レッドデッドリデンプション2(RDR2)は、2018年の発売以来、世界中で7,900万本以上を売り上げたモンスタータイトルです。
Metacriticでは97点という歴代最高水準のスコアを記録し、数々のゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
一方で「操作がもっさりしている」「つまらないと感じた」という声も少なくなく、評価が真っ二つに分かれる作品としても知られています。
この記事では、RDR2の評価をメディアスコアからユーザーの口コミまで多角的に分析し、購入を迷っている方が後悔しない判断を下せるよう、メリットもデメリットも包み隠さずお伝えしていきます。
レッドデッドリデンプション2とは?基本情報と概要
レッドデッドリデンプション2は、Rockstar Gamesが開発・発売したオープンワールド型アクションアドベンチャーゲームです。
舞台は1899年のアメリカ。
西部開拓時代の終焉を迎えた世界で、無法者集団「ダッチ・ギャング団」の一員であるアーサー・モーガンの物語が描かれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2018年10月26日(PS4/Xbox One)、2019年11月5日(PC) |
| 開発・発売 | Rockstar Games |
| ジャンル | オープンワールド型アクションアドベンチャー |
| 対応機種 | PS4、Xbox One、PC(Windows) |
| CEROレーティング | Z(18歳以上対象) |
| プレイ時間目安 | メインストーリー約40〜70時間、完全攻略は80〜200時間以上 |
前作「レッド・デッド・リデンプション」の前日譚にあたるストーリーとなっており、前作で語られたギャング崩壊の真相が詳細に描かれる構成になっています。
7年もの開発期間を経て完成した本作は、撮影に2,200日を費やし、1,200人もの役者が参加するという、ゲーム史上でも類を見ない規模のプロジェクトでした。
レッドデッドリデンプション2のメディア評価・レビュースコア
RDR2に対するメディアからの評価は、ゲーム史に残る水準で軒並み絶賛されています。
Metacriticのメタスコアは、PS4版が97点、Xbox One版が97〜98点を記録しました。
これはPS4世代の全ゲームの中でも最高点であり、歴代でもトップクラスのスコアです。
| メディア | スコア |
|---|---|
| Metacritic(PS4) | 97/100 |
| IGN(本家) | 10/10(満点) |
| IGN JAPAN | 9.3/10 |
| ファミ通クロスレビュー | 39/40(プラチナ殿堂) |
| GameSpot | 9/10 |
IGN本家が満点を付けた作品は、20年間で2万本以上レビューした中でわずか37本しかありません。
RDR2はその極めて限られた満点リストに名を連ねています。
The Game Awards 2018では、ゲーム・オブ・ザ・イヤーこそ『ゴッド・オブ・ウォー』に譲ったものの、「ベストナラティブ」「ベストパフォーマンス」「ベストスコア&ミュージック」を含む4部門を受賞しました。
発売以降、175以上のゲーム・オブ・ザ・イヤー賞と250以上のパーフェクトスコアを獲得しており、メディア評価という観点では文句のつけようがない実績を残しています。
ユーザーから高く評価されているポイント
ストーリーと主人公アーサーの魅力
多くのユーザーが最も高く評価しているのが、映画のように緻密に作り込まれたストーリーです。
主人公アーサー・モーガンは、自他ともに認める無法者でありながら、卑劣な行いには嫌悪感を示す複雑な人間性を持つキャラクターとして描かれています。
モーションアクターを務めた俳優は、黒澤映画における三船敏郎からインスピレーションを得たと語っており、アーサーの佇まいには重厚な存在感があります。
特にチャプター6以降の展開では、「涙が止まらなかった」「ゲームでここまで感情を揺さぶられた経験は初めてだった」という声が非常に多く見られます。
前作の前日譚でありながら矛盾がほとんどない脚本の完成度も、プレイヤーから高い評価を受けている要因の一つです。
圧倒的な世界の作り込みとグラフィック
本作のオープンワールドは、前作の約4倍という広大なマップを誇ります。
雪山、草原、湿地帯、砂漠、都市部と多様な地形が広がり、馬で散歩するだけでも時間を忘れてしまうほどの美しさがあります。
作り込みの深さは驚異的で、敵を倒した死体を野生動物が貪りに来る生態系の再現や、気温に応じて馬の身体が変化するディテールなど、ゲーム本編に直接影響しない部分にまで徹底的なこだわりが貫かれています。
NPCには個別の行動パターンがあり、入浴せずにいると周囲の住民やギャングの仲間から嫌がられるという仕様もあります。
発売から8年以上が経過した現在でも、新たな隠し要素や小ネタがインターネット上で報告され続けている点が、この作り込みの凄まじさを物語っています。
没入感と自由度の高さ
「この世界で本当に生きている」という感覚を味わえる没入感は、多くのユーザーが絶賛するポイントです。
