションの物語がバイオハザード6へ直結することが制作側から明示されているのです。
なお、一部の情報サイトではダムネーションの位置を「バイオハザード4と5の間」と誤って記載しているケースが確認されていますが、カプコン公式情報およびWikipediaの記述に基づけば「バイオハザード5と6の間(2011年)」が正確な時系列となります。
バイオハザードシリーズ全体の時系列一覧|ゲームとCG映画の関係
バイオハザードシリーズは、ゲーム作品とCG映像作品が同一の世界観を共有しており、すべて一つの時系列上に存在しています。
以下の表は、カプコン公式の時系列情報を基に、主要なゲーム作品とCG映像作品を作中年代順に整理したものです。
| 作中年代 | 作品名 | 種別 |
|---|---|---|
| 1998年7月 | バイオハザード0 / バイオハザード(洋館事件) | ゲーム |
| 1998年9〜10月 | バイオハザード RE:3 / RE:2(ラクーンシティ壊滅) | ゲーム |
| 1998年12月 | バイオハザード CODE:Veronica | ゲーム |
| 2004年秋 | バイオハザード4 | ゲーム |
| 2005年 | バイオハザード ディジェネレーション / リベレーションズ | CG映画 / ゲーム |
| 2006年 | バイオハザード インフィニット ダークネス | CGドラマ |
| 2009年3月 | バイオハザード5 | ゲーム |
| 2011年 | バイオハザード リベレーションズ2 / ダムネーション | ゲーム / CG映画 |
| 2013年6月 | バイオハザード6 | ゲーム |
| 2014年 | バイオハザード ヴェンデッタ / デスアイランド | CG映画 |
| 2017年7月 | バイオハザード7 | ゲーム |
| 2021年2月 | バイオハザード ヴィレッジ | ゲーム |
| 2028年頃 | バイオハザード レクイエム(2026年2月発売予定) | ゲーム |
この一覧からも分かるように、ダムネーションはシリーズ全体の中盤、バイオハザード5でのウェスカーとの決着の後、バイオハザード6の世界規模のバイオテロが起きる直前という、まさに転換期にあたる時期を描いた作品です。
CG映画全作品の時系列と公開順|ダムネーションの立ち位置
CG映画シリーズは2026年2月時点で劇場版が4作品、ドラマシリーズが1作品の計5作品が制作されています。
公開順と作中の時系列順はほぼ一致していますが、2021年に配信された「インフィニットダークネス」だけは例外です。
公開は2021年と最も新しい部類に入りますが、作中の時系列は2006年と設定されており、ディジェネレーションとバイオハザード5の間に位置します。
以下の表で、公開順と時系列順の違いを確認してみましょう。
| 公開順 | 作品名 | 公開年 | 作中年代 | 時系列上の位置 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ディジェネレーション | 2008年 | 2005年 | バイオ4とバイオ5の間 |
| 2 | ダムネーション | 2012年 | 2011年 | バイオ5とバイオ6の間 |
| 3 | ヴェンデッタ | 2017年 | 2014年 | バイオ6の約1年後 |
| ― | インフィニットダークネス(CGドラマ) | 2021年 | 2006年 | バイオ4とバイオ5の間 |
| 4 | デスアイランド | 2023年 | 2014年頃 | バイオ6以降 |
ダムネーションは公開順では第2作目、時系列順でも第2作目(インフィニットダークネスを含めると第3作目)に位置しています。
前作ディジェネレーションの事件から作中時間で約6年後という設定であり、ストーリー上も「ウイルステロ」から「生物兵器の戦争利用」へとテーマがスケールアップしています。
ダムネーションのストーリーと舞台設定
東スラブ共和国という架空の舞台
ダムネーションの舞台は「東スラブ共和国」という架空の東欧の小国です。
旧ソビエト連邦の構成国という設定で、冷戦終結後に独立したものの、貧困問題に端を発する内戦状態に陥っています。
