フォールアウト4では銃火器が主役と思われがちですが、近接武器によるプレイスタイルも根強い人気を誇っています。
バットやナイフで荒廃した連邦を駆け抜ける爽快感は、一度味わうとやみつきになるでしょう。
しかし「どの近接武器が強いのか」「近接ビルドはどう組めばいいのか」「銃と比べてデメリットはないのか」といった疑問を抱えるプレイヤーは少なくありません。
この記事では、フォールアウト4に登場する近接武器の全体像から、最強候補のランキング、実戦で役立つビルドの組み方、そして注意すべきポイントまでを網羅的にお伝えします。
初めて近接プレイに挑戦する方も、より高みを目指すベテランも、きっと新たな発見があるはずです。
フォールアウト4における近接武器の基本知識
フォールアウト4の近接武器は、大きく3つのカテゴリに分類されます。
1つ目は刀剣類で、コンバットナイフやマチェット、中国軍将校の剣などが該当します。
2つ目は鈍器で、バットやスレッジハンマー、スーパースレッジなどが含まれます。
3つ目は格闘用具(素手武器)で、パワーフィストやデスクローガントレットといった拳に装着するタイプの武器です。
DLCを含めると、ベース武器だけで約28種類が存在しており、選択肢は非常に豊富といえるでしょう。
各武器には攻撃速度が設定されており、VERY FAST、FAST、MEDIUM、SLOWの4段階に分かれています。
攻撃速度が速い武器は一撃のダメージが低い代わりに手数で勝負でき、遅い武器は一発の威力が高い反面、隙が大きくなるという特徴があります。
また、近接武器のダメージはStrength(STR)の値に依存しているため、STRが高いほど基礎ダメージに倍率がかかる仕組みです。
銃器がPerception(PER)やステータスとの連動が薄いのとは対照的に、近接武器はキャラクターの成長と密接にリンクしている点がユニークといえます。
刀剣類の特徴と代表的な武器
刀剣類は攻撃速度がFASTからMEDIUMの範囲に集中しており、バランスの取れたカテゴリです。
代表的な武器であるコンバットナイフは、基礎ダメージこそ12と控えめながら、攻撃速度がFASTで取り回しに優れています。
ステルスプレイとの相性が良く、スニーク攻撃のダメージ倍率を活かした一撃必殺スタイルに向いた武器でしょう。
中国軍将校の剣は基礎ダメージ16、攻撃速度MEDIUMで、改造によって出血ダメージやエネルギーダメージを付与できる拡張性の高さが魅力です。
DLC「Automatron」で追加されるアサルトロン・ブレードは、電化改造を施すことで真価を発揮し、追加のエネルギーダメージが戦闘力を大きく引き上げてくれます。
Nuka-Worldで入手可能なディサイプルズ・ナイフは、基礎ダメージ20に攻撃速度FASTという高水準のスペックを持ち、DLC武器の中でもトップクラスの性能を誇ります。
鈍器の特徴と代表的な武器
鈍器カテゴリには、ゲーム中で最も高い基礎ダメージを持つ武器が集まっています。
DLCなしの環境では、スーパースレッジが基礎ダメージ40で最強の座に君臨します。
攻撃速度はSLOWですが、パークやレジェンダリー効果との組み合わせで凄まじい一撃を繰り出せるため、脳筋ビルドの象徴的な武器として多くのプレイヤーに愛されてきました。
Far Harbor DLCで追加されるポールフックは、基礎ダメージ63という全近接武器中で最高の数値を叩き出します。
バットは基礎ダメージこそ16と平凡ながら、改造パーツが非常に豊富で、素材次第で大幅な性能向上が見込める武器です。
Nuka-Worldの雑誌収集で解放される特殊改造パーツによって、バットはさらなる高みへと到達できます。
通常のスレッジハンマーは基礎ダメージ23と、スーパースレッジの下位互換に見えがちですが、序盤の入手しやすさを考慮すれば十分に頼れる相棒となるでしょう。
格闘用具(素手武器)の特徴と代表的な武器
格闘用具はBig Leaguesではなく、Iron Fistというパークの影響を受ける武器群です。
代表格のデスクローガントレットは基礎ダメージ25と高く、攻撃速度もMEDIUMで安定感があります。
