「青鬼」シリーズの全エンディングをコンプリートしたいけれど、分岐条件が複雑でどこから手をつければいいかわからない。
そんな悩みを抱えていませんか。
特に『青鬼 ブルーベリー温泉の怪異』では、誰を救出するかによってエンディングが細かく変化し、効率よく進めないと何度もやり直すことになってしまいます。
また、『青鬼 藍編』のエンディングに隠された謎や、藍の正体についての考察も気になるところでしょう。
この記事では、各青鬼シリーズのエンディング分岐条件から、全エンディングを最短で回収するためのチャート、そして物語の核心に迫る考察まで、あらゆる情報を徹底的に解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたも青鬼の物語を余すことなく楽しむことができるはずです。
【作品別】青鬼シリーズのエンディング分岐条件を完全網羅
この記事でわかる青鬼シリーズのエンディング一覧
青鬼シリーズには、プレイヤーの選択や行動によって物語の結末が変わるマルチエンディングシステムが採用されている作品が複数存在します。
特に、近年の作品ではその傾向が顕著です。
この記事では、主にエンディング分岐が複雑な『青鬼 ブルーベリー温泉の怪異』と『青鬼 藍編』を中心に、初代『青鬼1』や『禁足地-青鬼の窟-』の分岐条件についても解説していきます。
それぞれの作品で、誰が生き残り、どのような結末を迎えるのか、その全貌を明らかにします。
最も分岐が複雑なのは『ブルーベリー温泉の怪異』
シリーズの中でも特にエンディング分岐が複雑なのが『青鬼 ブルーベリー温泉の怪異』です。
この作品では、ひろしの友人である「たけし」「卓郎」「美香」の3人と、謎の少女「藍」の救出がエンディングに大きく関わります。
生存者の組み合わせによって合計8種類ものエンディングが用意されており、コンプリートを目指すには計画的なプレイが不可欠です。
『藍編』は注射器の有無がエンディングの鍵
Nintendo Switch版やSteam版で追加された『青鬼 藍編』のエンディング分岐は、非常にシンプルでありながら物語の核心に触れる重要な要素を持っています。
分岐の鍵を握るのは、ゲーム内で入手できるキーアイテム「注射器」です。
この注射器を入手したかどうか、ただそれだけで主人公・藍の運命は大きく変わり、物語の謎を深める衝撃的な結末へと繋がっていきます。
『青鬼 ブルーベリー温泉の怪異』全8種のエンディング分岐条件
全エンディング達成条件の一覧表
『青鬼 ブルーベリー温泉の怪異』には、仲間たちの生存状況に応じて合計8つのエンディングが存在します。
まずは、各エンディングの名称と達成条件を一覧で確認しましょう。
| エンディング | 達成条件 | 
|---|---|
| やさしすぎる生存者 | たけし1人のみ生存させる | 
| 勇気ある逃走者 | 卓郎1人のみ生存させる | 
| 恋ゆえの抵抗者 | 美香1人のみ生存させる | 
| 無念の撤退 | たけしと卓郎のみ生存させる | 
| 失意の脱出 | たけしと美香のみ生存させる | 
| 終わらぬ恐怖 | 卓郎と美香のみ生存させる | 
| 絶望からの解放 | たけし、卓郎、美香の全員を生存させる | 
| 着信 | 藍の救出条件を満たした状態でクリアする | 
【たけし救出】「小さなこけし」を渡すタイミングと入手方法
たけしを救出するためには、キーアイテム「小さなこけし」が必要です。
まず、旧館離れの銅像ギミックを解いて「こけし」を入手します。
次に、旧館1Fロビーの女湯と男湯の間にあるこけしの前でアイテムを使用すると、地下への扉が解放され、「小さなこけし」が手に入ります。
その後、旧館地下の薬剤室へ向かい、掃除用具入れに隠れているたけしに「小さなこけし」を渡すことで、救出フラグが成立します。
【卓郎救出】見逃し厳禁!神殿東回廊の全鳥居の場所
卓郎の救出条件は、神殿東回廊にある4つの赤い鳥居をすべてくぐることです。
鳥居をくぐると神秘的な音が鳴るため、それが通過した証となります。
イベントで強制的に通過するもの以外に、以下の3つの鳥居を見つけてくぐる必要があります。
- 小鳥居(マップ①)
- 北社(マップ②)
- 東社(マップ③)
これらの鳥居はストーリー進行上、必ずしも通る必要がない場所にあるため、意識して探索することが重要です。
【美香救出】洞窟で「傷薬」を入手して渡す手順
美香を救出するには、「傷薬」を見つけて彼女に渡す必要があります。
まず、洞窟の南東部屋にある二重棚を調べ、隠された本棚から「傷薬」を入手します。
次に、洞窟の西部屋へ向かい、用具入れに隠れている美香の前で「傷薬」を使用すれば救出完了です。
このイベントを完了しないままストーリーを進めると美香の生存は不可能になるため、注意が必要です。
【着信エンド】藍を救出する2つのフラグ達成条件
友人たちとは別枠で用意されているのが、藍の救出エンディング「着信」です。
このエンディングを見るためには、以下の2つの条件を両方満たす必要があります。
- 旧館地下の裏口で藍からチャットが来た際に「信じます」と返信する。
- 洞窟の実験施設で「牢屋の鍵」を入手し、藍が監禁されていた牢屋の扉を開ける。
この2つのフラグを立てた状態でゲームをクリアすると、エンディングの最後に藍からのメッセージが届きます。
実績「大団円」とは?達成しても特別なエンディングはない?
