待望の「ファイナルファンタジーVII リメイク」プロジェクトの続編、「FF7リバース」が発売されましたが、一部では「炎上」という穏やかでない言葉も聞かれます。
なぜ大きな期待を集めたはずの続編が、このような事態になっているのでしょうか。
この記事では、「FF7リメイク続編が炎上した」とされる背景にある複数の理由を深掘りします。
PS4でプレイできない問題や、一時期の販売休止騒動、開発が遅いという批判の声、さらには主要キャストの動向まで、ファンの間で巻き起こった様々な議論を整理しました。
その上で、多くの人が気にしている「続編は打ち切りになるのか?」という不安や、「3作目はいつ発売されるのか」といった今後の展望、そして最新情報についても、集めた情報を基に詳しく解説していきます。
FF7リメイク続編が炎上したとされる理由

FF7リメイク続編はPS4で出来る?
結論から言うと、「FF7リバース」はPlayStation 5(PS5)専用タイトルであり、PlayStation 4(PS4)ではプレイできません。
この仕様が、炎上の一因として挙げられています。
その背景には、リメイクプロジェクトの第1作目「FF7リメイク」がPS4で発売され、多くのファンがPS4で物語の続きを心待ちにしていたという経緯があります。
しかし、続編であるリバースがPS5専用となったことで、PS4ユーザーはプレイするために高価なPS5本体を新たに購入する必要に迫られました。
特に発売当時はPS5本体の供給が不安定で、入手困難な状況が続いていたことも、ファンの不満に拍車をかけました。
開発陣はPS5専用とした理由について、「広大なワールドマップをロード時間なしでシームレスに探索できる体験を実現するためには、PS5の高速SSDの性能が不可欠だった」と説明しています。
実際に、PS5の性能を活かした美しいグラフィックや快適なプレイ環境は高く評価されています。
しかし、「リメイク1作目をプレイしたファンを置き去りにする形になった」「商売のやり方が強引だ」といった批判的な声が噴出する結果となりました。
PS4ユーザーにとっては、物語の続きを楽しむためのハードルが非常に高くなってしまったことが、大きな不満点として残り続けています。
FF7リバース販売休止の理由と経緯
「FF7リバース」が発売直後に一部で販売休止になったのは、主にパッケージ版の「ディスク誤表記」が原因です。
これは、ゲームの内容や品質に問題があったわけではありません。
具体的には、パッケージに同梱されている2枚のディスクのうち、「プレイディスク」と書かれるべきディスクに「データディスク」のラベルが印刷され、逆に「データディスク」に「プレイディスク」のラベルが印刷されていました。
ゲームをインストールする際はまず「データディスク」を入れ、次に「プレイディスク」を入れてプレイを開始するのが正しい手順ですが、この誤表記によってプレイヤーが混乱する可能性が生じました。
この問題が発覚した後、発売元のスクウェア・エニックスは公式サイトで謝罪し、ディスクを入れ替えて使用すれば問題なくプレイできるとアナウンスしました。
しかし、この混乱を受け、一部の家電量販店やゲームショップでは、店頭での案内を徹底するため、一時的に販売を休止する措置を取りました。
この販売休止の動きが、SNSなどで「何か重大な問題があったのではないか」「炎上が原因で販売停止になったのでは」といった憶測を呼び、情報が錯綜する事態へと発展しました。
実際にはあくまで物理的な印刷ミスへの対応でしたが、発売直後のタイミングであったことや、他の炎上要素と結びつけられたことで、必要以上に大きな騒動として捉えられてしまったのです。
FF7リメイク続編の開発が遅いとの批判
FF7リメイクプロジェクトは、その開発期間の長さから「遅い」という批判も受けています。
これも炎上の一因とされています。
第1作目「FF7リメイク」が2020年4月に発売され、第2作目「FF7リバース」が2024年2月に発売されるまで、約4年もの期間が空きました。
全3部作で完結することが明言されているため、ファンは物語の結末を見るために、さらに数年間待たなければならない状況です。
開発ディレクターはインタビューで、「3作目の開発期間もリバースとほぼ同じくらいになるだろう」と示唆しており、単純に計算すると完結編の発売は2028年頃になる可能性が浮上しています。
1997年に発売された原作をリアルタイムで楽しんだファンは、今や30代、40代、あるいはそれ以上の年齢になっています。
「完結する頃には自分は何歳になっているんだ」「生きているうちに結末を見られるのか」といった、半ば冗談、半ば本気の悲痛な声も少なくありません。
また、開発期間が長引くことで、プロジェクトの途中でゲームハードが次世代機(PS6など)へ移行してしまうのではないかという懸念も、ファンを不安にさせる一因です。
壮大なスケールと高いクオリティを追求しているが故の開発期間の長さではありますが、ファンの熱意や興味が薄れてしまう前に、できるだけ早く完結させてほしいという切実な願いが、「遅い」という批判につながっているのです。
FF7リメイク続編の櫻井孝宏氏の続投は?