パワーフィストは基礎ダメージ20、攻撃速度MEDIUMという堅実なスペックを持ち、見た目のインパクトも相まって人気の高い武器です。
Far Harborで追加されるミートフックも基礎ダメージ20と優秀ですが、格闘用具カテゴリ全体としては近接武器(刀剣・鈍器)に比べて選択肢が限られています。
Iron Fistパークの恩恵やダメージの伸びしろが、Big Leaguesほど充実していない点は否めません。
格闘用具を主軸にする場合は、レジェンダリー効果や装備との組み合わせで補う工夫が必要になるでしょう。
フォールアウト4で最強クラスの近接武器ランキング
近接武器の中でも、特に強力とされる武器は限られています。
ここではユニーク武器を中心に、総合的な戦闘力で最強クラスと評価されている近接武器を紹介していきます。
なお、評価基準は基礎ダメージだけでなく、攻撃速度、特殊効果、入手のしやすさ、改造の幅を総合的に加味したものです。
アトムズ・ジャッジメント:放射能の裁き
Far Harbor DLCで入手できるアトムズ・ジャッジメントは、多くのプレイヤーから近接武器の頂点として支持されています。
基礎ダメージ40に加えて放射能ダメージ100が上乗せされるため、合計ダメージは驚異の140に達します。
入手方法はFar Harborのクエスト「The Heretic」をグランド・ジーロット・リヒターのために完了することで、報酬として受け取れる仕組みです。
スーパースレッジをベースとした武器であるため、改造によってさらにエネルギーダメージや電気ダメージを追加することも可能です。
攻撃速度がSLOWという欠点はありますが、一撃の威力がそれを補って余りあるレベルに達しています。
人間やグールなど放射能に弱い敵に対しては、特に圧倒的なパフォーマンスを発揮するでしょう。
クレンヴの歯:マチェットに宿る古代の力
クレンヴの歯は、ダンウィッチ・ボーラーの最深部で入手できるユニークなマチェット改造パーツです。
毒ダメージと出血ダメージを同時に付与するという、非常に強力な効果を持っています。
注目すべきポイントは、クレンヴの歯の改造パーツを取り外して別のマチェットに移植できることです。
つまり、インスティゲーティング(体力満タンの敵にダメージ2倍)などの強力なレジェンダリー効果が付いたマチェットに装着すれば、ユニーク効果とレジェンダリー効果を両立させた最強の一振りが完成します。
この組み合わせはコミュニティで広く知られており、ステルス近接ビルドにおける最適解の一つとして定着しています。
DLCなしでも入手可能な点も大きな利点でしょう。
シートーシャイニースラッガーとスロートスライサー
Nuka-World DLCには、近接武器の有力候補が複数収録されています。
シートーシャイニースラッガーは、サファリアドベンチャーのクエストで入手できるユニークバットで、全近接武器の中でもトップクラスのダメージ出力を持つと評価されています。
2076ワールドシリーズバットもユニークなバットとして知られ、敵を大きく吹き飛ばすという独特の効果が痛快なプレイ体験をもたらしてくれます。
一方、スロートスライサーはNuka-Worldマーケットのショップで購入可能なディサイプルズ・ナイフで、攻撃を当てるたびに25ポイントの出血ダメージを与える効果が付いています。
攻撃速度FASTと出血効果の相乗効果により、DPS(秒間ダメージ)は全近接武器の中でも屈指の水準に達するでしょう。
店売りのため入手が容易で、レジェンダリー厳選に頼る必要がない手軽さも高く評価されています。
多くのプレイヤーが「スロートスライサーを手に入れたら他の近接武器に戻れない」と語っている点は見逃せません。
ハーベスター:タイマン無敵のリッパー
Far Harbor DLCのエコーレイク・ランバーで入手できるハーベスターは、よろめき効果が付与されたユニークリッパーです。
リッパーは攻撃速度がVERY FASTで、刃を敵に押し当てるようにして連続ヒットさせる独特の攻撃方法を持っています。
ハーベスターの場合、この高速連続ヒットのたびによろめき判定が発生するため、敵は一切反撃できない状態に陥ります。
1対1の戦闘では事実上の無敵とも言える性能で、デスクローやベヒモスのような大型の敵ですら完封できるケースが報告されています。