実績の中に「大団円」というものがありますが、これは特別なエンディングムービーが用意されているわけではありません。
この実績は、「絶望からの解放(たけし・卓郎・美香の全員生存)」と「着信(藍救出)」の2つのエンディング条件を同時に満たすことで達成されます。
達成するとエンディングのリザルト画面の背景が少し変化しますが、ストーリー上の追加要素などはないため、あくまでやり込み要素の一つと捉えておくと良いでしょう。
【チャート図解】全エンディングを効率よく回収する最短ルート
分岐直前のセーブ必須ポイントはどこ?
全てのエンディングを効率よく回収するためには、セーブデータを複数作成し、分岐ポイントで使い分けるのが最も重要です。
特に以下のタイミングでセーブデータを分けて保存しておくことを強く推奨します。
- 旧館地下の開始時点(全分岐の基点となるデータ)
- たけしに「小さなこけし」を渡す直前
- 美香に「傷薬」を渡す直前
- 卓郎の最後の鳥居をくぐる直前
これらのデータをロードすることで、何度も最初からやり直す手間を省くことができます。
おすすめのED回収順序(前半戦:たけし生存ルート)
まずは、たけしを生存させるパターンから回収していくのが効率的です。
- 全員生存+藍救出(大団円)ルートで進め、各キャラの分岐直前でセーブデータを別保存(㋐㋑㋒)します。
- 最初に【全員生存+藍救出】のエンディング(絶望からの解放+着信)を見ます。
- 次に、㋒のデータ(神殿東回廊)をロードし、卓郎を救出せずにクリア。【たけし&美香生存】エンディング(失意の脱出)を回収します。
- 続いて、㋑のデータ(洞窟)をロードし、美香を救出せずに進め、卓郎は救出します。これで【たけし&卓郎生存】エンディング(無念の撤退)を回収。
- 最後に、4の状態でさらに卓郎も救出しないルートに進むと、【たけしのみ生存】エンディング(やさしすぎる生存者)を回収できます。
おすすめのED回収順序(後半戦:たけし死亡ルート)
たけし生存ルートを全て回収したら、次はたけしを救出しないパターンに進みます。
- 最初に保存した㋐のデータ(旧館地下)をロードし、たけしを救出しません。
- 美香を救出せず、卓郎だけを救出してクリアし、【卓郎のみ生存】エンディング(勇気ある逃走者)を回収します。
- 次に、美香は救出し、卓郎を救出しないパターンでクリアすると、【美香のみ生存】エンディング(恋ゆえの抵抗者)を回収可能です。
- 最後に、美香と卓郎の両方を救出するルートでクリアすれば、【卓郎&美香生存】エンディング(終わらぬ恐怖)を回収でき、全てのエンディングがコンプリートとなります。
『青鬼 藍編』全3種のエンディング分岐と藍の正体考察
エンディング分岐の鍵は「注射器」を入手したかどうか
『青鬼 藍編』のエンディングは全部で3種類あり、その分岐は館の中で「注射器」というアイテムを入手したかどうかにかかっています。
注射器の入手場所はプレイごとにランダムで変化するため、隅々まで探索する必要があります。
このアイテムの有無が、主人公・藍の運命を大きく左右します。
「生存エンド(ノーマルエンド)」の達成条件
最もハッピーエンドに近いとされるのが「生存エンド」です。
このエンディングは、館の中で「注射器」を入手せずに脱出の鍵を見つけ、生還することで見ることができます。
脱出後、藍は病院のベッドで目を覚ましますが、最後に青鬼が一瞬映る演出があり、恐怖から完全に解放されたわけではないことを示唆しています。
「青鬼化エンド(バッドエンド)」の達成条件と結末の意味
館の中で「注射器」を入手した状態で脱出すると、「青鬼化エンド」に分岐します。
無事に街へたどり着いた藍ですが、彼女の足元には青い血だまりが広がっており、藍自身が青鬼化してしまったことを暗示する衝撃的な結末です。
また、非常に早いタイムでクリアした場合もこのエンディングに到達することがあり、定められた運命から逃れられないという絶望感を描いています。
藍の正体はクローン?作られた記憶と美香との関係を考察
『藍編』最大の謎は、主人公「藍」の正体です。
作中で藍は友人「美香」を探していますが、『ブルーベリー温泉の怪異』では美香本人が藍を知らないと発言しており、二人の関係には矛盾が生じます。
このことから、藍はオリジナルとなる人物の記憶を植え付けられた「クローン」または「実験体」であり、プレイヤーが操作しているのは複数存在するうちの一人ではないかという説が有力です。
「美香を探す」という強い目的意識は、実験をコントロールするために研究組織が植え付けた作られた記憶なのかもしれません。
その他の青鬼シリーズ|エンディング分岐まとめ
『青鬼1(無印)』のエンディング分岐条件は?
