FF8リマスターはひどい?理由と実際の評価・感想を徹底解説

ファイナルファンタジーVIII(FF8)のリマスター版について、「ひどい」「つまらない」といったネガティブな評価を目にして、購入をためらっている方もいるかもしれません。

FF8は、その独特なゲームシステムや個性的なキャラクターから、発売当時から賛否両論ある作品です。

この記事では、なぜFF8リマスターが「ひどい」と言われるのか、その理由を深掘りするとともに、実際のプレイヤーからの評価や感想、オリジナル版との違い、そして難解とされるシステムの攻略法まで、網羅的に解説します。

この記事を読めば、FF8リマスターに対する評価の真相が分かり、あなたがプレイすべき一本かどうかの判断ができるようになるでしょう。

目次

FF8リマスターが「ひどい」「つまらない」と言われる5つの理由

FF8リマスターが一部で「ひどい」と評されるのには、いくつかの明確な理由が存在します。

それらは主に、オリジナル版から受け継がれる独特のキャラクター設定や、他のRPGとは一線を画す複雑なゲームシステムに起因しています。

理由1:主人公スコールの性格がひどい?「壁にでも話してろよ」発言の真相

主人公スコール・レオンハートの性格は、無愛想で他者との関わりを極端に避けるため、プレイヤーによっては感情移入しにくいと感じられます。

特に有名なのが、教官であるキスティスからの悩み相談に対し、「だったら壁にでも話してろよ」と言い放つシーンです。

このセリフは彼の冷徹さを象徴するものとして、しばしば批判の対象となります。

しかし、物語を進めることで、彼がなぜそのような性格になったのかという背景や、仲間との交流を通じて徐々に心を開いていく成長の過程が描かれます。

この人間的な変化こそがFF8のストーリーの核であり、序盤の印象だけで「ひどい」と判断するのは早計かもしれません。

理由2:ヒロイン・リノアの言動が苦手?ユーザーから賛否両論

ヒロインのリノア・ハーティリーもまた、その奔放で積極的な言動から、プレイヤーの好みが分かれるキャラクターです。

初対面のスコールをダンスに誘い、「私のことが……好きにな〜る、好きにな〜る」と冗談めかして言うなど、その天真爛漫な振る舞いが一部のユーザーには受け入れられませんでした。

一方で、彼女の行動力や純粋さが物語を牽引する大きな力となっているのも事実です。

スコールの閉ざされた心に影響を与え、物語のテーマである「愛」を体現する重要な存在であり、彼女の魅力に気づくと物語の評価も変わってくるでしょう。

理由3:ジャンクションシステムが複雑すぎて理解できない

FF8の戦闘システムの中核をなす「ジャンクション」は、シリーズの中でも特に複雑で難解です。

一般的なRPGのようにレベルアップでキャラクターが直接強くなるのではなく、「G.F.(召喚獣)」を装備し、そこに「魔法」をセットすることでステータスを強化するという独特のシステムを採用しています。

この「魔法を装備する」という概念が直感的に理解しにくく、ゲーム序盤でつまずいてしまうプレイヤーが少なくありません。

システムを理解できないまま進めると、敵との戦闘が極端に難しく感じられ、「つまらない」という感想につながりやすいのです。

理由4:「レベルを上げてはいけない」という独特すぎる仕様

FF8をさらに複雑にしているのが、敵のレベルがプレイヤーキャラクターの平均レベルに応じて変動する「レベル連動システム」です。

つまり、何も考えずにレベルを上げると、敵も同様に強くなってしまいます。

キャラクターのレベルアップによるステータス上昇値は微々たるものであるため、ジャンクションを理解せずにレベルだけを上げると、かえって戦闘が困難になるという現象が起こります。

この「レベルを上げてはいけないRPG」とも言える仕様は、従来のRPGの常識を覆すものであり、初見プレイヤーを混乱させる大きな要因となっています。

理由5:リマスターなのに背景グラフィックが当時のままでガッカリ?

リマスター版に対する批判として、キャラクターモデルは美麗に一新されたものの、背景のグラフィックがオリジナル(PS版)のまま低解像度である点が挙げられます。

綺麗なキャラクターがガビガビの背景の上を移動するため、グラフィックの不整合が目立ち、没入感を削がれるという意見です。

近年のフルリメイク作品と比較すると見劣りする部分であり、リマスター版への期待値が高かったユーザーほど、この点に「ひどい」と感じてしまう傾向があります。

評価は本当?クリアした人の正直な感想・レビューまとめ

「ひどい」という意見が目立つ一方で、FF8は多くのファンから熱狂的に支持されている作品でもあります。

ここでは、ネガティブな評価の裏側にある、クリアしたプレイヤーたちの肯定的な感想やレビューを紹介します。

「ひどい」は一部の意見?ストーリーはシリーズ屈指の名作という声も

キャラクターやシステムのクセの強さとは裏腹に、FF8のストーリーは非常に高く評価されています。

「愛」をテーマに、傭兵育成学校の生徒たちが世界を脅かす魔女との戦いに巻き込まれていくという王道の展開でありながら、夢を通じて別の時代の兵士の人生を追体験する「ラグナ編」や、物語の核心に迫る衝撃的な事実など、プレイヤーを引き込む要素が満載です。

