FF8リメイク公式発表はいつ?されない残酷な理由と可能性

ファイナルファンタジーVIII(FF8)の発売から25年以上が経過し、多くのファンがフルリメイクの公式発表を心待ちにしています。

しかし、FF7のようなリメイクプロジェクトの報せは一向に聞こえてきません。

なぜFF8のリメイクは実現しないのでしょうか。

この記事では、FF8リメイクの公式発表に関する最新情報から、リメイクされないと言われる根深い理由、そして今後の可能性について、公開されている情報を基に徹底的に解説します。

リマスター版との違いや、「ひどい」と言われる評価の真相にも迫ります。

目次

【結論】FF8フルリメイクの公式発表はまだありません

2024年最新|スクウェア・エニックスからの公式情報はゼロ

結論から言うと、2024年現在、スクウェア・エニックスからFF8のフルリメイクに関する公式発表は一切ありません。

国内外の公式サイトやイベント、クリエイターへのインタビューなど、あらゆる情報源を確認しても、リメイクプロジェクトの存在を示唆する具体的な情報は見つからないのが現状です。

FF7リメイク3部作の完結が最優先との見方が有力

現在、スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジーVII リメイクプロジェクト」に多大な開発リソースを集中させています。

このプロジェクトは3部作で構成されており、最終作の完成まではまだ数年を要すると考えられています。

そのため、同規模の大型タイトルであるFF8のフルリメイクに着手するのは、FF7のプロジェクトが完結した後になるというのが業界の一般的な見方です。

ネット上のリーク情報や信憑性のある噂も皆無なのが現状

FF9については、過去のNVIDIAリーク情報やアニメ化の発表など、リメイクを期待させる噂が複数存在します。

一方で、FF8に関しては、そうした信憑性のあるリーク情報や噂が全く出てきていません。

この情報量の差からも、現時点ではリメイクの計画が動いていない可能性が高いと考えられます。

なぜ?FF8が25年経ってもリメイクされない5つの残酷な理由

理由①【商業的リスク】100億円超えの開発費は回収できるのか?

近年のAAAタイトルの開発費は、ハリウッド映画並みに高騰しています。

FF16の開発費は100億円規模と推察され、PS5の『スパイダーマン2』は約430億円とも言われています。

FF8を現代の技術でフルリメイクするとなれば、開発費は100億円を軽々と超える大勝負になることは間違いありません。

FF16やFF7リバースが会社の期待売上を下回ったとの報道もある中、賛否両論あるFF8のリメイクに巨額の投資を行うのは、商業的なリスクが非常に高いと判断されている可能性があります。

理由②【開発の過酷さ】FF7リメイクで開発陣が疲弊「次は断る」発言の衝撃

リメイク作品の開発は、ゼロから作る以上に過酷な側面があります。

FF7リメイク及びリバースのディレクターを務める浜口氏は、インタビューで「(FF7の3部作が終わった後)次のナンバリングをリメイクするから参加してねって言われたらお断りします」と笑いながら語っています。

これは、原作ファンからの期待というプレッシャーの中で、膨大な物量を現代のクオリティに再構築する作業がいかに精神的・肉体的にしんどい仕事であるかを物語っています。

この開発現場の疲弊も、次なる大型リメイクへのハードルを上げている一因でしょう。

理由③【原作の賛否両論】「ジャンクション」など難解なシステムとストーリー

FF8は、売上本数こそ大成功を収めましたが、その内容は評価が大きく分かれる作品です。

特に、魔法を装備してステータスを強化する「ジャンクションシステム」は非常に複雑で、当時は理解できないままプレイを断念したユーザーも少なくありませんでした。

また、ストーリーも難解で説明不足な点が多く、キャラクターへの感情移入がしにくいといった意見も根強くあります。

この賛否両論ある原作を、誰もが納得する形でリメイクするのは極めて難しい挑戦と言えます。

理由④【FF7との既視感】クールな主人公とリアルな世界観が被る懸念

FF7とFF8は、8頭身のリアルなキャラクターデザインや、ファンタジーとSFが融合した現代的な世界観など、雰囲気が似ている部分があります。

特に主人公であるクラウドとスコールは、どちらも「クールでイケメン」というキャラクター性が共通しています。

もしFF8をFF7リメイクのようなフォトリアルな路線でリメイクした場合、キャラクターや世界観に新鮮味がなく、「FF7と似ている」という既視感が生まれてしまう懸念があります。