ただし、複数の敵を同時に相手取る場面では、背後からの攻撃に無防備になるリスクがある点には注意が必要です。
リッパー系の武器は基礎ダメージの数値が低く表示されますが、実際のDPSは連続ヒットの仕組みによって見た目以上に高いことを覚えておきましょう。
グロッグナックの斧とピックマンのブレード
DLCなしの環境で入手できるユニーク近接武器の中では、グロッグナックの斧とピックマンのブレードが双璧をなしています。
グロッグナックの斧はハブリス・コミックの建物内で入手でき、よろめき効果と出血ダメージを兼ね備えた強力な斧です。
攻撃速度がFASTであることに加え、コンバットナイフの約3倍にあたる高い威力を誇り、全近接武器の中でも上位に位置する性能を持っています。
最大威力を引き出すにはBlacksmithパークのランク3が必要ですが、投資に見合うだけのリターンが得られるでしょう。
ピックマンのブレードはピックマン・ギャラリーのクエストで入手可能なコンバットナイフで、出血ダメージが付与されています。
基礎ダメージは控えめながら、攻撃速度FASTと出血効果の相性が良く、序盤から中盤にかけて非常に頼りになる武器です。
ステルスビルドとの親和性が高く、スニーク攻撃で一撃を加えた後、出血ダメージで追い打ちをかけるという戦法が効果的に機能します。
近接ビルドの組み方と必須パーク
近接武器の真価を発揮するためには、SPECIAL配分とパーク選択が極めて重要になります。
適切なビルドを組むことで、銃器ビルドに匹敵する、あるいはそれを上回る火力を実現できるでしょう。
ここでは近接ビルドの基本的な考え方と、絶対に外せないパークを解説していきます。
SPECIAL配分の基本方針
近接ビルドにおけるSPECIALの配分は、Strengthに10ポイント、Agilityに9ポイントが定番の組み合わせです。
Strengthを最大にする理由は2つあります。
1つ目は、STRの値がそのまま近接ダメージの倍率に影響するためです。
2つ目は、STRのパークツリーにBig Leagues(ランク2)とBlacksmith(ランク4)という近接ビルドの根幹を成すパークが配置されているためです。
Agilityに9ポイント振る理由は、ランク7のNinjaとランク9のBlitzという、近接ビルドを劇的に変貌させる2つのパークを取得するためにほかなりません。
残りの2~3ポイントは、Endurance(生存力の向上)やLuck(クリティカル関連)に振るのが一般的です。
Intelligenceを最低値の1にして「Idiot Savant」パークで経験値ブーストを狙う、いわゆる脳筋ビルドの構成も根強い人気を誇っています。
この配分だとIntelligenceが極端に低くなるため、科学系の改造パークが取得できないというトレードオフが発生しますが、近接武器の改造はBlacksmithで十分カバーできるためでしょう。
Blitz+Ninjaのコンボが生む圧倒的な火力
近接ビルドを語るうえで避けて通れないのが、BlitzとNinjaの組み合わせです。
Blitzは、V.A.T.S.使用時に近接攻撃の射程を大幅に拡張するパークです。
通常であれば敵に密着しなければ攻撃できない近接武器が、離れた位置からでもV.A.T.S.を起動するだけで瞬時に間合いを詰め、攻撃を叩き込めるようになります。
まるでワープしているかのようなプレイ感覚は、多くのプレイヤーから「チート級」と表現されています。
さらに、Blitzでは距離が離れているほどダメージにボーナスが乗る仕様があるため、遠い位置からV.A.T.S.を発動した方が火力が高くなるという特徴も見逃せません。
ここにNinja(スニーク攻撃のダメージ倍率増加)を組み合わせると、ステルス状態からのV.A.T.S.ワープ攻撃で最大約24倍ものダメージ倍率が実現します。
大抵の敵は一撃で倒せるようになり、V.A.T.S.を縛った状態の遠距離武器よりも単発火力で上回るケースすら生まれるのです。
Big Leagues・Blacksmith・Rootedの役割
Blitz+Ninjaが攻撃の起点を作るパークだとすれば、Big Leagues、Blacksmith、Rootedは火力の底上げを担う縁の下の力持ちです。