「FF7リバース」では、主人公クラウド・ストライフの声優を務める櫻井孝宏氏が続投しました。
しかし、発売前にはキャスト変更を巡る憶測が飛び交い、これもファンの間で大きな話題となりました。
発端となったのは、2022年に報じられた櫻井氏の不倫スキャンダルです。
この報道を受け、櫻井氏が担当していた他のアニメ作品や番組でキャスト変更や降板が相次いだため、「FF7リメイクのクラウド役も交代するのではないか」という不安がファンの間に広がりました。
クラウドはFF7シリーズの顔とも言えるキャラクターであり、長年にわたり櫻井氏の声で親しまれてきたため、キャスト変更の可能性はファンにとって非常に大きな関心事でした。
そうした中、2023年6月に公開された「FF7リバース」の最新トレーラーで、これまでと変わらないクラウドの声が確認されると、SNS上では「声が変わってなくて良かった」「続投してくれて安心した」といった安堵の声が溢れました。
ただ、トレーラー公開時点では公式サイトなどで正式なキャスト表記がなされなかったため、一部では「過去の音声を流用しているだけでは?」といった疑念も残り、しばらくは憶測が続きました。
最終的には櫻井氏の続投が確定しましたが、正式発表までの不透明な期間が、ファンの間で余計な心配や議論を生んでしまった形です。
FF7リメイク続編の炎上後の気になる今後の展開

FF7リメイク続編は打ち切りになるのか?
結論として、FF7リメイクプロジェクトが打ち切りになる可能性は極めて低いと言えます。
一部で「売上が振るわなかった」「爆死した」といった声が上がったことから、プロジェクトの先行きを不安視し、「3部作の途中で打ち切りになるのでは?」と心配するファンもいます。
しかし、開発チームは一貫して「全3部作での完結」を公言しています。
プロデューサーの北瀬佳範氏やディレクターの浜口直樹氏をはじめとする主要スタッフは、複数のインタビューで「すでに3作目の開発に着手している」「物語の終着点は決まっている」と明言しています。
実際に、3作目のシナリオプロットは完成しており、開発は順調に進行していると報告されています。
FF7リメイクは、スクウェア・エニックスにとって最重要プロジェクトの一つです。
莫大な開発費と人員を投じており、世界中に多くのファンを抱えています。
商業的な観点からも、物語を中途半端な形で終わらせることは考えにくいでしょう。
確かに、続編であるリバースの売上は、前作や他の大型タイトルと比較して様々な議論を呼んでいますが、プロジェクト全体を頓挫させるほどのものではありません。
ファンからの批判や要望は開発チームも認識しており、それらを乗り越えて完結を目指す姿勢を示しています。
したがって、打ち切りの心配はせず、完結編の登場を待つのが賢明です。
FF7リメイク続編3作目はどんな内容に?
FF7リメイク続編の3作目は、物語の完結編として、原作のクライマックス部分が描かれることになります。
「FF7リバース」が原作の「忘らるる都」までのストーリーを描いたため、3作目はそこから続く物語、つまり原作のディスク2中盤からディスク3の最後までが舞台となるでしょう。
具体的に予想される内容は以下の通りです。
飛空艇「ハイウインド」での自由な探索
3作目の大きな目玉として、飛空艇「ハイウインド」の登場が期待されています。
原作同様、ワールドマップを自由に飛び回り、これまで訪れた場所や新たな地を探索できるようになることで、冒険の自由度が格段に向上するはずです。
未登場エリアの追加
リバースではストーリーの構成上、訪れることがなかった「ウータイ」や「ロケット村」、「ミディール」といった街やエリアが3作目で描かれると予想されます。
特にウータイは、国としてしっかり描写されるとの言及があり、大規模なマップになる可能性があります。
シドとヴィンセントのプレイアブル化
リバースで仲間にはなったものの、操作キャラクターではなかったシド・ハイウインドとヴィンセント・ヴァレンタインが、3作目ではついにプレイアブルキャラクターとして戦闘に参加するでしょう。
彼ら独自のバトルスタイルや連携技が追加されることになります。
物語の核心とクライマックス
セフィロスとの最終決戦はもちろんのこと、リメイクプロジェクトで新たに提示された「運命の番人(フィーラー)」や「パラレルワールド」といった謎が、どのように回収され、物語がどのような結末を迎えるのかが最大の注目点です。
原作を超える感動のエンディングが用意されていると開発陣も語っており、ファンの期待は最高潮に達しています。
FF7リメイク続編はいつ完結するのか?