理由⑤【FF9の存在】アニメ化やリーク情報から次期リメイクはFF9が有力視

FF8とは対照的に、FF9はリメイクの噂が絶えません。

2021年のNVIDIA「GeForce NOW」からのリーク情報に『FF9 Remake』のタイトルが含まれていたり、フランスの会社によるアニメ化が発表されたりしています。

2025年には25周年記念の特設サイトが開設されるなど、公式の動きも活発です。

これらの状況から、もし次にリメイクされるナンバリングタイトルがあるとすれば、FF8よりもFF9の方が可能性が高いと考えられています。

今後の可能性は?FF8リメイクが実現する未来を考察

キーマン北瀬氏の発言「もしリメイクするなら戦闘システムを作り直したい」

FF8のオリジナル版でディレクターを務めた北瀬佳範氏は、海外メディアIGNのインタビューに対し、「もしFF8をリメイクするなら、戦闘システムを作り直したい」と語っています。

特に「ジャンクションシステム」の取っつきにくさを改善したいと考えているようです。

この発言は、あくまで仮定の話ではありますが、リメイクが実現する際には、原作の課題点を克服した、より遊びやすい作品になる可能性を示唆しています。

FF8が秘める「未完の神ゲー」としてのポテンシャルとは?

FF8は、複雑なシステムや難解なストーリーによって、その面白さがプレイヤーに十分に伝わらなかった「未完の神ゲー」と表現されることがあります。

裏を返せば、バトルシステムを劇的に改善し、ストーリーをより多くの人が理解・共感できるように描き直すことができれば、世界的な大ヒットを巻き起こすポテンシャルを秘めているとも言えます。

事実、FF8の考察動画はYouTubeで数百万再生を記録するなど、今なお熱狂的なファンが多く存在します。

発売されるとしたらいつ?現実的には10年以上先か

仮にFF8のリメイクプロジェクトが始動するとしても、それはFF7リメイク3部作が完結してからになるでしょう。

3作目の発売が2027年以降と仮定した場合、そこからFF8の開発がスタートしても、発売に至るまでには最低でも3〜5年以上の開発期間が必要です。

そのため、もし発売されるとしても、早くても2030年代前半、現実的にはそれ以上先になると考えるのが妥当かもしれません。

過去の噂「ソースコード紛失」「主題歌の権利問題」はもう解決済み?

2019年のリマスター版発売で技術的な問題はクリアになった可能性

かつてFF8のリメイクがされない理由として、「オリジナル版のソースコード(設計図)が紛失したため」という噂が広く信じられていました。

しかし、2019年に『FINAL FANTASY VIII Remastered』が発売されたことで、この問題は解決可能であることが証明されました。

そもそも1からゲームを作り直すフルリメイクにおいては、原作のソースコードの有無は、リマスターほど大きな障害にはならないと考えられます。

主題歌「Eyes On Me」の複雑な著作権問題は依然として壁か

もう一つの懸念材料が、主題歌『Eyes On Me』の著作権問題です。

この楽曲は権利関係が複雑とされ、FFの楽曲を集めたリズムゲーム『シアトリズム』の公式生放送で、プロデューサーがアカペラで歌って乗り切ったという逸話があるほどです。

リマスター版では楽曲が収録されたものの、フルリメイクで再使用する際には、新たな契約や高額な使用料が発生する可能性があり、依然としてプロジェクトの障壁となるかもしれません。

リメイクを待つ間に!FF8リマスター版の評価とオリジナルとの違い

FF8リマスター版とは?追加された3つの便利機能(ブースト機能)