Big Leaguesは近接武器のダメージを段階的に増加させるパークで、最終ランクでは2倍のダメージボーナスに加え、周囲の敵を巻き込む範囲攻撃が解放されます。
複数の敵に囲まれた際にも対処できるようになるため、近接ビルドの安定性が大幅に向上するでしょう。
Blacksmithは近接武器の高度な改造を可能にするパークです。
ランクを上げるごとに、より強力な改造パーツを武器に取り付けられるようになり、素の状態では平凡な武器も一線級の性能に引き上げられます。
Rootedは、移動せずに立っている状態でダメージと防御力にボーナスを得られるパークです。
V.A.T.S.でのワープ攻撃は「移動していない」状態として判定されるため、Blitzとの相性が抜群に良い設計になっています。
近接武器のおすすめレジェンダリー効果
レジェンダリー効果は、武器の性能を何段階も引き上げる要素です。
近接武器に付与された場合、その恩恵は銃器以上に大きくなることも珍しくありません。
ここでは近接武器との相性が良いレジェンダリー効果を、プレイスタイル別に整理して紹介します。
ステルス近接に最適な「インスティゲーティング」
インスティゲーティングは、体力が満タンの敵に対してダメージが2倍になる効果です。
ステルス近接ビルドでは初撃で一気に敵を仕留めるスタイルが基本となるため、初撃のダメージが2倍になるインスティゲーティングは最高のパートナーといえます。
Ninjaのスニークダメージ倍率やBlitzの距離ボーナスと乗算関係にあるため、最終的なダメージは凄まじい数値に到達するでしょう。
特に、インスティゲーティング付きのスーパースレッジやマチェット(クレンヴの歯改造パーツ移植)は、コミュニティで最強の組み合わせとして広く認知されています。
一方で、体力が満タンでない敵には効果が発動しないため、2撃目以降のダメージは通常通りになる点には留意してください。
高速武器と相性抜群の「フュリアス」と「フリージング」
フュリアスは、同じ敵に連続で攻撃を当てるたびにダメージが増加していく効果です。
攻撃速度がVERY FASTのリッパーやMr.ハンディ・バズブレードとの組み合わせが特に強力で、敵に押し当てるだけでダメージがどんどん膨れ上がっていきます。
フリージング(凍結)も高速武器との好相性で知られる効果で、ヒットのたびに敵を凍結させるチャンスが生まれるため、手数が多い武器ほど凍結の発動率が上がります。
よろめき効果(Staggering)も同様の理屈で、VERY FASTの武器に付与されると敵を永続的にスタンロックできる可能性が生まれるでしょう。
ハーベスターのよろめき効果がタイマン無敵と評されている理由も、まさにこの仕組みに起因しています。
汎用性の高いその他の効果
「膝壊しの」効果は、攻撃ヒット時に20%の確率で敵の脚を重傷にする効果です。
VERY FAST武器に付与されると、ヒットごとに判定が入るため高確率で敵の足を破壊でき、移動能力を奪えます。
巨大なベヒモスやデスクローの脚を壊して動きを封じるという戦法は、近接ビルドならではの醍醐味でしょう。
「出血」効果は追加で25ポイントのダメージを与えるもので、スロートスライサーに標準搭載されている効果としても知られています。
防御力を無視するダメージであるため、高い防御力を持つ敵に対しても確実にHPを削れる点が優秀です。
「騎士の」効果は、近接武器と格闘用具にのみ付与される専用のレジェンダリーで、静止時に被ダメージを15%軽減します。
ただし、戦闘中に棒立ちになるリスクの割に恩恵が小さいため、優先度はやや低いと評価されています。
近接武器を使いこなすための実戦テクニック
近接武器は単純に敵に近づいて殴るだけでは真価を発揮しません。
適切なテクニックを身につけることで、生存率と火力の両方を大幅に高められます。
ここでは実戦で役立つ具体的なテクニックを紹介していきます。
V.A.T.S.ワープ攻撃の距離管理
Blitzによるワープ攻撃は、距離が離れているほどダメージボーナスが大きくなります。
そのため、V.A.T.S.の射程ギリギリからの発動を意識することが火力の最大化につながるのです。
