エルデンリングの広大な世界では、ボス戦の前に時折現れる「金の召喚サイン」。
このサインに触れることで、物語に登場する協力NPCを呼び出し、共に戦うことができます。
しかし、この協力NPCの召喚には、ボスのHPが増加したり、報酬が減ったりといったデメリットも存在します。
安易に召喚して後悔しないか、あるいは召喚しないことで攻略が難しくなりすぎないか、多くのプレイヤーが悩むポイントでしょう。
この記事では、「エルデンリングのNPC召喚におけるデメリット」というキーワードに焦点を当て、その具体的な内容、メリットとの比較、そして状況に応じた最適な使い分けの判断基準まで、網羅的に解説していきます。
エルデンリングの協力NPC(金の召喚サイン)とは?遺灰との違いも解説
金の召喚サインで呼べる「協力NPC」の基本的な仕組み
協力NPCとは、主にボス部屋の前など、特定の場所に表示される「金の召喚サイン」を通じて呼び出せる、ストーリーに関わるキャラクターたちのことです。
褪せ人(プレイヤー)の味方として、ボスとの戦闘を助けてくれます。
この金の召喚サインは常に地面に見えているため、特別なアイテムを使わなくても見つけて召喚することが可能です。
遺灰(霊体)やオンライン協力プレイとの違いは?
エルデンリングには、協力NPCの他にも味方を召喚する方法がいくつか存在します。
それぞれの違いを理解することで、戦況に応じた最適な選択ができるようになります。
召喚方法 | 特徴 | ボスHPへの影響 |
協力NPC召喚 | ストーリーキャラを召喚。遺灰と同時召喚が可能。 | 増加する(一部例外あり) |
遺灰(霊体)召喚 | アイテム「霊喚びの鈴」で様々な霊体を召喚。「還魂碑」の近くでのみ可能。 | 増加しない |
オンライン協力 | 「鉤呼びの指薬」を使い、他プレイヤーを召喚。 | 増加する |
協力NPCの大きな特徴は、遺灰と同時に召喚できる点にあります。
これにより、プレイヤー、協力NPC、遺灰の最大3対1という非常に有利な状況を作り出すことが可能です。
召喚に「鉤呼びの指薬」は必要?不要?
結論として、協力NPCを召喚するだけなら「鉤呼びの指薬」は不要です。
金の召喚サインは常に可視化されており、直接触れるだけでNPCを呼び出せます。
ただし、オンライン状態で「鉤呼びの指薬」を使用していると、他のプレイヤーからの侵入を許す状態になります。
もし侵入されたくない場合は、協力NPCを召喚する前に、再度「鉤呼びの指薬」を使用して効果を解除しておくことをおすすめします。
【本題】協力NPC召喚の4つのデメリット!本当に損するのか徹底解説
デメリット①:敵(ボス)のHPが上昇し強化される
協力NPCを召喚する最大のデメリットは、敵、特にボスのHPが上昇してしまうことです。
これは、味方が増えた分、戦闘の難易度を調整するための仕様です。
HPの上昇率はボスによって異なりますが、単純に体力が多くなるため、戦闘時間が長引く傾向にあります。
デメリット②:ボス撃破時の獲得ルーン量が減少してしまう
次に大きなデメリットとして、ボスを倒した際に得られるルーンの量が減少する点が挙げられます。
NPCの助けを借りた代償として、得られる報酬が少なくなってしまうのです。
キャラクターのレベルアップやアイテム購入に多くのルーンが必要となるこのゲームにおいて、獲得ルーンの減少は無視できない要素と言えるでしょう。
デメリット③:NPCが弱いと強化されたボスだけが残る危険性
召喚した協力NPCが戦闘の序盤で倒されてしまうと、非常に厳しい状況に陥ります。
ボスのHPはNPCを召喚した時点で増加したままなので、プレイヤーは「強化されたボス」とたった一人で戦わなければならなくなります。
これでは、召喚せずにソロで挑んだ方が楽だった、ということにもなりかねません。
デメリット④:オンラインだと侵入されやすくなる点に注意
前述の通り、協力NPCの召喚自体は侵入の直接的な原因にはなりません。
しかし、オンラインプレイで他のプレイヤーも探そうと「鉤呼びの指薬」を使っている場合、NPCを召喚すると「協力者がいる状態」と見なされ、侵入対戦のターゲットになりやすくなります。
意図せず対人戦に巻き込まれたくない場合は、設定を確認することが重要です。
デメリットだけじゃない!協力NPCを召喚するメリットとは?