この架空の国には実在のモデルが存在します。
制作にあたってはウクライナでロケハンが実施されており、街並みや建物の雰囲気がリアルに反映されました。
さらに、東スラブの女性大統領スベトラーナ・ベリコバのキャラクターは、ティモシェンコ元ウクライナ首相をイメージして作られたと、ファミ通に掲載された制作イベントのレポートで明かされています。
2022年に始まったロシアによるウクライナ侵攻以降、内戦下の東欧を描いた本作の設定が「まるで現実を予見していたようだ」として再評価される動きも見られました。
あらすじの概要
物語は、東スラブ共和国でB.O.W.(Bio Organic Weapon=生物兵器)が実戦投入されているという情報を受けたところから始まります。
アメリカ合衆国大統領直属のエージェントであるレオン・S・ケネディは、真相を突き止めるため東スラブへ単独で潜入します。
ところが直後にアメリカ政府の事情で撤退命令が下されますが、レオンは命令を無視して現地に留まることを選択します。
一方、東スラブの大統領府には「BSAAから派遣された特別調査官」と名乗る女性が現れます。
正体は、シリーズでおなじみの女スパイ、エイダ・ウォンです。
エイダの真の目的は、雇い主の依頼で「支配種プラーガ」を入手することでした。
反政府勢力側では、元小学校教師のアレクサンドル・コザンチェンコ(通称バディ)が、寄生生物プラーガを使ってリッカーの大群を制御し、政府軍に対抗しています。
レオン、エイダ、バディという3人の思惑が交錯するなか、物語は予想外の展開へと突き進んでいきます。
ダムネーションの登場人物と登場クリーチャー
主要キャラクター
| キャラクター名 | 声優(英語版 / 日本語版) | 役割 |
|---|---|---|
| レオン・S・ケネディ | マシュー・マーサー / 森川智之 | アメリカ大統領直属エージェント(主人公) |
| エイダ・ウォン | コートニー・テイラー / 皆川純子 | 謎の女スパイ |
| アレクサンドル・コザンチェンコ(バディ) | デイヴ・ウィテンバーグ / 檜山修之 | 反政府勢力メンバー、元教師 |
| スベトラーナ・ベリコバ | ウェンディー・リー / 川崎恵理子 | 東スラブ共和国大統領(黒幕) |
| JD | ヴァル・タッソー / 大畑伸太郎 | 反政府勢力メンバー |
| イワン・ジュダノビッチ(アタマン) | ロビン・サックス / 飯塚昭三 | 反政府勢力の長老 |
| イングリッド・ハニガン | サリー・サフィオッティ / 杉本ゆう | レオンの通信サポート |
レオンはバイオハザード2でのラクーンシティ脱出以来、大統領直属エージェントとして活動を続けてきたキャラクターです。
エイダはバイオハザード2でレオンと出会い、バイオハザード4でも暗躍した東洋系の女スパイで、素性の大半が謎に包まれています。
ダムネーションのオリジナルキャラクターであるバディは、教え子や婚約者を政府軍の誤爆で失ったことがきっかけで反政府勢力に身を投じた人物であり、レオンとのバディムービー的な関係性が本作の大きな見どころとなっています。
登場するクリーチャー
ダムネーションに登場する生物兵器は、いずれもシリーズファンにはおなじみの存在です。
プラーガは、バイオハザード4とバイオハザード5に登場した寄生生物で、本作では「支配種」と「従属種」の2タイプが登場します。
支配種プラーガに寄生された人間がリッカーの大群を意のままに操るという構図が、本作独自の戦闘シーンを生み出しています。
リッカーは、T-ウイルスに感染してゾンビ化した人間がさらに変異したクリーチャーで、本作ではバイオハザード5に登場した「リッカーβ」のモデルが使用されています。
タイラントは、アンブレラ社が開発した究極のB.O.W.で、本作では身長4.3メートルにまで巨大化した個体が複数体登場します。
コートを外してさらに強力な形態に変異する「スーパータイラント」の存在も、バトルシーンの迫力を大きく高めています。
シリーズでこれまで「人間 対 生物兵器」が主軸だったのに対し、ダムネーションでは「生物兵器 対 生物兵器」の戦いが描かれた点が大きな特徴です。