食事を摂らなければ空腹になり、体重が変動し、見た目まで変わります。
天候に合った服装を選ぶ必要があり、武器は使い続ければ性能が向上する一方で、手入れを怠ると劣化していきます。
馬との絆を深めることで、呼べる距離が広がったり、より落ち着いた走行が可能になったりする点も、リアリティを感じさせる要素として好評です。
また、街のNPCに挨拶したり、喧嘩を売ったり、銃で脅したりと、交流の選択肢が幅広く用意されています。
ちょっとした会話がきっかけで予想外のイベントに発展するなど、プレイするたびに新しい発見がある世界設計になっています。
つまらないと言われる理由と賛否両論の評価
操作の重さ・テンポの遅さ
RDR2に対する不満として最も多く挙がるのが、操作の「もっさり感」です。
アイテムを拾う、棚を開ける、動物の皮を剥ぐといったあらゆる動作にリアルなアニメーションが挿入され、省略がほとんどありません。
テンポの良いアクションゲームに慣れたプレイヤーにとって、この仕様はストレスの原因になりやすいと言えます。
移動にもリアルな時間がかかり、ファストトラベルの手段が限られている点も、「面倒くさい」と感じるユーザーが多い要因です。
駅馬車や列車を利用すれば街間の移動は可能ですが、目的地が街から離れている場合は馬で長距離を走る必要があります。
こうしたリアリティの追求が「没入感を高める」と感じるか「かったるい」と感じるかで、本作の評価は大きく変わってきます。
ミッション中の自由度の低さ
オープンワールドとしての自由度が高い一方で、ストーリーミッション中はかなり行動が制限されるという指摘があります。
決められたルートから外れると即座にミッション失敗になるケースがあり、オープンワールドの魅力とのギャップを感じるプレイヤーも少なくありません。
さらに、各ミッションには金・銀・銅のメダル制度があり、達成条件が厳格に設定されています。
「制限時間内にクリアしろ」「ヘッドショットを一定数決めろ」といった条件が課されるため、ミッション中は自由な遊び方が封じられてしまう側面があります。
こうした設計は、完璧主義のプレイヤーには歯ごたえとなりますが、自由に世界を楽しみたいプレイヤーには窮屈に映ることがあるのです。
管理要素の多さによる好みの分かれ
体重、空腹度、睡眠、気温への対応、武器の手入れ、馬の絆レベルなど、本作には管理しなければならない要素が非常に多く存在します。
リアルな生活シミュレーションとして楽しめる人には魅力ですが、「ゲームにまで気を使いたくない」と感じる層にとっては負担になります。
特に序盤の雪山チャプターはチュートリアルを兼ねたスロースタートで、ゲームが本格的に動き出すまでに数時間を要します。
「序盤で離脱してしまった」という報告も散見され、最初の数時間を乗り越えられるかどうかが本作を楽しめるかの分水嶺になっているとも言われています。
エディションの違いと購入時の選び方
RDR2には、通常版とアルティメットエディションが存在します。
購入を検討する際には、両エディションの違いを理解しておくことが重要です。
| 項目 | 通常版 | アルティメットエディション |
|---|---|---|
| ストーリーモード | 収録 | 収録 |
| ストーリー追加コンテンツ | なし | バンクロビングミッション、ギャングの隠れ家など |
| オンラインモード特典 | なし | ランクボーナス、無料アクセスなど |
| 限定装備 | なし | 限定衣装、武器カスタマイズ |
| 価格差 | 基準価格 | 通常版より高額 |
アルティメットエディションにはストーリーモードの追加ミッションやオンラインモード向けの特典が含まれていますが、メインストーリーの大筋は通常版と変わりません。
現在はレッド・デッド・オンラインの大規模アップデートが停止している状況を踏まえると、オンライン特典目当てでの購入はおすすめしにくい状況です。
ストーリーモードの追加コンテンツに魅力を感じる場合を除けば、通常版で十分に本作の真髄を味わうことができます。
Steam版では定期的に75%オフのセールが実施されており、1,500円前後で購入できるタイミングもあります。
コストパフォーマンスを重視するなら、セール時に通常版を購入するのが最も賢い選択と言えるでしょう。
レッドデッドオンラインの現状と注意点
RDR2のオンラインモードである「レッド・デッド・オンライン」は、2019年5月に正式サービスを開始しました。
しかし、2022年7月以降は大規模なコンテンツアップデートが実質的に停止しており、現在は事実上の開発終了状態と広く認識されています。
サーバー自体は稼働しており、既存のコンテンツ(賞金�Kind、密造酒作り、狩猟など)をプレイすることは可能です。
ただし、GTA Onlineのような継続的なイベントや新コンテンツの追加は行われていません。
Rockstar Gamesが「GTA6」の開発にリソースを集中させていることが背景として指摘されており、今後の状況が大きく変わる見通しは立っていません。
オンラインモードを主な目的として購入を検討している場合は、この点を十分に理解した上で判断する必要があります。
一方で、シングルプレイのストーリーモードだけでも80時間以上のボリュームがあり、オンラインに頼らずとも圧倒的な満足感を得られるという声が大多数です。