純粋にボス戦の難易度が下がり、攻略が格段に楽になる
デメリットはありますが、それを上回る最大のメリットは、やはりボス戦の攻略が格段に楽になることです。
NPCがボスの攻撃を引きつけてくれる(タゲを取ってくれる)ため、プレイヤーは安全に攻撃したり、回復したりする隙を作りやすくなります。
特にアクションゲームが苦手なプレイヤーにとっては、非常に心強い存在です。
遺灰と同時召喚で最大3対1の有利な状況を作れる
協力NPCは、狼や写し身の雫といった「遺灰」と同時に召喚することが可能です。
これにより、プレイヤー+協力NPC+遺灰という、最大3対1の数的有利な状況でボスに挑めます。
ボスの攻撃が分散し、集中攻撃を受けるリスクが大幅に減るため、安定してダメージを与えられます。
周回プレイでもNPCは強化されるため頼りになる味方
エルデンリングの周回プレイでは、敵が強くなるのに合わせて、召喚される協力NPCのHPや攻撃力も強化されます。
そのため、2周目以降の高難易度な世界においても、彼らは色褪せることなく頼もしい共闘パートナーとして活躍してくれるでしょう。
特定のボスではデメリットなしで召喚可能【救済措置】
全てのボス戦でデメリットが発生するわけではありません。
例えば「星砕きのラダーン」戦や、DLCの一部のボス戦では、協力NPCを召喚してもボスのHPが増加せず、ルーン報酬も減少しない特別な仕様になっています。
これらは物語の演出や、救済措置として用意されており、デメリットを気にせず積極的に召喚することが推奨されます。
結論:協力NPCは召喚すべき?状況別の使い分け判断基準
初心者やボスに勝てず詰まった時は迷わず召喚しよう
もしあなたがエルデンリング初心者であったり、特定のボスに何度も敗れて攻略が完全に止まってしまったりした場合は、迷わず協力NPCを召喚しましょう。
デメリットはありますが、ゲームを進めることができなければ意味がありません。
NPC召喚は、開発者が用意した公式の難易度緩和機能と捉え、積極的に活用するのがおすすめです。
ルーン稼ぎや腕試しが目的ならソロプレイがおすすめ
一方で、キャラクターを効率的に成長させるためのルーン稼ぎが目的の場合や、純粋に自分の力でボスを打ち破りたいという挑戦心がある場合は、ソロプレイ(召喚なし)で挑むのが良いでしょう。
最大のルーン報酬を得られますし、ボスの手強い攻撃パターンを乗り越えた時の達成感は格別です。
【必見】ペナルティが発生しない特殊なボス戦まとめ
デメリットを気にせず召喚できる、お得なボス戦も存在します。
これらのボス戦では、物語の演出も兼ねて多数のNPCを呼べるお祭りのような戦闘を楽しめます。
- 星砕きのラダーン
- 火の巨人
- 猟犬騎士ダリウィル
- 串刺し公、メスメル(DLC)
- 暴竜ベール(DLC)
これらの敵と戦う際は、デメリットを考えずに共闘を楽しみましょう。
協力NPC召喚に関するよくある質問(Q&A)
Q. 召喚したNPCが戦闘中に死亡したらどうなる?イベントは失敗?
A. 問題ありません。
戦闘中に協力NPCが倒されてしまっても、それはあくまで一時的に召喚された「霊体」のような存在です。
NPC本人(本体)が死亡したわけではないため、彼らのイベント進行に一切影響はありません。
安心して召喚し、たとえ倒されても気にせずイベントを続けましょう。
Q. 召喚できる回数に制限はあるの?
A. 制限はありません。
一度の挑戦で召喚できるNPCは各サインにつき一人ですが、プレイヤーが死亡して再挑戦する場合、ボスを倒さない限り金の召喚サインは消えません。
ボスを撃破するまで、何度でも同じNPCを召喚して挑戦することが可能です。
【困ったとき】金の召喚サインが出ない・見えないときの原因と対処法
原因①:NPCのイベントフラグが進行していない
多くの協力NPCは、召喚サインを出現させるために特定のイベント条件を満たす必要があります。
例えば、どこかで一度会話しておく、特定のアイテムを渡すといった手順です。
もし目当てのNPCのサインが見当たらない場合は、そのキャラクターのイベントが正しく進行しているか確認してみてください。
原因②:すでに対応するエリアボスを倒してしまっている
エルデンリングでは、そのエリアのメインボスを倒してしまうと、基本的にそのエリアでのマルチプレイ(協力・侵入)が制限されます。
これに伴い、協力NPCの金の召喚サインも表示されなくなってしまいます。
まだ戦っていないボスがいる場合は、先にそちらに向かいましょう。
原因③:ネットワーク設定やゲームバージョンの問題
まれに、ゲームのバージョンが古い、あるいはネットワーク設定に問題があることで、召喚サインが正しく表示されないケースがあります。
ゲームを常に最新の状態にアップデートし、オンライン設定が「オンラインプレイ」になっているか確認してみましょう。
召喚できるNPCと出現条件を一覧で確認しよう
どのNPCがどのボスで召喚できるか、そしてその条件は何かを正確に知りたい場合は、攻略情報を確認するのが最も確実です。
各キャラクターには固有のイベントがあり、召喚条件も多岐にわたります。
事前に調べておくことで、スムーズな共闘プレイが実現できるでしょう。
まとめ:エルデンリング NPC 召喚のデメリットと判断基準
- 協力NPCは金の召喚サインから呼ぶ霊体である
- 召喚に「鉤呼びの指薬」は不要
- 最大のデメリットはボスのHPが増加すること
- ボス撃破時の獲得ルーンも減少する
- 最大のメリットはボス攻略が楽になること
- 遺灰と同時に召喚し最大3対1で戦える
- ラダーン戦など一部ボスではデメリットなし
- 召喚したNPCが死んでもイベントに影響はない
- ボスに勝てない時は迷わず召喚するのがおすすめ
- サインが出ない時はNPCイベントの進捗を確認する
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