リッカーの大群とタイラントが激突するシーンは、本作ならではのスケール感を味わえる最大の見どころと言えるでしょう。
ダムネーションとバイオハザード6のつながりと伏線
ダムネーションがバイオハザード6の直前に位置する作品であることは、物語の内容面からも明確に読み取れます。
ダムネーションの終盤、エイダの雇い主として通信画面に不明瞭な姿で登場する人物がいます。
作中では名前が明かされませんが、会話の内容からディレック・C・シモンズであることが示唆されています。
シモンズはバイオハザード6における黒幕の一人で、後にアメリカのトールオークスで大規模なバイオテロを実行する人物です。
エイダがダムネーションでシモンズの指示のもと支配種プラーガの入手を図っていたという設定は、バイオハザード6で描かれるエイダの立場やシモンズとの複雑な関係性への重要な伏線となっています。
さらに、エンドクレジットではバイオハザード6の映像が直接流れ、本作の物語がバイオハザード6へ続くことが演出として明示されます。
つまり、ダムネーションをバイオハザード6のプロローグ的な作品として位置づけることも可能です。
バイオハザード6をプレイする前にダムネーションを視聴しておくと、シモンズやエイダの行動の背景をより深く理解でき、ゲーム体験が大きく豊かになるでしょう。
ゲーム未プレイでもダムネーションは楽しめるか
ダムネーションは、ゲームの予備知識がなくても十分に楽しめる作品として広く評価されています。
上映時間が約100分とコンパクトで、ストーリーが中だるみせずテンポよく進行する点も、初めてバイオハザードに触れる方にとってハードルを下げる要因になっています。
内戦下の東欧を舞台にしたアクション映画として、バイオハザードの世界観を知らなくても物語に入り込みやすい作りと言えるでしょう。
ただし、以下の知識があると理解が一層深まり、楽しみの幅が広がります。
まず、バイオハザード2(またはRE:2)でのレオンとエイダの出会いを知っていると、二人の間に流れる独特の空気感を理解しやすくなります。
次に、バイオハザード4(またはRE:4)をプレイしていれば、プラーガやガナードといった本作に登場するクリーチャーの背景を自然に把握できます。
そして、バイオハザード5の知識があると、リッカーβやBSAAの存在、プラーガの軍事利用といった設定の文脈が掴みやすくなるでしょう。
前作CG映画のディジェネレーションについては、視聴しておくとより楽しめますが、ダムネーション単体でもストーリーは完結しているため必須ではありません。
おすすめの視聴順|目的別に3パターン紹介
ダムネーションをどの順番で見ればいいかは、視聴の目的によって最適なパターンが変わります。
ここでは目的別に3つの視聴順を紹介します。
パターン1:CG映画だけを時系列順に楽しみたい場合
CG映像作品だけを見たい場合は、以下の作中時系列順がおすすめです。
- ディジェネレーション(作中2005年)
- インフィニットダークネス(作中2006年)
- ダムネーション(作中2011年)
- ヴェンデッタ(作中2014年)
- デスアイランド(作中2014年頃)
公開順とほぼ一致しますが、インフィニットダークネスだけは時系列上ではディジェネレーションの後に来る点に注意してください。
パターン2:ダムネーションを最大限楽しみたい場合(ゲーム込み)
ゲーム作品も含めてダムネーションの魅力を100%味わいたい場合は、以下の順番を推奨します。
- バイオハザード2(またはRE:2)
- バイオハザード4(またはRE:4)
- ディジェネレーション
- バイオハザード5
- ダムネーション
- バイオハザード6
この順序で進めれば、レオンとエイダの関係史、プラーガの発祥と軍事利用、そしてシモンズへと連なる陰謀の流れを自然に追うことができます。
パターン3:時間がない場合の最短ルート
忙しい方は、以下の最低限のルートでもダムネーションを十分に楽しめます。
- ディジェネレーション(前作としてできれば視聴)
- ダムネーション
- 余裕があればバイオハザード6