初代『青鬼』には、近年の作品のような複雑なマルチエンディングはありません。
基本的には、館から脱出できればクリアとなります。
ただし、バージョンによっては仲間が青鬼に殺される描写があり、最終的に主人公のひろし一人のみが生き残るという結末が一般的です。
Ver.1.0では「メグミ(後の美香)」を救出するエンドが存在しましたが、後のバージョンでは仲間は基本的に助からないストーリーラインとなっています。
『禁足地-青鬼の窟-』4つのエンディング分岐条件
『禁足地-青鬼の窟-』には、大きく分けて4つのエンディングが存在します。
分岐に関わるのは、「紙雛のイベントを見たか」「壊れたオルゴールを所持しているか」「特定の選択肢」の3つです。
- ED1:夜逃げ(紙雛イベント未発生+オルゴール所持)
- ED2:保護(紙雛イベント未発生+オルゴール未所持)
- ED3:ひまり(紙雛イベント発生+特定の選択肢を選ぶ)
- ED4:こまり(紙雛イベント発生+ED3とは逆の選択肢を選ぶ)
特にED3とED4が物語の核心に触れるトゥルーエンド的な内容となっています。
青鬼のエンディングに関するよくある質問
ひろし達の仲間が青鬼化する条件は何?
作中で仲間たちが青鬼になってしまう現象には、いくつかのパターンが考えられます。
一つは、青鬼に直接襲われ、捕食・同化されるパターンです。
二つ目は、『ブルーベリー温泉の怪異』で描かれたように、青鬼化を誘発する物質(紫色の温泉水や研究組織が開発した薬剤)を体内に取り込んでしまうパターン。
そして三つ目は、友人を失った絶望など、強い精神的ショックによって自我を失い、青鬼化のトリガーが引かれるパターンです。
藍の正体や黒幕の「研究組織」について教えて
藍の正体は、作られた記憶を持つクローンや実験体であるという説が最も有力視されています。
その背景には、青鬼を研究し、非人道的な人体実験を行っている謎の「研究組織」の存在が強く示唆されています。
この組織の目的は、青鬼の力を軍事利用することや不老不死の探求などが考えられますが、現時点では明確になっていません。
『藍編』や『ブルーベリー温泉の怪異』の出来事は、この組織が仕組んだ大規模な実験の一部である可能性が高いです。
『ブルーベリー温泉』で美香は藍を知らないって本当?
はい、事実です。
『ブルーベリー温泉の怪異』の作中で、美香はひろしから藍について尋ねられた際、「知らない」と明確に答えるシーンがあります。
一方で、藍は一貫して「美香を探している」と語っており、この記憶の食い違いが物語全体の大きな謎となっています。
この矛盾こそが、藍が普通の人間ではなく、何者かによって記憶を植え付けられた存在であるという考察の強力な根拠の一つです。
まとめ:青鬼 エンディング分岐の完全ガイド
- 青鬼シリーズには複数のエンディング分岐が存在する
- ブルーベリー温泉は生存者の組み合わせで8種類のエンディングに分岐する
- たけしの救出には「小さなこけし」が必要である
- 卓郎の救出は神殿の赤い鳥居を全てくぐることが条件である
- 美香の救出は洞窟で「傷薬」を渡すことで達成される
- 藍の救出は特定のチャット返信と牢屋の解放がフラグとなる
- 実績「大団円」は全員生存と藍救出の同時達成で解除される
- 藍編のエンディングは「注射器」の有無で変化する
- 藍の正体は作られたクローンもしくは実験体である可能性が高い
- 効率的な回収には分岐前のセーブデータ活用が不可欠である

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