『カリギュラ2』をプレイしていると、主人公の謎めいた背景や、仲間たちが抱える「現実の姿」との対比が気になりますよね。
特に、主人公自身の「正体」やリドゥに来た「後悔」については、多くのプレイヤーが注目するポイントです。
この記事では、『カリギュラ2』の主人公の「正体」に関する核心的な情報、プレイヤーが選ぶ「後悔」、そして性別による違いや重大なストーリー分岐(ネタバレあり)まで、データベース情報に基づき詳しく解説します。
【結論】カリギュラ2の主人公の「正体」と「後悔」は?
主人公に明確な「正体」や「現実の姿」は設定されていない
結論から述べると、『カリギュラ2』において、主人公に特定の「正体」や詳細な「現実の姿」は意図的に設定されていません。
これは、プレイヤー自身を主人公に投影させ、物語への没入感を高めるためのゲームデザインです。
前作『カリギュラ オーバードーズ』では主人公に関する背景が示唆されていましたが、今作ではより一層「主人公=プレイヤー」というスタンスが徹底されています。
主人公の「後悔」はゲーム冒頭でプレイヤー自身が選択する
主人公が理想の世界「リドゥ」に来た理由である「後悔」も、ゲームの開始直後にプレイヤー自身が複数の選択肢から選ぶ形式になっています。
この選択によってストーリーの大筋が変化することはありません。
しかし、プレイヤーが主人公の背景を自ら設定するという、物語の当事者意識を持たせるための重要な要素となっています。
なぜ主人公の正体は明言されないのか?その理由を考察
主人公の正体が明言されない最大の理由は、プレイヤーの没入感を最大限に高めるためと考えられます。
『カリギュラ』シリーズの根幹にあるテーマは「偶像(アイドル)殺し」と「現実(地獄)への帰還」です。
プレイヤー自身が、偽りの理想世界から現実へ帰る「当事者」となる体験を重視しています。
そのため、特定の背景を持たない主人公だからこそ、プレイヤーは自身の視点で、仲間たちが隠し持つ「現実の姿」や「トラウマ」と真剣に向き合うことになるのです。
主人公の基本設定とプロフィール
主人公の性別(男性・女性)による違いは?
ゲーム開始時、主人公の性別を男性または女性から選択できます。
この選択によって、メインストーリーの展開に大きな変化はありません。
ただし、会話の一部や仲間キャラクターからの呼ばれ方、反応が若干変化します。
例えば、帰宅部メンバーの「風祭小鳩」は、女性主人公に対しては積極的にアプローチするような言動が見られるなど、細かな差分が用意されています。
担当声優(CV)は誰?
主人公のボイス(CV)は、選択した性別によって異なります。
男性主人公の場合は「橘龍丸」さん、女性主人公の場合は「大地葉」さんが、それぞれ戦闘中の掛け声などを担当しています。
カタルシスエフェクトと戦闘での性能(万能アタッカー)
主人公のカタルシスエフェクト(戦闘時の姿)は、両手に握られた黒いナイフが特徴です。
戦闘においては、攻撃・補助・回復スキルをバランスよく習得できる「万能型(エースアタッカー)」として活躍します。
パーティ編成や戦術を組む上で、常に軸となる重要な存在です。
【ネタバレ】主人公の重大な選択とストーリー分岐
前作(OD)のような「楽士ルート(裏切り)」は存在する?
前作『カリギュラ オーバードーズ(OD)』には、仲間を裏切って敵対する「楽士ルート」が存在しました。
しかし、今作『カリギュラ2』には、このような明確な裏切りルートは存在しません。
物語は基本的に、リドゥからの脱出を目指す「帰宅部」の部長として、仲間たちと共に行動する一本道のストーリーラインで進行します。
茉莉絵を「殺す」選択でバッドエンドに分岐
物語の終盤、主人公は帰宅部メンバーである「天吹茉莉絵」の処遇について、「殺す」か「殺さない」かという非常に重大な選択を迫られます。
ここで「茉莉絵を殺す」を選択すると、物語は正史(ベストエンド)から外れ、「バッドエンド」へと分岐します。
バッドエンド限定の楽曲とボス(ウィキッド)とは?