PS5での動作状況と次世代版アップグレード情報
2026年3月時点で、RDR2はPS5やXbox Series X|S向けのネイティブ対応版がまだリリースされていません。
PS5ではPS4版の後方互換でプレイすることが可能ですが、フレームレートは30fpsに制限され、ロード時間もPS4版と大きく変わらない状況です。
ただし、2026年中にPS5/Xbox Series X|S向けの次世代アップグレードが配信されるという情報が、複数の信頼性の高いリーカーによって報じられています。
60fps対応やグラフィックの強化が期待されていますが、Rockstar Gamesからの公式発表はまだありません。
前作「レッド・デッド・リデンプション」については、2025年12月にPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/モバイル版が発売されました。
この流れを受けて、RDR2の次世代対応への期待はさらに高まっている状況です。
PC版については、MODを活用することでグラフィックやフレームレートを独自に強化できるため、高スペックなPCを持っている場合は現時点でも最高品質の体験が可能です。
「次世代版を待つべきか、今プレイすべきか」という判断は、現在のプレイ環境と待てる期間によって変わります。
すぐに遊びたいならセール価格でPS4版やPC版を購入し、次世代版がリリースされた時点でアップグレードするという選択肢も現実的です。
前作RDR1との関係性と遊ぶ順番
RDR2は前作「レッド・デッド・リデンプション」の前日譚にあたります。
時系列としてはRDR2(1899年)が先で、RDR1(1911年)が後の出来事を描いています。
ストーリー上のつながりは深く、RDR2の主人公アーサーとRDR1の主人公ジョン・マーストンは同じギャング団に所属しています。
RDR2ではジョンを第三者の視点から見ることができ、前作で描かれなかった意外な一面が明らかになります。
遊ぶ順番については大きく二つの考え方があります。
制作順(RDR1→RDR2)でプレイすると、RDR2で描かれる「あの時こうだったのか」という伏線回収の感動が格段に深まります。
一方で、時系列順(RDR2→RDR1)でプレイしても物語を十分に楽しめるため、RDR2から始めること自体に問題はありません。
2025年12月にRDR1のリマスター版がPS5やSwitch 2などの次世代機向けに発売されたことで、両作品を最新環境で通してプレイできる環境が整いつつあります。
可能であれば、両方をプレイすることで物語の感動は何倍にも膨らむでしょう。
どんな人に向いている?合う人・合わない人の特徴
RDR2は万人向けのゲームではなく、プレイヤーの好みによって評価が大きく分かれる作品です。
購入前に、自分がこの作品に合うかどうかを見極めることが重要になります。
向いている人の特徴としては、映画のように重厚なストーリーをじっくり味わいたい方、オープンワールドの探索やロールプレイングが好きな方、リアルなシミュレーション要素を楽しめる方が挙げられます。
西部劇の世界観に少しでも興味がある方にとっても、これ以上ない体験が待っています。
逆に、テンポの速いアクションを求める方、管理要素の多さにストレスを感じやすい方、短時間で遊べるゲームを好む方には合わない可能性が高いと言えます。
「ファストトラベルを多用したい」「ムービーは飛ばしたい」というプレイスタイルの方は、本作のゲームデザインとの相性が良くないかもしれません。
判断に迷う場合は、Steamのセール時に購入してみるのも一つの手です。
Steam版であれば、プレイ時間2時間以内・購入から14日以内であれば返金申請が可能なため、リスクを最小限に抑えて実際の感触を確かめることができます。
まとめ:レッドデッドリデンプション2の評価から見える名作の真価
- Metacriticメタスコア97点、IGN満点、ファミ通39/40点と、メディア評価は歴代最高水準である
- 世界累計販売本数は7,900万本を超え、歴代ゲーム売上の第4〜5位に位置する
- 主人公アーサー・モーガンのストーリーは多くのプレイヤーから「人生最高のゲーム体験」と評されている
- 前作の約4倍のマップに、発売8年後も新発見があるほどの作り込みが施されている
- 操作の重さやテンポの遅さは最大のデメリットであり、合わない人には「つまらない」と映る
- 通常版とアルティメットエディションの違いは追加ミッションとオンライン特典が中心で、メインストーリーは共通である
- レッド・デッド・オンラインは実質的にアップデートが停止しており、オンライン目的の購入は非推奨である
- PS5ネイティブ版は未発売だが、2026年中の次世代アップグレード配信が複数の情報筋で報じられている
- Steam版は定期的に75%オフセールがあり、約1,500円で購入できるタイミングが存在する
- 前作RDR1のリマスター版が次世代機向けに発売済みで、シリーズを通してプレイできる環境が整いつつある

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