ダムネーション単体でも物語は成立しますが、前作を見ておくとレオンのキャラクターへの理解が深まります。
CG映画と実写映画の違い|正史はどちらか
バイオハザードの映像作品には、大きく分けてCG映画シリーズと実写映画シリーズの2つの系統が存在します。
この2つは世界観が根本的に異なっており、結論から言えばゲームの「正史(カノン)」として扱われているのはCG映画シリーズの方です。
カプコンの公式サイト「振り返るバイオハザードの記録」では、CG映画はゲーム作品と同一の時系列上に配置されています。
一方、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の実写映画シリーズ(全6作品)は「Parallel World 〜実写映画シリーズ〜」として、ゲーム本編とは明確に別枠で扱われています。
CG映画はレオンやクリスなどゲームと同じキャラクターが同じ設定で登場し、ゲーム間のエピソードを補完する役割を果たしています。
実写映画シリーズはアリスというオリジナル主人公を中心としたまったく別のストーリーで展開されており、ゲーム本編との直接的なつながりはありません。
なお、2021年に公開された「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」はゲームの設定を取り入れたリブート実写映画ですが、こちらもゲームとは別の時系列として位置づけられています。
ゲームの世界観を忠実に追体験したい場合は、CG映画シリーズを優先して視聴するのが最適な選択です。
ダムネーションの評判と各CG映画作品との比較
一般的な評価傾向
ダムネーションは、CG映画シリーズの中で最も完成度が高いとする声がファンの間で数多く見られます。
国内外のレビューサイトやファンコミュニティでは、以下のような点が高く評価されています。
シリーズ初となる「生物兵器同士の戦い」というコンセプトが新鮮で、リッカーの大群とタイラントが激突するシーンの迫力は随一と言われています。
戦争や政治を背景に据えた重厚なストーリーも他のCG映画にはない特色であり、単なるアクション映画にとどまらない深みが評価されています。
エイダとスベトラーナ大統領の格闘シーンは「今までで一番かっこいいエイダ」と表現されることも多く、作中屈指の名場面として広く知られています。
また、リッカーに対して「かわいい」という感想が生まれるのも本作独自の現象で、クリーチャーへの意外な感情移入が楽しさを増しています。
他のCG映画との比較
| 比較項目 | ディジェネレーション | ダムネーション | ヴェンデッタ | デスアイランド |
|---|---|---|---|---|
| テーマ | ウイルステロ | B.O.W.の戦争利用 | 武器商人の復讐 | 監獄島の脅威 |
| 作風 | サスペンス寄り | 戦争映画的 | ガンアクション全開 | オールスター集結 |
| 主要キャラ | レオン&クレア | レオン&エイダ | レオン&クリス&レベッカ | 主要5人集結 |
| CG技術 | 当時としては高水準 | 前作から大幅向上 | さらに進化 | シリーズ最高水準 |
サスペンス色を好むファンはディジェネレーションを推す傾向があり、派手なアクションを求めるファンにはヴェンデッタが支持されています。
ダムネーションはその中間に位置し、ストーリーの深みとアクションの迫力を両立させた作品として、バランスの良さで高い評価を得ています。
一方、2012年制作という時期の関係上、2023年公開のデスアイランドと比較するとCGのクオリティに差がある点は、視聴前に把握しておくとよいでしょう。
ダムネーション視聴時の注意点とデメリット
ダムネーションをより楽しむために、事前に知っておきたい注意点がいくつかあります。
まず、プラーガ、リッカー、タイラント、BSAAといったゲーム固有の専門用語が、作中では詳しい説明なしに登場する場面があります。
ゲーム未プレイの方は、少なくとも「プラーガ=寄生生物」「リッカー=変異クリーチャー」「タイラント=究極の生物兵器」「BSAA=対バイオテロ組織」という程度の知識を持っておくとスムーズに理解できるでしょう。