このバッドエンドルートでは、前作『カリギュラOD』に登場した楽士「ウィキッド」がボスとして主人公たちの前に立ちはだかります。
この戦闘では、バッドエンドルート限定の楽曲である「コスモダンサー」(コンポーザー:YM氏)を聴くことができます。
この楽曲をゲーム内のジュークボックスに登録するためには、このバッドエンドルートを一度クリアする必要があります。
正史(ベストエンド)ルートへの進み方
正史であるベストエンドに進むには、前述の重大な選択肢で「茉莉絵を殺さない」を選ぶ必要があります。
この選択により、物語は最終章へと進み、リドゥを創造した真の黒幕であるラスボスとの決戦へと向かうことになります。
主人公と仲間キャラクターの恋愛要素は?
仲間との個別イベントに恋愛描写はある?
『カリギュラ2』では、特定の仲間キャラクターと恋人関係になるような、明確な「恋愛要素」はほとんど含まれていません。
物語の主軸は、仲間たちとの友情や、彼らがそれぞれ抱える深刻な「トラウマ」を共に乗り越えていく過程に置かれています。
仲間との個別「キャラクターエピソード」を進めることで絆は深まっていきますが、それはあくまで人間としての信頼関係の構築がメインとなっています。
性別選択による恋愛対象の変化について
前述の通り、明確な恋愛要素が存在しないため、主人公の性別選択によって恋愛対象が変化するようなシステムもありません。
ただし、一部のキャラクター(特に風祭小鳩など)の反応は主人公の性別によって変わります。
そのため、プレイヤーの解釈や想像次第で、仲間たちとの関係性の見え方が変わる余地は残されています。
【最重要ネタバレ】主人公以外の主要人物の正体一覧
ラスボス「ブラフマン」の正体は誰?
オブリガードの楽士のリーダーであり、本作のラスボスでもある「ブラフマン」。
その正体は、歌姫リグレット(人見小夜子)の父親である「人見甲一郎」です。
彼は極度にコミュニケーションが苦手な人物であり、引きこもりの娘・小夜子を溺愛するあまり、彼女を「女神(アイドル)」として輝かせるため、この仮想世界リドゥの創造を画策しました。
歌姫「リグレット」の正体とリドゥを創った目的
リドゥの創造主である歌姫「リグレット」の正体は、「人見小夜子」という現実世界で引きこもり生活を送っていた少女です。
彼女は現実での対人関係に絶望しており、父親であるブラフマン(人見甲一郎)によって用意された仮想世界リドゥで、理想の歌姫として君臨していました。
リドゥは、父と娘の歪んだ現実逃避によって生まれた世界だったのです。
「天吹茉莉絵」の正体と前作『カリギュラOD』との繋がり
帰宅部の仲間として登場する「天吹茉莉絵」は、物語の鍵を握る最重要人物です。
彼女の正体は、前作『カリギュラOD』に登場した楽士「ウィキッド」、本名「水口茉莉絵」です。
前作の事件後、現実世界の彼女は脊椎損傷により全身不随の状態でした。
その彼女を救うため、前作の歌姫「μ(ミュー)」が茉莉絵のためだけに創った小さな仮想世界(ミクロメビウス)が、ブラフマンに利用され、「リドゥ」の基盤となりました。
リドゥにいる天吹茉莉絵は、ウィキッドが「後悔をやり直したIFの姿」なのです。
まとめ:カリギュラ2 主人公 正体に関する疑問を解消
- 『カリギュラ2』の主人公には明確な「正体」や「現実の姿」は設定されていない
- 主人公の「後悔」はゲーム冒頭でプレイヤー自身が選択する
- 主人公の正体が明言されないのは、プレイヤーの没入感を高めるためである
- 主人公の性別(男女)でストーリーは変化しないが、一部の会話が変化する
- 男性主人公のCVは橘龍丸、女性主人公のCVは大地葉である
- 前作(OD)にあった「楽士ルート(裏切り)」は今作には存在しない
- 終盤の選択肢で「茉莉絵を殺す」を選ぶとバッドエンドに分岐する
- バッドエンドでは限定ボス「ウィキッド」と限定楽曲「コスモダンサー」が登場する
- 明確な「恋愛要素」はほとんど実装されていない
- ラスボス「ブラフマン」の正体はリグレットの父「人見甲一郎」である
コメント