特に、最初は反発しあっていたスコールとリノアの関係が、数々の困難を経て変化していく様は感動的で、「シリーズ最高傑作」と評する声も少なくありません。

BGMは神曲揃い!癒し系から戦闘曲まで魅力的な音楽

FF8の世界観を彩る音楽も、評価が非常に高いポイントです。

シリーズの音楽を手掛けてきた植松伸夫氏によるBGMは名曲揃いで、フェイ・ウォンが歌う主題歌「Eyes On Me」はゲーム音楽の枠を超えて大ヒットを記録しました。

通常戦闘曲「Don’t be Afraid」や、ボス戦の「Force Your Way」、そしてラグナ編の戦闘曲「The Man with the Machine Gun」など、記憶に残る楽曲が多く、音楽を聴くだけでゲームの場面が蘇るというファンも多いです。

本編そっちのけでハマる人続出のカードゲーム「トリプルトライアド」

FF8には「トリプルトライアド」というカードゲームがミニゲームとして収録されており、その完成度の高さから多くのプレイヤーを魅了しました。

世界中にいるプレイヤーと対戦してカードを集め、レアカードを求めて旅をするなど、本編のストーリーを忘れて没頭してしまうほどの奥深さがあります。

このカードゲームでしか手に入らないアイテムも存在するため、やり込み要素としても非常に優れています。

結局のところ、FF8リマスターはどんな人におすすめ?

以上の点を総合すると、FF8リマスターは次のような人におすすめできる作品と言えます。

  • キャラクターのクセや複雑なシステムを受け入れ、その奥深さを楽しめる人
  • 壮大で感動的なストーリーを体験したい人
  • ゲーム音楽を重視する人
  • 自由度の高いキャラクター育成や、やり込み要素を好む人

一方で、単純明快なRPGを求めている人や、システムの理解に時間をかけるのが苦手な人には、少し合わないかもしれません。

買って後悔しないために|オリジナル版との違いとリマスター版の追加要素

FF8リマスターは、ただグラフィックが綺麗になっただけではありません。

現代のゲーム環境に合わせて、プレイを快適にする様々な新機能が追加されています。

購入前にオリジナル版との違いを把握しておきましょう。

リマスター版の便利すぎる追加機能一覧(3倍速・エンカウントなしは快適?)

リマスター版では、冒険を快適に進めるための便利な機能が追加されました。

これにより、オリジナル版で時間がかかった作業などを大幅に短縮できます。

機能名効果
3倍速モードゲーム全体の速度を3倍にできます。移動や戦闘、ドロー作業が快適になります。
エンカウントなし敵とのランダムエンカウントを無効化できます。ストーリーに集中したい時に便利です。
バトル強化HP・ATBゲージが常に最大になり、特殊技がいつでも発動可能になります。

これらの機能を使えば、難解なシステムで詰まることなく、ストーリーをサクサク進めることも可能です。

キャラクターモデルはどれくらい綺麗になった?PS版と比較

リマスター版の最も大きな変更点は、主要キャラクターの3Dモデルが一新されたことです。

PS版のポリゴン感が強かったモデルから、より表情豊かでディテールのはっきりした美麗なグラフィックに進化しました。

これにより、イベントシーンでのキャラクターの感情がより伝わりやすくなり、物語への没入感を高めています。

Steam(PC)版限定のブースト機能で何ができる?

PC(Steam)版には、前述の3つの機能に加えて、さらに強力なブースト機能が搭載されています。

  • 全てのアイテムを入手(一部除く)
  • 全てのアビリティを入手
  • G.F.レベルMAX
  • ギルMAX
  • 魔法MAX
  • 全ての特殊技を入手
  • 全てのカードを入手(レアカード除く)

これらの機能を使えば、育成の手間を完全に省いて、ストーリーだけを純粋に楽しむといったプレイスタイルも可能です。

削除された要素はある?「おでかけチョコボRPG」の行方

オリジナル版には、携帯ゲーム機「ポケットステーション」と連動したミニゲーム「おでかけチョコボRPG」がありましたが、リマスター版ではこの機能は削除されています。

しかし、「おでかけチョコボRPG」でしか入手できなかったアイテムは、リノアの特殊技「アンジェロサーチ」で入手できるように救済措置が取られているため、アイテムコンプリートが不可能になる心配はありません。

【プラットフォーム別】PS4・Switch・Steam版どれがおすすめ?