皮肉なことに、近接武器使いでありながら「敵に近づきすぎるとピンチになる」という逆転現象が起こり得ます。
至近距離ではBlitzの距離ボーナスが発動せず、Rootedの判定も安定しなくなるためです。
敵との間合いを適切に保ち、V.A.T.S.の射程に入った瞬間に発動するという距離管理が、近接ビルドにおける最も重要なスキルといえるでしょう。
壁や柵、段差などの障害物があるとBlitzが機能しないケースもあるため、交戦する場所の地形を事前に把握しておくことも大切です。
バフアイテムによるダメージの底上げ
フォールアウト4にはStrengthを一時的に上昇させるアイテムが多数存在しており、近接ビルドではこれらを積極的に活用することが推奨されています。
バファウト系のケミカルはSTRを直接増加させるため、近接ダメージの倍率がそのまま上昇します。
各種アルコール飲料もSTR上昇効果を持つものが多く、戦闘前に服用することで目に見えて火力が向上するでしょう。
特筆すべきはヤオ・グアイのローストで、本来は近接ダメージが10増加する効果ですが、実際には210増加するという報告が広く知られています。
バグによる挙動と見られていますが、修正されていない状態が長期間続いており、近接ビルドの火力を大幅に引き上げる要素として活用されているのが実態です。
パークがまだ揃っていない序盤こそ、これらのバフアイテムの恩恵は大きくなります。
FPS/TPS切り替えによるモーションキャンセル
近接武器には攻撃後のフォロースルーモーション(振り終わりの隙)が存在し、この隙が連続攻撃のテンポを落とす原因となっています。
この隙を解消するテクニックとして、FPS(一人称視点)とTPS(三人称視点)の切り替えを利用したモーションキャンセルが知られています。
具体的には、攻撃がヒットした瞬間に視点を切り替えることでフォロースルーをキャンセルし、すぐに次の攻撃に移行できるという仕組みです。
テンポよく切り替えを繰り返すことで、通常よりも高速なラッシュを叩き込めるようになります。
ただし、インファイト状態で敵の攻撃を挟まれるとコンボが途切れてしまうため、一定のリスクは伴います。
パワーアーマー着用時は両手武器の振りが速くなる仕様もあるため、パワーアーマーとの併用でさらなる連撃速度を追求することも可能でしょう。
近接武器プレイにおける注意点とデメリット
近接武器ビルドには多くの魅力がありますが、銃器ビルドと比較した際の弱点も明確に存在します。
これらのデメリットを事前に把握しておくことで、対策を講じたうえで快適なプレイが実現できるでしょう。
序盤から中盤にかけての火力不足
近接ビルド最大の弱点は、パークが揃うまでの火力不足です。
BlitzやNinjaといったビルドの核となるパークの取得にはレベルが必要であり、序盤は満足なダメージが出せない場面が続く可能性があります。
銃器ビルドであれば、良い武器を拾うだけでそれなりの火力が確保できますが、近接武器はパーク、STR、バフアイテムの三位一体が揃って初めて本領を発揮する設計になっています。
序盤を乗り切るためには、バファウトやアルコールなどの消耗品を惜しみなく使い、一時的にSTRを底上げする立ち回りが重要です。
また、早期にグロッグナックの斧やピックマンのブレードといった強力なユニーク武器を回収しに行くルート計画も有効でしょう。
遠距離攻撃と自爆系の敵への対処
近接武器は射程の短さが宿命であり、遮蔽物に隠れて射撃してくるタイプの敵には接近自体が困難です。
タレットや屋根の上のスナイパーに対しては、Blitzのワープ攻撃で対処可能な場面もありますが、間に障害物がある場合はワープが発動しません。
最も危険なのがスーパーミュータント・スーサイダーで、ミニニュークを手に持って突進してくるこの敵に至近距離で接触すると即死級のダメージを受けます。
近接ビルドは敵との距離が近いため、自爆に巻き込まれるリスクが銃器ビルドよりも格段に高いのです。
スーサイダーの右手に光るミニニュークをV.A.T.S.で狙い撃つことで遠距離から誘爆させるという対策もありますが、これは銃器の力を借りる必要があります。