『FINAL FANTASY VIII Remastered』は、2019年にPS4、Nintendo Switch、Xbox One、Steamなどで発売された作品です。

オリジナル版にはなかった、以下の3つの便利な機能(ブースト機能)が搭載されており、より快適にプレイできるようになっています。

機能名効果
バトル強化戦闘中、HPとATBゲージが常にMAXになり、特殊技がいつでも使える。
エンカウントなしフィールドでの敵とのランダムエンカウントをオフにできる。
3倍速ムービーなどを除くゲーム全体の進行速度を3倍にできる。

オリジナル版との違いはどこ?キャラクターCGは綺麗になったが…

リマスター版の最も大きな変更点は、主要キャラクターのCGモデルが一新され、より高精細で美麗になったことです。

これにより、スコールやリノアといったキャラクターたちの表情が豊かになりました。

ただし、背景グラフィックに関しては、AIによるアップコンバート処理はされているものの、基本的にはオリジナル版のままであり、キャラクターとの解像度の差が目立つ場面もあります。

リマスター版の評判は?「ひどい」と言われる理由を解説

リマスター版の評価は、便利機能の追加を歓迎する声がある一方で、「ひどい」という厳しい意見も見られます。

その主な理由として、キャラクターモデルだけが綺麗になったことで、低解像度の背景から浮いて見えてしまう違和感が挙げられます。

また、メニュー画面などのUI(ユーザーインターフェース)が古いPS版のままである点や、背景がぼやけて見える部分があることなども、批判の対象となることがあります。

FF8をお得に遊ぶには?SteamやPS Storeのセール情報をチェック

FF8リマスター版は、Steam、PlayStation Store、ニンテンドーeショップなどで定期的にセールが実施されています。

定価は2,500円前後ですが、セールの時期を狙えば半額以下で購入することも可能です。

すぐにプレイしたいわけでなければ、各ストアのウィッシュリストに登録しておき、セール通知が来るのを待つのがおすすめです。

FF8リメイクに関するよくある質問(Q&A)

FF8はなぜ人気投票の順位が低いのですか?

2019年にNHKで実施された「全ファイナルファンタジー大投票」において、FF8は作品部門で7位という結果でした。

全世界で1200万本以上を売り上げた実績からすると、意外に低いと感じるかもしれません。

これは、前述の通り「ジャンクションシステム」の難解さやストーリーの賛否が、熱心なファン層を広げにくかった要因の一つと考えられます。

FF9のリメイクは公式発表されたのですか?

FF9のリメイクについても、FF8と同様にスクウェア・エニックスからの公式発表はまだありません。

ただし、FF8と異なり、信頼性の高いとされるリーク情報が複数存在することから、水面下でプロジェクトが進行しているのではないかと多くのファンに期待されています。

スマホ版でFF8をプレイできますか?

はい、FF8リマスター版はiOSおよびAndroid向けにも配信されています。

価格は2,600円(税込)で、一度購入すれば追加課金なしでエンディングまで遊べる買い切り型のアプリです。

スマホで手軽にFF8の世界に触れたい方には選択肢の一つとなります。

まとめ:FF8リメイクの公式発表はまだだが希望はある

  • FF8フルリメイクの公式発表は2024年現在、一切ない
  • スクウェア・エニックスはFF7リメイクプロジェクトに注力している
  • 開発費の高騰や開発の過酷さがリメイクへの大きな障壁となっている
  • 原作のシステムやストーリーが賛否両論であることも理由の一つである
  • FF7との既視感や、有力視されるFF9リメイクの存在も影響している
  • キーマンである北瀬氏はリメイクに意欲的な発言もしている
  • システムやストーリーを改善すれば大化けするポテンシャルを秘めている
  • 過去の技術的な問題はリマスター版の発売で解決された可能性が高い
  • 主題歌「Eyes On Me」の権利問題は依然として懸念材料である
  • リメイクを待つ間は、便利機能が追加されたリマスター版で遊ぶことができる
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