FF7リメイク続編の完結編となる3作目の発売日は、現時点で公式には発表されていません。
しかし、開発スタッフの発言から、ある程度の時期を予測することは可能です。
現在、最も有力視されているのは「2027年〜2028年頃」という説です。
この予測の根拠は、開発ディレクターの浜口直樹氏がインタビューで「3作目の開発にかかる時間は、1作目(リメイク)から2作目(リバース)に要した時間とほぼ同じくらいになるだろう」と語ったことにあります。
リメイクからリバースまでは約4年かかっているため、リバースが2024年2月発売なので、単純に4年後と計算すると2028年となります。
一方で、ファンの間では「2027年」に発売されるのではないかという期待の声も根強くあります。
2027年は、オリジナル版「ファイナルファンタジーVII」の発売から30周年という記念すべき年にあたります。
この節目の年にリメイクプロジェクトを完結させるというのは、非常に美しいフィナーレと言えるでしょう。
ただし、これらはあくまで予測に過ぎません。
ゲーム開発は様々な要因でスケジュールが変動する可能性があります。
開発チームは「なるべく早く届けたい」という意向を示していますが、クオリティを最優先する姿勢も崩していません。
ファンとしては、気長に、そして楽しみに公式からの続報を待つのが最善策と言えるでしょう。
FF7リメイク続編の最新情報を紹介
FF7リメイク続編である3作目の開発は、水面下で着々と進行しています。
公式から断片的に明かされている最新情報をまとめました。
現時点で判明しているのは、3作目が物語の完結編となり、プロジェクト全体の謎が解き明かされるということです。
開発状況については、主要スタッフがインタビューなどで以下のように言及しています。
時期 | 発言者・情報源 | 内容 |
---|---|---|
2022年6月 | 野村哲也氏 | 3作目の開発に突入しているパートもあり、完結に向けて製作を開始。 |
2023年9月 | 開発チーム | 3作目のメインシナリオは既に完成済み。 |
2024年8月 | 浜口直樹氏 | ワールドマップをハイウインドで飛び回る試作が進んでいる。 |
2024年12月 | 開発チーム | プロットが仕上がり、開発チームも本格的に動き出している。 |
2025年1月 | 開発チーム | 目指すゲーム体験を固めたビルドが完成し、作り込みのフェーズに入った。 |
これらの情報から、3作目の骨格はすでに固まっており、現在はコンテンツを具体的に制作していく段階にあることがわかります。
特に、物語の根幹となるシナリオが早い段階で完成している点は、プロジェクトが計画通りに進んでいることを示唆しています。
また、ゲームシステム面では、リバースで好評だった連携技のような新要素を追加する可能性や、ミニゲーム「クイーンズ・ブラッド」に何らかのアレンジを加える意向も示されています。
具体的なタイトルや発売日の発表はまだ先になりますが、開発は着実に最終章へ向かっていると言えるでしょう。
今後、大きなゲームイベントなどで新たな情報が公開されることが期待されます。
まとめ:FF7リメイク続編の炎上と今後の展望
- FF7リバースはPS5専用タイトルであり、PS4ユーザーがプレイできないことが不満の一因となった
- 発売直後、ディスクの印刷ミスにより一部店舗で一時的に販売が休止され、混乱を招いた
- リメイク1作目から2作目まで約4年かかり、完結までの開発期間が長すぎるとの批判がある
- 原作ファンが高齢化しており、完結まで待ちきれないという声も少なくない
- クラウド役の声優、櫻井孝宏氏のスキャンダルにより、キャスト変更の憶測が飛び交ったが続投した
- 開発陣が3部作完結を明言しており、打ち切りの可能性は極めて低い
- 3作目は原作のクライマックスまでを描き、シドとヴィンセントもプレイアブル化される見込みである
- 飛空艇ハイウインドが登場し、ワールドマップを自由に探索できるようになると期待されている
- 完結編の発売時期は未定だが、2027年から2028年頃と予想されている
- 3作目のシナリオは既に完成しており、開発は順調に進行している
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