完全な近接縛りプレイでは、スーサイダーの接近を察知した瞬間に距離を取るという判断力が求められるでしょう。
DLCへの依存度が高い
近接武器の最強候補であるアトムズ・ジャッジメント、ハーベスター、スロートスライサー、ポールフック、シートーシャイニースラッガーは、いずれもFar HarborかNuka-WorldのDLCに収録されている武器です。
DLCなしの環境では、スーパースレッジ、グロッグナックの斧、クレンヴの歯あたりが上限となり、選択肢も火力の天井も大幅に制限されます。
近接ビルドを最大限に楽しみたい場合、DLCの導入はほぼ必須といっても過言ではないでしょう。
シーズンパスやGame of the Year Editionであれば全DLCが含まれているため、購入時に検討しておくことをおすすめします。
近接武器の改造とカスタマイズのポイント
近接武器は銃器ほど改造の種類が多くないものの、適切な改造を施すことで性能が大きく変化します。
改造によって付与できるダメージタイプや追加効果を理解しておけば、武器選びの幅も広がるでしょう。
改造に必要なパークと素材
近接武器の改造は、主にBlacksmithパークのランクに依存しています。
ランク1では基本的な改造が可能になり、ランク2で中級、ランク3で上級の改造パーツにアクセスできるようになります。
一部の改造(電化やプラズマ化など)にはScience!パークが求められるケースもあり、近接ビルドでIntelligenceを低く抑えている場合は選択肢が制限される点に注意が必要です。
改造素材としては、鉄、ねじ、接着剤、回路といった一般的なジャンク素材が使われます。
中でも接着剤と回路は消費量が多く不足しがちなため、日頃からジャンク収集を怠らないようにしましょう。
バットやスレッジハンマーは改造パーツの選択肢が豊富で、ブレード付加、鎖巻き、ロケットブースターなど多彩なバリエーションから性能をカスタマイズできます。
刀剣類の改造で追加できるダメージタイプ
刀剣類の改造では、主に出血ダメージ、エネルギーダメージ、電気ダメージの3種類が追加可能です。
出血ダメージは敵の防御力を無視して持続的にHPを削る効果があり、高防御の敵に対して有効に機能します。
電気ダメージを付与する電化改造は、中国軍将校の剣やアサルトロン・ブレードで特に効果的で、ロボット系の敵に対してボーナスダメージを期待できるでしょう。
シシケバブは基礎状態で物理ダメージ13と炎ダメージ13を合わせ持ち、改造によって炎ダメージをさらに引き上げることが可能です。
サーガスアイアンワークスで入手できるこの武器は、刀剣カテゴリでは最高峰のダメージを誇ります。
改造の方向性は、自分のビルドや想定する敵の種類によって使い分けるのが最善でしょう。
鈍器の改造とバットの特殊パーツ
鈍器の改造は、主に打撃力の強化とスタン効果の付与に焦点が当てられています。
バットは改造の幅が特に広い武器で、チェーンラップ、有刺鉄線、釘バット、アルミニウム加工など多くの選択肢が用意されています。
Nuka-World DLCでは、マガジン「スラッガーズ・ルール」を収集することでバットに専用の強力な改造パーツが追加されます。
ワールドシリーズロケットバットの改造パーツはその最たる例で、2076ワールドシリーズバットの吹き飛ばし効果を通常バットに付与することが可能です。
スーパースレッジの改造ではヒーティングコイルが定番で、追加の炎ダメージによって総合火力を底上げできます。
鈍器全般に共通する傾向として、一撃の重さを活かすための改造が中心となっており、攻撃速度を向上させる改造パーツは存在しない点は覚えておきましょう。
入植者への近接武器活用と応用テクニック
近接武器はプレイヤーキャラクターだけでなく、入植者やコンパニオンに持たせることでも独自のメリットを発揮します。
意外と見落とされがちな活用法を知ることで、拠点防衛の効率も向上するでしょう。
入植者に近接武器を持たせるメリット
入植者はProtected属性を持っているため、HPが0になっても戦闘不能にはならず、しばらくすると復帰して再び戦い始めます。
この仕様と近接武器の組み合わせは非常に相性が良く、入植者は倒れても何度でも立ち上がって敵に殴りかかり続けるのです。