また、レオンとエイダの関係性の背景はバイオハザード2とバイオハザード4で描かれていますが、ダムネーション作中では詳しく説明されません。
二人の間に独特の緊張感と親密さが同居する理由は、過去作を知らないと掴みにくい可能性があります。
終盤に通信画面で登場するシモンズについても、バイオハザード6をプレイしていないとその意味や重要性が伝わりにくい点は留意が必要です。
さらに、英語版では東スラブの人物がロシア訛りの英語を話す演出がなされていますが、日本語吹替版ではこのニュアンスが再現されていません。
作品の雰囲気を最大限に味わいたい場合は、字幕版での視聴も選択肢に入れるとよいでしょう。
ストーリー全体はレオンを中心に進行するため、クリスやクレアといった他の人気キャラクターは登場しません。
シリーズの多くのキャラクターが一堂に会する作品を求めている場合は、2023年公開のデスアイランドの方がニーズに合うかもしれません。
ホラー色についても、政治と戦争をテーマとしていることからアクション映画としての色合いが強く、ゲーム本編のような恐怖体験を期待するとやや物足りなく感じる可能性があります。
2026年最新|ダムネーションとバイオハザードシリーズの動向
2026年はバイオハザードシリーズにとって非常に動きの大きい年となっています。
ダムネーション自体に関しては、2026年2月25日に「スペシャル・プライス」版のBlu-rayとDVDが発売されます。
Blu-rayが1,650円(税込)、DVDが1,320円(税込)と手頃な価格で再発売されるため、これから視聴したい方にとって入手しやすいタイミングです。
同日には「ディジェネレーション」と「ヴェンデッタ」のスペシャル・プライス版も同時発売されます。
ゲーム最新作としては、2026年2月27日に「バイオハザードレクイエム」(通称バイオ9)が発売予定です。
作中の時系列はラクーンシティ事件から約30年後(2028年頃)に設定されており、ダムネーションの時代からさらに17年後の世界が描かれることになります。
対応機種はNintendo Switch 2、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic Games)と幅広く展開されます。
実写映画の分野では、2026年9月18日にリブート版の新作映画が全米公開予定です。
監督は「バーバリアン」で知られるザック・クレッガーが務め、ゲーム原作への原点回帰を掲げた内容になると報じられています。
配信サービスでの視聴状況については、ダムネーションはU-NEXT、Hulu、dアニメストア、Amazon Prime Videoなど複数のプラットフォームで視聴可能です。
ただし、各サービスの配信状況は時期によって変動するため、視聴前に最新の配信情報を確認することをおすすめします。
まとめ:バイオハザードダムネーションの時系列と楽しむためのポイント
- ダムネーションの作中年代は2011年で、ゲーム「バイオハザード5」と「バイオハザード6」の間に位置する
- 「バイオハザードリベレーションズ2」とほぼ同時期の出来事として扱われている
- エンドクレジットでバイオハザード6の映像が流れ、物語が直結することが明示されている
- CG映画シリーズはゲームと同一の世界観・時系列を共有する「正史」であり、実写映画とは別の世界線である
- ゲーム未プレイでも楽しめるが、バイオハザード2・4・5の知識があるとより深く理解できる
- シリーズ初の「生物兵器 対 生物兵器」の戦いが描かれた作品であり、リッカー群 vs タイラントの迫力は随一である
- エイダの雇い主シモンズの存在がバイオハザード6への重要な伏線となっている
- 舞台のモデルはウクライナで、2022年以降の現実の情勢と重なり再評価された
- 2026年2月25日にスペシャル・プライス版Blu-ray / DVDが発売され、入手しやすくなる
- CG映画の視聴順は公開順が基本であり、ダムネーションの前にディジェネレーションを見ておくのが理想的である

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