FF8リマスターは、PlayStation 4、Nintendo Switch、PC(Steam)など複数のプラットフォームで発売されています。

それぞれの特徴を理解し、自分のプレイスタイルに合ったものを選びましょう。

各ハード(PS4/PS5/Switch/Steam)のメリット・デメリットを比較

各プラットフォームには、以下のような特徴があります。

PS5でもPS4版をプレイすることが可能です。

プラットフォームメリットデメリット
PS4/PS5安定した動作、トロフィー機能特筆すべきデメリットはなし
Switch携帯モードでどこでも遊べる他機種に比べロードが若干長い場合がある
Steam(PC)高解像度設定、MOD導入可能、限定ブースト機能要求スペックを満たすPCが必要

手軽に遊びたいならSwitch版?画質やMODを求めるならSteam版?

もしあなたが、場所を選ばずに手軽にプレイしたいのであれば、携帯モードのあるNintendo Switch版が最適です。

一方で、最高のグラフィック環境で遊びたい、あるいはユーザーが作成したMODを導入してみたいといったコアな楽しみ方をしたい場合は、PC(Steam)版一択となるでしょう。

特にこだわりがなければ、多くの人が所有しているであろうPS4/PS5版が安定した選択肢と言えます。

セールはいつ?安く購入する方法はある?

各プラットフォームのデジタルストアでは、年に数回、大規模なセールが開催されます。

スクウェア・エニックスのタイトルも頻繁にセール対象となるため、急いでいなければセール時期を待つのが賢明です。

具体的な時期は不定期ですが、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などの大型連休に合わせて開催されることが多い傾向にあります。

各ストアのウィッシュリストに登録しておけば、セール開始時に通知を受け取ることができます。

【攻略】これさえ読めば大丈夫!FF8の難解なシステムを分かりやすく解説

FF8の評価を大きく左右するゲームシステム。

しかし、一度理解してしまえば、他のRPGにはない圧倒的な自由度と戦略性を楽しむことができます。

ここでは、攻略の鍵となるポイントを解説します。

ジャンクションシステムの基本|キャラを最強に育成するコツ

ジャンクションの基本は、「G.F.をキャラクターに装備させ、そのG.F.が覚えているアビリティに対応するステータスへ、ストックした魔法をセットする」ことです。

重要なのは、セットする魔法の種類と数です。

例えば、HPに「ケアルガ」を100個ジャンクションすれば、序盤でもHPを大幅に上げることができます。

攻略のコツは、強力な魔法を敵から「ドロー」して1キャラクターにつき100個集め、それを適切なステータスにジャンクションすること。

これを徹底するだけで、キャラクターは飛躍的に強くなります。

序盤の最重要テクニック「サイファー稼ぎ」の具体的なやり方

低レベルで攻略を進める上で非常に有効なのが、通称「サイファー稼ぎ」です。

これは、ゲーム序盤のドールでの実地試験中、一時的に仲間になるサイファーを利用したテクニックです。

サイファーはイベント終了後にパーティから離脱するため、彼に全ての経験値を集めてレベルを上げさせます。

その間にスコールたちは戦闘不能にしておくことで、経験値を得ずにG.F.のアビリティポイント(AP)だけを稼ぐことができます。

これにより、パーティの平均レベルを低く保ったまま、G.F.の強力なアビリティを早期に習得することが可能になります。

低レベルクリアを目指すメリットと攻略法

FF8では、レベルを低く抑えることに大きなメリットがあります。

前述の通り、敵のレベルはこちらの平均レベルに依存するため、レベルが低いままだと敵も弱い状態が続きます。

一方で、こちらの強さはジャンクションに依存するため、強力な魔法をジャンクションすれば、低レベルでも非常に高いステータスを実現できます。

結果として、「弱い敵」に対して「圧倒的に強い自分」という状況を作り出すことができ、戦闘を非常に有利に進められます。

リマスター版の「エンカウントなし」機能を使えば、不要な戦闘を避けられるため、低レベル攻略はオリジナル版よりも格段に行いやすくなっています。

まとめ:FF8 リマスター ひどいという評価の真相

「FF8 リマスター ひどい」という評価は、その独特すぎるシステムとアクの強いキャラクターに起因するものであり、決してゲーム全体の出来が悪いわけではないことがお分かりいただけたかと思います。

  • 主人公スコールの性格は序盤で誤解されやすいが、その成長が物語の核である
  • ヒロインのリノアも好みが分かれるが、物語を動かす重要なキャラクター
  • ジャンクションシステムは複雑だが、理解すれば育成の自由度は非常に高い
  • 敵のレベルが味方に連動するため、低レベル攻略が有効な特殊なゲームデザイン
  • リマスター版の背景グラフィックは当時のままで、キャラクターとの差が目立つ
  • ストーリーやBGMの評価は非常に高く、シリーズ屈指の名作との声も多い
  • リマスター版は3倍速やエンカウントなしなどの便利機能で快適にプレイ可能
  • キャラクターモデルは美麗になり、物語への没入感が増している
  • プラットフォームはプレイスタイルに合わせて選ぶのがおすすめ
  • システムの理解が、本作を「ひどい」と感じるか「面白い」と感じるかの分かれ目
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