銃器を持たせた場合、弾薬の供給が必要であることに加えて、農作物や建造物への誤射が発生するリスクもあります。
近接武器であれば弾薬は不要で、誤射の心配も皆無です。
農業担当の入植者にはマチェットやバットを渡しておくと、襲撃時に畑を守りながら戦ってくれる頼もしい存在になるでしょう。
コンパニオンとの連携と近接武器の相乗効果
近接ビルドのプレイヤーがコンパニオンに銃器を持たせると、遠近のバランスが取れたパーティ構成になります。
逆に、コンパニオンにも近接武器を装備させて突撃隊を結成するというプレイスタイルも独特の面白さがあるでしょう。
ストロングやケイトといった近接戦闘が得意なコンパニオンであれば、近接武器を持たせることで本来の戦闘AIが活かされます。
Lone Wanderer(一匹狼)パークはコンパニオンを連れていない状態でダメージと防御力にボーナスを得られるため、ソロ近接ビルドでは必須級の選択肢です。
コンパニオンとの連携を取るか、一匹狼で火力を追求するかは、プレイヤーの好みとプレイスタイルによって判断が分かれるところでしょう。
近接武器MODで広がるプレイの可能性
PC版を中心に、近接武器関連のMODは非常に活発にリリースされ続けています。
バニラでは実現できないプレイ体験を提供するMODの存在は、近接ビルドの魅力をさらに拡張してくれるでしょう。
人気の近接武器追加MOD
Fallout4 Mod データベースやNexus Modsでは、日本刀、大鎌、ライトセーバー風の武器、チェーンソーなど、バニラには存在しない多彩な近接武器MODが公開されています。
中でも日本刀系のMODは日本語コミュニティで特に人気が高く、専用のモーションやエフェクトが追加される高品質なものも存在します。
2025年から2026年にかけても新規MODのリリースは続いており、コミュニティの活動は衰えを見せていません。
FN FALやククリマチェットといった現実の武器をモデルにしたMODも人気で、リアリティのある戦闘体験を求めるプレイヤーに支持されています。
戦闘システムを改善するMOD
武器を追加するだけでなく、近接戦闘のシステムそのものを改善するMODも充実しています。
全ての片手武器にナイフ用のアニメーションを適用し、攻撃速度を高速化するMODは、V.A.T.S.に頼らないリアルタイム近接戦闘を楽しみたいプレイヤーに好評です。
「Cross Blades」に代表される戦闘モーション改善MODは、近接攻撃のモーションを全面的に刷新し、よりダイナミックな戦闘体験を提供してくれます。
近接武器のダメージバランスを調整するリバランスMODも存在しており、バニラでは不遇とされる武器にも活躍の場を与える設計になっているものが人気を集めています。
MODの導入はPC版が最も自由度が高いものの、PS4/PS5やXboxでも一部の近接武器MODが利用可能です。
まとめ:フォールアウト4の近接武器で連邦を制覇しよう
- フォールアウト4の近接武器は刀剣類、鈍器、格闘用具の3カテゴリ、DLC含め約28種類が存在する
- ダメージはStrengthに依存しており、STR10への全振りが近接ビルドの基本である
- Blitz+Ninjaの組み合わせにより、V.A.T.S.ワープ攻撃で最大約24倍のダメージ倍率を実現できる
- 最強クラスの近接武器はアトムズ・ジャッジメント、クレンヴの歯移植マチェット、スロートスライサーなどである
- DLCなし環境ではスーパースレッジとグロッグナックの斧が近接武器の上限となる
- レジェンダリー効果はステルス型ならインスティゲーティング、高速武器ならフュリアスが最適である
- 序盤はパーク不足で火力が出にくいため、バファウトやアルコールなどのバフアイテムで補う必要がある
- 弾薬を消費しない点は近接武器の隠れた強みで、サバイバルモードでは特に恩恵が大きい
- スーサイダーなどの自爆系の敵や、遠距離から射撃してくるタレットへの対処が明確な弱点である
- 2026年現在もMODコミュニティは活発で、武器追加や戦闘システム改善のMODが継続的にリリースされている

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